写真の産状の歯化石を採取しました。






見えている長さ5mmの小さな歯化石です。
母岩付近に細かい線条が見えます。


クリーニングしました。
残念ながら母岩の中には、ほとんど歯化石は隠れおらず、見えていた部分しかありませんでした。


舌側面と思われる面です。
歯の表面にブツブツが 見えます。



唇側面と思われる面です。
やはり表面にブツブツが見られます。


先端だけの部分化石ですが、これまで採取したことの無い歯化石を採取しました。

Unknown (the Futaba group, Fukushima)




(以下、1月20日に追記しました。)
表面の状態を観察しやすい様に背景を変えて撮影しました。

唇側面と思われる面です。


全体にブツブツがあることがわかります。

また、写真右側下部を拡大して見ると



明瞭な線条が見られます。

露頭に打ち込んだタガネの近くにサメの歯化石が…


四分五裂してしまい、露頭に飛び散りました。

血眼で露頭の瓦礫の中を探し、回収に努めました。



掘り出した岩に歯根の一部が残り、後は飛び散りましたが何とか回収できました。

補修、クリーニングを行ったところ…

運良く、ほぼ完形にまで修復できました。


舌側面です。


唇側面です。
唇側面側には小さな欠落が見られます。やはり、砕いてしまうとこうなりますね。
サイズは高さ20mm、幅23mmで、これまでに採取した中では大型です。



良く見てみると…
側咬頭に特徴が…先端が分岐してます。


唇側面の向かって右(近心)側の側咬頭を拡大してみると

三つに分岐しています。


左(遠心)側は

二つに分岐しています。

これらは、種の違いではなく、個体変異の範疇だと思われます。


このサメの歯化石もクレタラムナの仲間だと思いますが、歯根の形状などから、Cretalamna appendiculataではないと推測しています。

Cretalamna sp. (the Futaba group, Fukushima) 


写真の産状の化石を採取しました。




咬頭の先端が岩から覗いています。
あれ…!?
良く見てみると、咬頭のエッジ(切縁)にギザギザ(鋸歯)があります❗️
これは、またまた産出頻度の高くない スクアリコラックスでは…期待が膨らみます。

慎重にクリーニングを開始しました。


咬頭が露出しました。スクアリコラックスで間違いないと思われます。

クリーニングを続け…



向かって左側に欠損が見られますが、右側は歯根も残っており、切縁全体に明瞭な鋸歯が確認できます。高さ18mm、幅10mmのスクアリコラックスの歯化石です。

角度を変えて撮影しました。歯根が見やすくなりました。


Squalicorax sp. (the Futaba group, Fukushima)

岩から外しました。



舌側面です。



唇側面です。



欠損していますが、11月に続いて珍しい化石を採取することができました。

今年もご覧頂きありがとうございました。
年内はこの記事でお開きです。
良い年をお迎えください。

クリスマスですね。



クリスマスの飾り付けに球果が使われることがありますね。

そこで…



中生代白亜紀後期の球果を…




球果の断面でしょうか?





球果が押し潰されて化石になったと思われます。

こんな球果がなっていた木々の樹液が…





化石化してコハクになるのですね。







丸い形のものが多いのですが、四角いコハクが採取できました。矢印の先の岩のくぼみにはまっていました。



球果化石は、この産地では産出頻度はあまり高くないと思います。


写真の産状のサメの歯化石を採取しました。



鋸歯が見えます。



クリーニングを開始しました。


母岩から外した直後に撮影したものです。歯根も残った保存状態の良い化石です。
スクアリコラックスでした。

舌側面です。


唇側面です。
Squalicorax sp. (the Futaba group, Fukushima)

久し振りのスクアリコラックスでした。






更に写真の産状の貝化石を採取しました。


アンモナイトの肋のようにも見えますが、三角貝の仲間のヤーディアです。


クリーニングしました。


Yaadia kimurai (the Futaba group, Fukushima)

殻頂も確認できる、この産地にしては保存状態の良いヤーディアが採取できました。