この記事は
「私たちの馴れ初め① 」
「私たちの馴れ初め② 」
「私たちの馴れ初め③ 」
「私たちの馴れ初め④ 」
「私たちの馴れ初め⑤ 」
「私たちの馴れ初め⑥ 」
「私たちの馴れ初め⑦
」
「私たちの馴れ初め⑧ 」
「私たちの馴れ初め⑨ 」
「私たちの馴れ初め⑩ 」
「私たちの馴れ初め⑪ 」
の続きです。
あまりの長さに脱落者多数。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私は思っていた。
出会って1ヶ月ぐらいから、”好きだ、好きだ”と言ってきて
私のこと、たいして知っているわけでもないのに、”好きだ、好きだ”と言ってきて
奴は、おかしい!!・・・と。
これって多分、
私のことが好きなわけじゃなくて、
私に勝手に当てはめた偶像を好きなんじゃない?と。
アイドルが好きな彼は、
相手の中身なんか知る由もなく好きになる、そういう性分なんじゃないか。
私のことも、そんな感じで好きだと言っているだけじゃないか、と。
それに加えて、大学4年間、友達も何もいない、女性とももちろん触れ合えない状態でいたもんだから
久しぶりに、女性(私)と会話して、テンションが上がり
それを恋だと勘違いしているだけなんじゃないか、と。
それならば、
あらゆる手を使って
嫌いになっていただきましょう。(`∀´)ヒヒヒ
あなたにとって、アイドルはいいものかもしれないけど、
生身の女性は、たいしていいものじゃないと
わからせてやろうじゃないか。(`∀´)ケケケ
そう。
私が”1週間を限定に付き合おう”と申し出たのは
”1週間で、嫌いになってもらおう”と思ったからだった。
嫌いになってもらうために、いくつか作戦を練った私。
そして、デート当日。
約束の時間
・・・・・・・・・から、たっぷ~り1時間以上遅れて家を出る。
クックックッ いくらなんでも1時間以上待たせたら、イヤになるでしょう。
もしかして、もう怒って帰っているかも・・・。クックックッ
その頃。
待ち合わせ時間の30分以上前から待っていたヲタ夫。
ワクワク ワクワクo(^▽^)o
のりこさんとデート♪
どこにいこうかな、なにをしようかな♪
どんな髪型でくるのかな、どんな服でくるのかな♪
1時間以上待っているにもかかわらず
テンションは下がるどころか上がっていく一方だ。
そう・・・オタクであるヲタ夫は
アイドルイベントなどで、待たされることに非常に慣れており、
それに加えてM体質のため、むしろ待たされることを好んだりするのだ。
そんなこととは露知らず、待ち合わせに到着したのりこ。
あれ?普通に待ってる~?
特にイライラする様子もなく、超普通、
いや、むしろ楽しそうに待ってる~!
私「お、おまたせ(^▽^;)」
ヲタ夫「あ、のりこさん!
えっと、とりあえず、これからどこいこうか?(≡^∇^≡)」
怒る様子もなければ、責めの言葉の一つもない。
な・・・なんで怒ってないの?!( ̄□ ̄;)!!
遅刻してきたくせに、逆に焦るのりこ。
もしや、作戦失敗?(・_・;)
いやいやいやいや、
でもここは、焦らずに第二の作戦に映ろうではないか。
私「えっとね、私、洋服見に行きたいんだ~。」
私の第二の作戦とは
ショッピングに付き合わせること。
男性は大抵、女性のなが~い買い物が嫌い、なはず。
2,3時間も付き合わせれば、飽きてうんざりするでしょ。
本当ならば、荷物もちとかさせられればベストなんだけど。
プリティーウーマンの映画で
ジュリア・ロバーツがロデオドライブのお店でたくさんショッピングをした時に
うしろで山のように荷物を持たされたボーイ・・・あんな風にしてやりたいけど・・・
(あれって、女性の夢ですよね?)
あんなに何かを買う経済力がなく、2、3着しか買えないのでムリだな・・・。
スーパーの買い物ならできるかもだけど(-_-)
そんなことを考えながら歩いているとデパートに到着。
早速、婦人服売り場に行くと、
そこにはありえない光景がまっていた。
ヲタ夫「うわ!この洋服かわいいよ!」
ヲタ夫「先月号のnonnoに載ってたのに似てる。」
ヲタ夫「JJよりCancamの方が、雰囲気がやわらかいよね。」
あちらこちらのショップに入り、嬉々として女性の服を選ぶヲタ夫。
な・・・なんで?!
オタクのくせに、超ファッションに詳しいんですけど?!
予想が大きく外れて慌てるのりこ。
そう・・・ヲタ夫は男性誌のアイドルグラビアだけではあきたらず、
かわいいモデルをチェックするために、
女性ファッション誌もチェックしている一つ上の?オタクだったのだ。
それに加えて、アイドルの洋服を頻繁にチェックしているために
女性のファッションに非常に敏感だったという・・・。
・・・・・・・・・・・・。
作戦が完全に失敗に終わり、やる気をなくすのりこ。
私「ねぇ・・・・・・・もう、私の洋服はいいから、移動しようよ・・・。」
ヲタ夫「え?!なんで?!(ノ゚ο゚)ノ
もっと見たいんだけど。
ほら、上の階もヤングカジュアルだしね。」
・・・・・・・・・・。
着る本人よりも必死に女性服を選ぶ。
この人のやる気・・・いったいどこから来るものなんだろう?
こうなったら第三の作戦に出るしかない。
私「ねぇ、ねぇ、今度はさ、
ヲタ夫君の洋服を見に行こうよ。」
私の第三の作戦。
それは、
「逆に男の買い物には無関心。」
これどう?とか言われても
「どうでもよくない?」と、適当に面倒そうに答えてやるのだ。
ククク。これはかなり嫌な女だ。
私「ほら、5階が男性服売り場だって~。」
何気なく誘導しようとすると
ヲタ夫「はぁ?
男の服とか
うでもいいんだけど(-""- )。」
拒否されたー!
私「いや、でも、ほら。
ヲタ夫君の洋服、選んであげるよ?(^o^;)」
ヲタ夫「オレの服とか
どうでもいいから(。・ˇдˇ・。) 」
やっぱり拒否されたー!
ヲタ夫「それよりも、女性服みようよ。
あ、このシャツ、かわいいなぁ。ヘ(゚∀゚*)ノ」
相変わらず、女性服を見ながらにやつくヲタ夫。
もう・・・ムリ。
この人に嫌われるとか、ムリ。
一般の感覚からずれていることに加えて、
超ボジティブシンキングのドM。
「あんたなんか嫌いよーっ!!このキモヲタが!」
とか言い放ってビンタを食らわせたとしても
「もっと叩いて。ハァハァ」
とかいいかねないし
「本当に嫌いなの!絶対好きにならないの!」
とかいったところで
「でも、気が変わるかもしれないしね。」
なんて気にもしなそう・・・。
万策尽きた私は、何もかも諦める。
普通にデートしよう・・・約束どおり1週間で別れればいいんだしね。
たっぷりとヲタ夫の気が済むまで婦人服を物色し、
その後は居酒屋で酒を飲みながらいろいろ話した。
それは予想以上に楽しい飲み会だった。
ヲタ夫と私が意外にも気があった。
笑いのツボや、よく見るテレビ番組。
ニュースに対する考え方や、食べ物の好みまで。
聞いているAMラジオ番組まで同じの時はさすがに驚いた。
結局、1週間の間に2,3回は会っただろうか。
普通のカップルのように楽しい時間を過ごした私たち。
・・・・・・・・・・・・そして、一週間後。
私たち・・・・・・・・・・・・・・・
しっかりと、別れました。
だって、私。
他に好きな人、いるんだも~~~ん♪
というわけで、次回、のりことイケメンのデート編。
なんとしても、あと2、3回で終わらせたい。
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長くてすみません。
書いている本人が一番あっぷあっぷしてます><