私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー?~⑫ | ヲタ夫と子育て奮闘記  ~ アイドルオタクの夫を生暖かく見守る妻のブログ ~

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アイドル大好きなキモヲタ夫と結婚して既に5年。
2007年7月には二人の子供も生まれ、私は毎日子育てに奮闘。
夫はアイドルの追っかけとたまに子育てをしています。

この記事は


私たちの馴れ初め①

私たちの馴れ初め②

私たちの馴れ初め③

私たちの馴れ初め④

私たちの馴れ初め⑤

私たちの馴れ初め⑥

私たちの馴れ初め⑦

私たちの馴れ初め⑧

私たちの馴れ初め⑨

私たちの馴れ初め⑩

私たちの馴れ初め⑪


の続きです。


あまりの長さに脱落者多数。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


私は思っていた。


出会って1ヶ月ぐらいから、”好きだ、好きだ”と言ってきて


私のこと、たいして知っているわけでもないのに、”好きだ、好きだ”と言ってきて


奴は、おかしい!!・・・と。




これって多分、


私のことが好きなわけじゃなくて、


私に勝手に当てはめた偶像を好きなんじゃない?と。



アイドルが好きな彼は、


相手の中身なんか知る由もなく好きになる、そういう性分なんじゃないか。


私のことも、そんな感じで好きだと言っているだけじゃないか、と。




それに加えて、大学4年間、友達も何もいない、女性とももちろん触れ合えない状態でいたもんだから


久しぶりに、女性(私)と会話して、テンションが上がり


それを恋だと勘違いしているだけなんじゃないか、と。




それならば、


あらゆる手を使って


嫌いになっていただきましょう。(`∀´)ヒヒヒ




あなたにとって、アイドルはいいものかもしれないけど、


生身の女性は、たいしていいものじゃないと


わからせてやろうじゃないか。(`∀´)ケケケ





そう。


私が”1週間を限定に付き合おう”と申し出たのは


”1週間で、嫌いになってもらおう”と思ったからだった。



嫌いになってもらうために、いくつか作戦を練った私。





そして、デート当日。



約束の時間




・・・・・・・・・から、たっぷ~り1時間以上遅れて家を出る。




クックックッ いくらなんでも1時間以上待たせたら、イヤになるでしょう。


もしかして、もう怒って帰っているかも・・・。クックックッ





その頃。


待ち合わせ時間の30分以上前から待っていたヲタ夫。




ワクワク ワクワクo(^▽^)o


のりこさんとデート♪


どこにいこうかな、なにをしようかな♪


どんな髪型でくるのかな、どんな服でくるのかな♪



1時間以上待っているにもかかわらず


テンションは下がるどころか上がっていく一方だ。



そう・・・オタクであるヲタ夫は


アイドルイベントなどで、待たされることに非常に慣れており、


それに加えてM体質のため、むしろ待たされることを好んだりするのだ。





そんなこととは露知らず、待ち合わせに到着したのりこ。



あれ?普通に待ってる~?


特にイライラする様子もなく、超普通、


いや、むしろ楽しそうに待ってる~!





私「お、おまたせ(^▽^;)」



ヲタ夫「あ、のりこさん!


えっと、とりあえず、これからどこいこうか?(≡^∇^≡)」



怒る様子もなければ、責めの言葉の一つもない。



な・・・なんで怒ってないの?!( ̄□ ̄;)!!


遅刻してきたくせに、逆に焦るのりこ。



もしや、作戦失敗?(・_・;)




いやいやいやいや、


でもここは、焦らずに第二の作戦に映ろうではないか。



私「えっとね、私、洋服見に行きたいんだ~。」



私の第二の作戦とは


ショッピングに付き合わせること。



男性は大抵、女性のなが~い買い物が嫌い、なはず。


2,3時間も付き合わせれば、飽きてうんざりするでしょ。



本当ならば、荷物もちとかさせられればベストなんだけど。


プリティーウーマンの映画で


ジュリア・ロバーツがロデオドライブのお店でたくさんショッピングをした時に


うしろで山のように荷物を持たされたボーイ・・・あんな風にしてやりたいけど・・・


(あれって、女性の夢ですよね?)


あんなに何かを買う経済力がなく、2、3着しか買えないのでムリだな・・・。


スーパーの買い物ならできるかもだけど(-_-)






そんなことを考えながら歩いているとデパートに到着。


早速、婦人服売り場に行くと、



そこにはありえない光景がまっていた。



ヲタ夫「うわ!この洋服かわいいよ!」


ヲタ夫「先月号のnonnoに載ってたのに似てる。」


ヲタ夫「JJよりCancamの方が、雰囲気がやわらかいよね。」



あちらこちらのショップに入り、嬉々として女性の服を選ぶヲタ夫。




な・・・なんで?!


オタクのくせに、超ファッションに詳しいんですけど?!



予想が大きく外れて慌てるのりこ。





そう・・・ヲタ夫は男性誌のアイドルグラビアだけではあきたらず、


かわいいモデルをチェックするために、


女性ファッション誌もチェックしている一つ上の?オタクだったのだ。


それに加えて、アイドルの洋服を頻繁にチェックしているために


女性のファッションに非常に敏感だったという・・・。



・・・・・・・・・・・・。


作戦が完全に失敗に終わり、やる気をなくすのりこ。




私「ねぇ・・・・・・・もう、私の洋服はいいから、移動しようよ・・・。」



ヲタ夫「え?!なんで?!(ノ゚ο゚)ノ


もっと見たいんだけど。


ほら、上の階もヤングカジュアルだしね。」





・・・・・・・・・・。



着る本人よりも必死に女性服を選ぶ。


この人のやる気・・・いったいどこから来るものなんだろう?




こうなったら第三の作戦に出るしかない。



私「ねぇ、ねぇ、今度はさ、


ヲタ夫君の洋服を見に行こうよ。」




私の第三の作戦。


それは、


「逆に男の買い物には無関心。」


これどう?とか言われても


「どうでもよくない?」と、適当に面倒そうに答えてやるのだ。


ククク。これはかなり嫌な女だ。




私「ほら、5階が男性服売り場だって~。」


何気なく誘導しようとすると




ヲタ夫「はぁ?


男の服とか



うでもいいんだけど(-""- )。」



拒否されたー!




私「いや、でも、ほら。


ヲタ夫君の洋服、選んであげるよ?(^o^;)」





ヲタ夫「オレの服とか



どうでもいいから(。・ˇдˇ・。)



やっぱり拒否されたー!




ヲタ夫「それよりも、女性服みようよ。


あ、このシャツ、かわいいなぁ。ヘ(゚∀゚*)ノ」



相変わらず、女性服を見ながらにやつくヲタ夫。



もう・・・ムリ。


この人に嫌われるとか、ムリ。



一般の感覚からずれていることに加えて、


超ボジティブシンキングのドM。



「あんたなんか嫌いよーっ!!このキモヲタが!」


とか言い放ってビンタを食らわせたとしても


「もっと叩いて。ハァハァ」


とかいいかねないし



「本当に嫌いなの!絶対好きにならないの!」


とかいったところで


「でも、気が変わるかもしれないしね。」


なんて気にもしなそう・・・。




万策尽きた私は、何もかも諦める。


普通にデートしよう・・・約束どおり1週間で別れればいいんだしね。




たっぷりとヲタ夫の気が済むまで婦人服を物色し、


その後は居酒屋で酒を飲みながらいろいろ話した。



それは予想以上に楽しい飲み会だった。


ヲタ夫と私が意外にも気があった。


笑いのツボや、よく見るテレビ番組。


ニュースに対する考え方や、食べ物の好みまで。


聞いているAMラジオ番組まで同じの時はさすがに驚いた。




結局、1週間の間に2,3回は会っただろうか。


普通のカップルのように楽しい時間を過ごした私たち。







・・・・・・・・・・・・そして、一週間後。





私たち・・・・・・・・・・・・・・・!!












しっかりと、別れましたハートブレイク










だって、私。



他に好きな人、いるんだも~~~ん♪





というわけで、次回、のりことイケメンのデート編。












なんとしても、あと2、3回で終わらせたい。

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長くてすみません。


書いている本人が一番あっぷあっぷしてます><