この記事は
「私たちの馴れ初め① 」
「私たちの馴れ初め② 」
「私たちの馴れ初め③ 」
「私たちの馴れ初め④ 」
「私たちの馴れ初め⑤ 」
「私たちの馴れ初め⑥ 」
「私たちの馴れ初め⑦
」
「私たちの馴れ初め⑧ 」
「私たちの馴れ初め⑨ 」
「私たちの馴れ初め⑩ 」
「私たちの馴れ初め⑪ 」
「私たちの馴れ初め⑫ 」
の続きです。
あと2回で終わらせたい(切望)。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
のりこの好きな人とは?
えっとねぇ~
彼とはぁ~、コンパで知り合ったんだけどぉ~、
(なぜギャル口調?(・・;))
とにかく、顔がカッコイイの!好みなの!どストライクなの!
体格もがっしりしてるし、そしてなによりお金持ち
同年代なのに、マンション持ってて
そこに1人で住んでるんだって~(親のらしいけど。)
正直、向こうは私にあまり興味を示していなかったんだけど、
少し強引?に誘ってみたら、二人で食事ってことになって・・・
これは超・素敵な彼氏ができるチャーンス
こんなチャンスが、私の人生にめぐってくるとは・・・生きてて良かった
神様ありがとう(。-人-。)
というわけで、毎日アイドル追っかけまわしているような
キモヲタと付き合ってる場合じゃないんだよ。( ゚д゚)、ペッ
(あ、あなた今、全国のヲタを敵にまわしましたね?)
あんなヒョロヒョロしたもやしみたいな男と付き合ってる場合じゃないんだよ。( ゚д゚)、ペッ
(あ、あなた今、全国のもやしみたいな男を敵にまわしましたね?)
というわけで、超好みのタイプ・T君とのデート当日。
気分はてんやわんやで待ち合わせ場所である新宿東口へ向かった。
もちろん、ヲタ夫とのデートとは違い、10分前行動で目的地に到着。
ふぅ・・・暑いι(´Д`υ)
夕方とはいえ、夏の日差しが残るその日は予想以上に暑かった。
け・・・化粧崩れてないかな(・_・;)
日陰を探してみるも、あんまり目立たないところにいると
会えないかも・・・なんて考えてしまい、移動もできず。
仕方なく、端にある金属の柵に腰をかける。
熱!!( ̄□ ̄;)
金属の柵は、日中に夏の日差ざしをたっぷりあびて、
熱々になっていた。
仕方が無い・・・
ハンカチを、お尻に敷いて座る。
でもまだ熱い・・・。スカートが焦げそうだ。
暑さと熱さに絶えつつ待つ。
しかし、
待ち合わせの時間の時間になってもT君が現れる気配はない。
遅れているのかな?
で、でも、ほら!
好きな人を待つ時間も、楽しいしね!ね?
それがデートの醍醐味よね!ね?
座るポーズなんかにも気を使い、鏡で化粧崩れをチェックしつつ待つ。
10分後。
まだこない。
でもって
・・・・・・・・・・・・やべぇ。
待つのって、全然楽しくねぇ。
超・暇。
超・つまんねぇ。
そんな私の耳に、隣の女子高生二人組みの会話が飛び込んできた。
女子高生A「昨日テレビで宇宙と交信するって番組やってたの、見た~?」
女子高生B「え~そんなのやってたの~?」
女子高生A「なんか、空に向かって電波とか送って、通信をしようとすんの。
私思うんだけどさ~。用もないのに、呼んだりしたら、宇宙人とかマジ怒んないのかなって。」
女子高生B「だよね、普通怒るよ。
じゃあその番組、マジ、ヤベーじゃん。地球、明日あたり襲撃されんじゃね?」
女子高生A「だよね~。用もないのに呼ぶとか、マジやべーから。」
宇宙人と交信・・・そんな怪しい番組、真剣に信じて、心配して・・・
面白すぎる!ヽ(゜▽、゜)ノ
さらに、彼女達の会話は続く。
女子高生B「私さ~、夜中の2時ぐらいにテレビショッピングやってたから、見てたんだけどぉ~。
アブなんとかっていう、運動グッズ?紹介してて、超・欲しくなって~。」
女子高生A「あ~知ってる。腹がへっこむってやつでしょ~?」
女子高生B「そうそう。最近、マジ腹やべぇから~。
で、注文しようと思って、携帯を手にとったんだけど~
深夜の2時とか、注文うけてるわけなくね?
コールセンターに人がいるわけなくね?
だから、電話しなかったんだぁ。」
女子高生A「かける前に気が付いてよかったじゃん。
かけてたら、マジ恥だから。
”常識の無い女子高生”的な話になっから!」
女子高生B「だよね。マジやべーやべー。ぎゃはは。」
いやいやいやいや、
番組流している時点で、注文受けてるから!
コールセンターに人、いるにきまってるから!
あまりの面白さに、女子高生の方へジリジリと近寄っていく。
でも、位置を変えるとお尻が熱い!
でも、女子高生の会話を聞きたい!
ふと気が付くと、女子高生達は、ニットを腰にまいていた。
(状況が理解してもらえないかもしれないから補足と思って書いた絵が
更にひどくて理解しがたい件。)
あれをやっているから、彼女達は暑くないんだ・・・。
でも社会人である私がそれをやっちゃダメよね。
やっちゃダメよね・・・いつT君が来るかわからないしね。
やっちゃ・・・・ダメ・・・よね?
そうは思いつつ、30分以上待たされていたことで完全に緊張の糸が切れていた私は
暑さと女子高生の会話を聞きたい欲求に負けて、
”T君がきたら、見つからないように速攻はずそう。”
と浅はかに考え、カーディガンを腰に巻いていると、
T君「えっと・・・のりこさん?」
あ・・・・・・・・・・・
T君・・・・・・( ゚ ▽ ゚ ;)。
ガッツリ巻いている姿を見られた・・・。
私「こん・・・にち・・・わ。」
T君「・・・・・・・・・・なんで、カーディガン腰に巻いてるの?」
私「あ、手すりが熱くて・・・・・・・・・・・・。」
T君「でも、まかなくてもよくない?」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
二人の間に気まずい沈黙が流れる。
しかし、私は心の中で思っていた。
たしかに、こんな格好をしていた私が悪いけど
30分以上も遅刻して、最初の言葉がそれなの?!(-""-;)
軽く沸沸とはらわたが煮える。
が・・・・・!
こんなことで怒っちゃ駄目だよね~(^~^)
だって、彼は超カッコイイんだから(´▽`)
気を取り直して、早速食事をすることに。
お店の選別は私が予め行っていた。
男子にお願いするのが普通かもしれないけど、誘ったの私だし・・・。
といっても、居酒屋しかしらないから、少しおしゃれな居酒屋をチョイス。
店に一歩はいるや否や、
T君「なんか、暗くない?この店、大丈夫?」
ちょ・・・・・・!
早速、もんく?!
イラッ(-""-;)
いやいや、だめよ!のりこ!
だって、彼はハンサムでお金持ちで!!
だから・・・!だからっ・・・!
私「で、でも!最近の居酒屋ってほら。
結構、暗い店多いよね~。」
堪えながらフォロー。
席について注文。
私「とりあえずビールでいい?」
T君「え?オレ、ウーロン茶。」
・・・・・・・・・・T君は下戸らしい。
私「・・・・・じゃあ、私もウーロン茶・・・。」
飲みたい気持ちを堪えつつ、ソフトドリンクを注文。
飲み物、食事が運ばれて、会話がスタート。
で、長くなるのでまとめますと。
【結論】
会話が全然盛り上がりませんでした。
頑張ったの。超、頑張ったの、私。
会話もめちゃめちゃ用意して、彼の話にはオーバーリアクション気味に応えたの。
何を言われても、レッドカーペットの客かってぐらい満点大笑いしたの。
でも、なんていうか。
相手の反応・・・薄っ。
全然、楽しそうじゃないT君。
まぁ、あっちが私なんぞを相手にしていないだけなのかもしれないけれど。
それにしても、もう少し盛り上げる努力をしようよ?
人の話は聞こうよ?
会話の時は顔を見てよ~~~~!!( ̄へ  ̄
結局、2時間でお開きに。
ひとりトボトボ帰りながらむなしさが募る。
その空しさは、イケメンと付き合うことが出来なかった空しさではない。
人間の本質を見抜けていない自分への空しさ。
見た目やお金を持っているかどうかなんていう、つまらないことで判断していた自分の浅はかさ。
そして、遅刻をして待たされること。
好きな相手に無下にされること。
つらいことだったんだと、自分が体験してみてやっと気が付くおろかさ。
自然と涙がこぼれた。
帰り道、私の心の中心にいるのは
T君ではなく
ヲタ夫だった。
うひょー。
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次回、最終回。(予定)
フィギュア、真央ちゃんにやられました。
涙でました。
心がゆすぶられました。
採点方法については、軽く夫婦喧嘩になり軽く険悪になりました。