自身の心的エネルギーの状態を分かりやすく示してくれるバロメーターの一つが、「書店に並ぶ様々な本を手に取ってみたい、買いたいと思うかどうか」である。

メンタル不調のときはそもそも書店に行く気もしないし、仮に行ったとしてもいろいろ見て回る気力が出ない。これは分かりやすい話だが、書店に行こうと思える程度の状態でも、いざ行ってみると、並んでいる本に食指が伸びなかったり、手に取っても気持ちが乗ってこないとか、じきに疲れてくるといったことがある。それによって、エネルギーが不足していることが分かるのである。そうかもしれないと思いながら書店に行っている場合は、想定内のことなのであまり問題はないのだが、もう大丈夫だろうと思っていたり、そもそも認識していないような場合には、残念感や軽いショックがある。そうなると、そこからマイナス方向に落ちていくこともあるのだが、そうなったとしても、現実を正しく把握できることのメリットは大きくて、あたかも体温を図るかのように書店に行くこともある。

一昨日、出張からの直帰中に、ふと思い立って手前の駅で下車し、なじみの書店に立ち寄った。エネルギー状態を確認しようと考えたわけではなく、自然な行動だったのだが、新書コーナーで、あの本もこの本も、という気持ちになった。一時は6冊も手にしたが、カバンに入り切らなさそうだと思って、4冊に絞ったのだが、そのときになって、これはエネルギーがかなり回復しているのだ、と思い至り、嬉しさを感じた。
このところ、気持ちをネガティブにさせるイヤな刺激をスルーし、気持ちの切り替えにも努め、併せて、先々の楽しみなことを意識するようにした結果、確かに落ち込み場面は大きく減っていたという実感・手応えがあったのだが、さらにエネルギーも回復していたことが分かったのである。

このやり方がベストかどうかは分からないが、一定の効果があることは間違いない。それが見えたことは収穫であり、前進である。
まだまだエネルギーの水準は低いが、これを本格回復への第一歩とし、回復につながる効果的方策を探っていきたい。もちろん、結果を焦ってはいけないが。