この記事は
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー~?① 」
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー?② 」
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー?③ 」
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー?④ 」
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー?⑤ 」
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー?⑥ 」
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー?~⑦
」
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー?~⑧
」
の続きです。
長すぎるんだよ、ドアホゥ!と刺される日も近いです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
新しい眼鏡の御披露目会から数日後の日曜日。
ヲタ夫とC子はとある駅で待ち合わせをしていた。
時間通りに待ち合わせ場所で落ち合う二人。
ヲタ夫「今日はわざわざ貴重な休日なのに、
こんなことに時間を割いてもらって、なんか申し訳ないなと・・・。」
C子に、休日を割いてもらったことを侘びると
C子「いいの、いいの、気にしないで~。
実はね。これから行く美容院って、私の行きつけなんだけどね。
そこの、美容師さんがね、
カッコイイの~~~(〃∇〃)
だからね、少しでもお客さんを紹介して増やしてあげようと思って!
うふっ」
どうやら、C子にはC子の目的があったらしい。
(さすが・・・抜け目の無い女だ。)
しばらく歩いて美容院に到着。
C子に連れられ、ドキドキしながら入り口にはいるヲタ夫。
イケメン美容師「お~C子ちゃん!こんにちわ~。」
C子「あ~!○○さん!新規のお客さん、連れてきたよ~。」
イケメン美容師「ありがと~。
こんにちは~。僕、C子ちゃんの担当の○○です。」
ヲタ夫「あ、こ、こんにちは。今日はよ、よろしく、お願いします。」
イケメン美容師「今日は、どうしますか?」
ヲタ夫「えっ?!えっ、えっと、えっと・・・。」
どもるヲタ夫をよそに
C子「実は、この人、私の友達のことが好きで。
改造しようってことになってて。
説明すると、長くなっちゃうんだけどね。
とにかく、今風にかっこよくして欲しいの。」
イケメン美容師「ふんふん。面白そうだね。」
C子「まず、髪はカラーリングして明るい色にして~。」
イケメン美容師「うんうん。この辺の色でいいかな?」
カラーリングの見本の前でなにやら話し合う二人。
C子「じゃあ、この色で決まりね!スタイルなんだけど・・・。」
イケメン美容師「そうだな~。この明るいカラーに合った雰囲気で・・・
サイドは短めに・・・トップはこんな風にふわっとさせる感じでどう?」
ヘアスタイルカタログを取り出す美容師さん。
C子「それいいね!それで、前髪はこんな風なのがいいと思うんだけど。」
イケメン美容師「了解、了解。まかせておいて!」
二人の話し合いも済み、施工される本人は何もわからないままカットが始まった。
生まれて初めての美容室。
煌びやかでおしゃれな店内も
上を向いた状態でされるシャンプー&リンスも
少しヒリヒリするカラーリングも、
すべて初体験。
店内で、オドオドしながらも、
C子と美容師さんのフォローにより、なんとか乗り切る。
そして・・・数時間後。
美容師さん「これで・・・どうでしょう?」
カットのため、外していたメガネを渡される。
その、メガネをかけて恐る恐る鏡を覗き込んでみると・・・
そこには、いつもの自分
とは違う
今風のイケメンが!!
な・・・なんじゃこりゃ~~~!!
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
びっくりして口をパクパクさせるヲタ夫。
イケメン美容師「どうですか~?」
C子「いいじゃん、いいじゃん!
ヲタ夫君!すごくかっこよくなったよ!」
興奮気味にはしゃぐC子。
こ・・・これが・・・オレ・・・?
髪型一つで、こんなにも変わるものなのか・・・。
鏡の中の自分の姿をまじまじと見つめるヲタ夫。
イケメン美容師「どこか、気に入らないところとかあれば直しますので
言ってくださいね~。」
ヲタ夫「いや、そんな・・・気に入らないところなんて・・・
そんな、そんな・・・。」
おどおどするヲタ夫の横で 冷静になったC子が一言。
C子「でも、この髪型って結構セットって大変だったりする?」
その言葉で我にかえるヲタ夫。
そ、そうか・・・
セットというものをしないと
この髪型にはならないんだな・・・
イケメン美容師「大丈夫、そんなに難しくないよ~。
まずWAXを指先につけて、トップの髪の毛を~・・・。」
わっくす?!
ヲタ夫「え・・・えっと~。
当方、”わっくす”というものを持ち合わせていないんですが~・・・。」
焦りに焦って変な言葉遣いになるヲタ夫。
イケメン美容師「え?ワックス持ってないの?
そっか~。でも大丈夫。
今、使ったこのワックス、ここの店で売ってるから!
これさえあれば、セットもらくらくだよ~。」
C子「そうだよ~。
ヲタ夫君、買ったほうがいいよ~。」
イケメン美容師君のポイントを稼ぐためなのか、妙に進めてくるC子。
ヲタ夫「じゃあ・・・買います。」
勧められるがまま即決したヲタ夫。
(もう、これさえあれば幸せになれますよ~。とかいう壺でも買いそうな勢いデスネ・・・。)
イケメン美容師「ありがとうございま~す。
1,500円です。」
1,500円・・・・∑(゚Д゚)
こ・・・この小さなプラスチック容器にはいっている”のり”みたいなものが?!
た・・・高い・・・(´□`。)
しかし、これを買わないと、この髪型が保てないのなら、
買わないわけにはいかない!!
意を決して財布を握り締めるヲタ夫。
イケメン美容師「じゃあ、本日のお会計です。
カット、シャンプー、カラーリング、スタイリスト指名料、WAX代金、
すべてあわせて
14,500円で~~~す。」
チーン
14,500円・・・
美容院であれば、至極当然の金額であったが、
いつも近所のさびれた床屋・・・
シャンプーなしカットのみの激安2000円コースに通っているヲタ夫には・・・
数日前に5万円以上のメガネを買わされたヲタ夫には・・・
あまりに高い会計であった。
ヲタ夫「いちまんよんせんごひゃくえん・・・。
は、は、はい。」
あたふたしながらなんとかお金を払うヲタ夫。
イケメン美容師「ありがと~ございました~。」
美容師さんの見送りの元、店を出るヲタ夫とC子。
ショックのあまりろくに口も利けないヲタ夫と
イケメン美容師と戯れたことで充電完了しツヤツヤしたC子。
対照的な二人は最寄り駅に到着。
すると、その駅ロータリーでC子があるものを発見する。
C子「あ!ヲタ夫君!見てみて
あそこに証明写真があるよ!」
C子が指差したのは、証明写真を撮影する撮影BOX。
そう。500円をいれると、自動で撮影してくれる、駅前にあるあの機会だ。
C子「せっかくだから、そのカッコイイスタイルを撮影しておいたら?」
提案するC子。
う・・・・・・・・・・
この、かっこよくなった自分を
撮影したい・・・!!
しかし・・・・・・・・・
今は500円ですら、惜しい!!
ヲタ夫「いや、えっと、だ、大丈夫・・・です。
や、やめておきます。」
C子「そお?
いいアイディアだと思ったんだけどな~。」
ヲタ夫「じゃあ、僕は帰りますので・・・
今日はどうもありがとうございました。」
C子「いいえ~。
のりこのこと・・・頑張ってね!!
じゃあね~!」
そんな風に言うC子を背に駅に向かうヲタ夫。
電車に乗って家へ・・・
ではなく
駅へ向かい、電車に乗る振りをして
徒歩で家に帰ったそうな。
ギリギリのキモヲタに明日はあるのか?!
というわけで、つづく。
次回・・・イケメンヲタ夫とのりこの再会!
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今回の記事、私、のりこの出番がゼロ。
そのためヲタ夫に聞いたことを記事に起こしました。
10年も前の出来事・・・ちゃんと再現できているんだろうか?
というわけで、悲しいことにまだ続く~・・・