双葉層群の化石産地で、3種のアンモナイトの化石を採取しました。全て部分化石ですが、同定に耐えうる化石でした。




1つめは

一巻分しかありませんが、ユーボストリコセラスで、長径25mm、短径20mmです。
肋が綺麗に残っています。一番上の一巻だと思います。

Eubostrychoceras sp. (the Futaba group, Fukushima)




2つめは
左右幅40mmで、肋が3本しか確認できませんが、肋の形状や縫合線から、アナゴードリセラスだと思われます。断面に気室跡が確認できます。 

Anagaudryceras sp. (the Futaba group, Fukushima)




3つめは
左右約50mm程度の部分化石ですが、写真右側の肋に複数の突起が見られます。

肋と突起が見られるよう角度を変えて撮影しました。

主肋と細肋が確認できます。


主肋上に複数の突起が確認できます。


これらの形状はハイファントセラスの特徴です。ハイファントセラスはこの産地ではほとんど産出記録がない非常にレアなアンモナイトです。
ごく一部しかない部分化石ですが、嬉しい!


Hyphantoceras sp. (the Futaba group, Fukushima)



双葉層群の化石産地で、露頭から岩を剥がしたら、写真の化石が出てきました。

高さ10mm、幅23mmの琥珀です!
この産地では、琥珀は時々産出しますが
米粒以下の小さいものがほとんどです。これだけ大きなものは非常にレアです!
(大型の琥珀が産出する産地もありますが、この産地ではほとんど出ません。)



露頭側にも相方が残っており、これも回収出来ました。



一緒に撮影しました。


どの位母岩に埋まっているか… 



琥珀自体が脆いので、慎重に母岩の一部を削って行きました。
かなり深く埋まっていました。
思ったより、大きいようです!

以前、琥珀の学名はSuccinateと言いましたが、間違ってました。学名は無いようです。
ここでは、Amberとしておきます。

Amber (the Futaba group, Fukushima)

透明度も高く、色も綺麗な琥珀が採取できました。嬉しい!


かなり以前、双葉層群の化石産地で写真の歯化石を採取していました。
硬骨魚類の歯化石だと思われますが、これまでうまく撮影できず、ブログにアップできませんでした。

が…


かなり拡大してもピントが合うようになりました。
高さ1.8mm、長径4.6mm、短径3.7mmです。


この歯化石は接合面の凹凸の形状に特徴があるのですが、接合面に丸みがあり、撮影を難しくしていました。しかし、これもかなり綺麗に撮影できました。
接合面真上から撮影しました。



接合面斜め上から撮影しました。
接合面中央部に凹みがあり、その周りに放射状に凹みが広がっています。


これまで硬骨魚類の歯化石はいくつか採取していますが、接合面がこのようになっているものは、初めてです。


同定は控えます。

Unknown (the Futaba group, Fukushima)





かなり遅れて「深度合成」を知りましたが、それ以来、採取した化石の撮影に活用し、全体にピントの合ったサメの歯化石の写真が撮れるようになりました。


これまでは、コンパクトデジタルカメラを利用していました。

コンパクトデジタルカメラTG4のカメラ内蔵の深度合成機能を使って撮影していました。
これで、全く満足していたのですが…

深度合成について調べて見ると、

ミラーレス一眼デジタルカメラ+マクロレンズがあれば、もっとクリアな写真が撮れることが分かり、


妻ともよ〜く相談し
調達してしまいました!
OM5+60mmマクロレンズです!

比較写真を撮影してみました。

被写体は高さ10mm、幅8mmのCarcharias属のサメの歯化石です。10円玉と比べると、とても小さいことがわかります。


これを両方のカメラで撮影します。


まずは、TG4で撮影した写真です。
これでも、十分綺麗に撮れていますが…


OM5で同じサメの歯化石を撮影しました。
咬頭の先端まで綺麗に撮れていて、咬頭下部の線条も写っています。(先端が削れているのもハッキリわかってしまいます!)
特に、歯根の質感も実物に忠実に再現できています。凄い!




最近、なかなか保存状態の良いサメの歯化石が採取できていませんが、採取できましたら、新しいカメラを最大限活用したいと思っています!





双葉層群の化石産地で、魚鱗化石だ!と思い、露頭から剥がしたら、その脇にアンモナイトが出てきました!

お得感満載です!



裏側からも確認できます。


魚鱗化石には申し訳けないと思いつつ、アンモナイトをクリーニングしました。



写真の左右幅20.2mmのエゾイテス属のアンモナイト化石でした。

Yeoites sp. (the Futaba group, Fukushima)

更に、2種の異なるアンモナイトも採取できました。

ひとつめは
径14mmの小さなアンモナイト化石です。


側面を撮影しました。肋の形に特徴があります。
同定は…控えます。と言うか、分かりません。(泣)



ふたつめは
写真の左右幅40.8mmの部分化石です。表面に肋は見られず平坦ですが、側面に規則正しく並んだ突起が見られます。
このタイプのアンモナイトはこれまで採取したことがありません。

このアンモナイトも…分かりません。(泣)


残念ながら後半2つは、同定も出来ませんでしたが、珍しい(と思われる)アンモナイトを採取することができました。
同定できましたら、追記したいと思います。