この記事は
「私たちの馴れ初め① 」
「私たちの馴れ初め② 」
「私たちの馴れ初め③ 」
「私たちの馴れ初め④ 」
「私たちの馴れ初め⑤ 」
「私たちの馴れ初め⑥ 」
「私たちの馴れ初め⑦
」
「私たちの馴れ初め⑧ 」
「私たちの馴れ初め⑨ 」
「私たちの馴れ初め⑩
」
の続きです。
あまりの長さに脱落者多数。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私たちの入っている会社は、さして大きくない中小企業。
”問題を起こして謹慎処分をうけた新人がいるらしい”
という噂が広がるのに、そう時間はかからなかった。
何も知らずに、プログラムと格闘している私、のりこの横で
先輩社員二人が噂話をしていた。
先輩①「なんか、○○のシステム作ってるチームの新人が
上司の逆鱗に触れて謹慎処分を食ったらしいよ。」
先輩②「うわっ。それやばいじゃん。」
新人・・・?
ってことは、私と同期の人だよね?
嫌な予感がして、仕事をしているふりをしながら
先輩の噂話に聞き耳を立てる私。
先輩①「なんか、
髪の毛を明るい色にして出勤してきたのが原因らしいよ。」
髪の毛・・・
ってことは
奴しかいない!!
先輩②「この時期に髪の毛を明るくしすぎるとか・・・
きっとチャラい奴なんだろうなぁ。プッ」
チャラい奴?
いえいえ、ちっともチャラくなんかありませんてば!
オタクっぽくって、挙動不審な奴ですから。
そんな言葉を飲み込んで、携帯をもってトイレへ直行。
ヲタ夫にメールをする。
私「もしかして、謹慎処分食らった?」
数十秒後、すぐにメールの返事が返ってきた。
ヲタ夫「あれ?なんで知ってるの?」
私「なんか、噂になってるよ。」
ヲタ夫「はは。なんか有名人みたいだね。」
なんてノー天気!
私「どうするの?髪の毛。
元に戻すの?」
少し間を空けて、返信が送られてきた。
ヲタ夫「うん。ちょっと悪あがきはしたんだけどね。
逆に怒られちゃったから、今日の帰り、潔く黒く戻すよ。」
本来であれば
”変なパイナップルになってたから、元に戻したほうがいいよ。”
などと、適当な返信をおくるのだが、
今回ばかりはなんだか気の毒で、携帯で文章を打つ指が躊躇する。
とりあえず
私「その方がいいよね。頑張って。」
とだけメールをして、また仕事に戻った。
その週末。
本来であれば、ヲタ夫改造ビフォーアフターの
アフターを見せる会、という名目の飲み会だったが、
改造のアフターがまた元に戻るというトラブルが起こったため
ヲタ夫を励ます会にしよっか、と同僚達と口裏を合わせ決行。
少し早めに行くと、そこには既にすっかりもとの姿に戻ったヲタ夫がいた。
私「おつかれ~。」
ヲタ夫「あ、のりこさん。仕事お疲れ様。」
私「髪の色・・・ほんとに戻ったんだね。」
ヲタ夫「あ、うん。コンビニで売ってたカラーリング剤でね。
初めてやったけど、これって意外と簡単に戻せるんだね。」
意外に元気そうだな。
よかった。
そこに眼鏡をプロデュースしたT子が登場。
T子「おつかれ~。
あれ~?ヲタ夫君、C子と一緒に髪型変えたって言ってなかったっけ?」
しまった・・・のりこの友達には、そこに触れてはいけないって
伝えるの、忘れてた~~~~orz
私「T子!それ、禁句だから!」
T子「禁句?」
凹むヲタ夫の横で、今までの経緯を説明していると、
C子「おつかれ~。
あれ?ヲタ夫君、髪の毛、カラーリングしたときよりも黒くない?」
う・・・ここにも、何も知らない女が一人。
かくかくしかじかと説明していると
のりこ友達「おつかれ~。
あれ?ヲタ夫君、C子プロデュースで髪型変わったんじゃなかったっけ?」
悪気ない質問が何度となく繰り返されることで
ヲタ夫が見る見る小さくなっていく。
全員揃ったところで、もう一度髪の毛が黒くなった経緯を説明。
飲み会がスタートした。
最初は、『まぁ仕方ないよ』、『元気だして』
なんていいながらみんなでヲタ夫を励ましていたはずだったのだが
酒が進むにつれて、T子が寝耳に水の一言を言い放った。
T子「のりこもさ~
もう、ヲタ夫君の努力を買って、
付き合っちゃえばいいじゃん?」
え?( ゚ ▽ ゚ ;)
な・・・何を言い出すの、この人?!
私「え?じょ、冗談だよね?」
ヲタ夫「それはいいアイディアだ(・∀・)」
お前は黙っとれ!
T子「え~冗談じゃないよ~。
まぁ、私はヲタ夫君と付き合うとか、ムリ過ぎるけどね~。」
ヲタ夫「・・・・・・・・・(・_・;)」
T子・・・君は一体どちらの味方なのか?
私「自分にムリなこと、人に無責任に勧めないでよ!!」
するとC子が畳み掛けるように
C子「え~いいじゃん。
ヲタ夫君、いい人だし、つきあっちゃいなよ。」
私「やだよ!じゃあ、C子が付き合えば?!」
C子「え~。だって、ヲタ夫君はのりこをご所望なわけだしぃ。」
君が明らかに困っているように見えるのは私だけだろうか?
のりこ友人達「でも、冗談じゃなくて、付き合ってもいいと思う。」
同僚「そうだよな~。」
・・・・・・・・・・。
な、なに?!
みんなのその目。
なんか、私が悪い、みたいな目で見るの、やめてくれない?!
T子「そうだよ。とりあえず付き合ってみて、
ムリなら別れればいいじゃん。」
私「ムリなら別れればって・・・。」
男と女において、付き合うということよりも
別れるという作業の方が遥かに大変なわけで・・・。
そうだ
そのとき、私にあるアイディアが浮かんだ。
私「じゃあ、ヲタ夫君。
私と付き合おうよ。
ただし1週間限定で!」
ヲタ夫「え?!ほ、ほんとうに?Σヽ(゚◇゚ )ノ」
顔を輝かせるヲタ夫。
その裏に、のりこの悪巧みがあるとも知らずに・・・。
アクセス数に反してクリック数が激減しているのはなぜでしょう。
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土日にヲタ夫が4、5年ぶりに風邪を引き、
それが息子に写ったりでちょっと面倒なことになっています。
「ヲタは風邪引かない」という昔からの言い伝えは嘘だったようです。
それにしても、何年も風邪も発熱も無かった私たち家族が
ちょうどなれ初め記事を書き始めるぐらいから、何度も病院に通うことになるとは。
この記事はもう、呪われているとしか思えん。
ちなみに、息子の看病で一日部屋に閉じこもり・・・
なのに、今日に限って5時間断水。
やっぱり呪われているとしか・・・ry
今回、コメント欄閉じます。あいすみません。