この記事は
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー~?① 」
「私たちの馴れ初め ~電車男を超える感動のラブストーリー?② 」
の続きです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ヲタ夫の家の最寄り駅に到着した私、のりこ。
早速、ついた旨を連絡し、迎えに来てもらうことに。
どんな、オタクっぽい格好で現われるのかしら。
ドキドキo(^▽^)o
そして、しばらくしてヲタ夫が現われた。
ヲタ夫「のりこさ~ん!」
ブンブン手を振りながら近づいてくるオタク。
その姿は
このような私の想像とは違い
ただのダサいTシャツを着ているオタクだった。
なんだ~・・・
つまんないなぁ(`ε´)
期待はずれにガッカリしながらも、
お家に案内される。
そこはかなり古いアパート。
昭和何年ごろの建物なんだろう・・・?
エレベーターがないため、かなり老朽化の進んだ階段を
ヒーヒーいいながら登っていくと
ヲタ夫「ここが、俺の部屋だよ。」
ガチャリ
ドアを開けると、そこには
このような私の想像
とは違った
ただのボロイ部屋だった。
なんだ・・・
つまらんのぅ ┐( ̄ヘ ̄)┌
部屋に上がり込んでうろうろしてみるものの、
特にポスターやフィギュアなどが飾られている様子はなく、
アイドルらしいグッズは一つも見当たらなかった。
私「なんだ~。
てっきりモー娘。グッズとかであふれていると思ったのに
そんなことないんだね。」
声に出して、そのままの感想をぶつけてみると、
ヲタ夫「あ、うん。お金、ないし。
親の仕送りに頼って生活していたからそういうの買える余裕なくて。」
ヲタ夫心の中(といっても、お小遣いのなかから、少しづつ写真集は買ってて、
それは押入れに隠してあるんだけど・・・ね。)
そんなヲタ夫の心の声など知る由も無い私は、
私「そうなんだ~。
じゃあ、ライブとかイベントのお金はどうしてるの?」
ヲタ夫「ライブとかイベントはお金がかかるから、
行きたくても行けないよ~。」
ヲタ夫心の中(といっても、無料の新人アイドル握手会とかには行ってるけど・・・ね。)
やっぱりヲタ夫の心の中など知る由も無い私は、
私「ビデオとか、たくさんあるのかと思ったけど、ないんだね。」
ヲタ夫「あ、うん・・・。」
ヲタ夫心の中(ラベルを貼ってないだけで、部屋にあるのは全部アイドル番組の録画ビデオなんだけどね・・・。)
期待通りの部屋とは程遠い部屋に戸惑いつつも
課題に取りかかることにした私。
私「えっとね、ここがわからないんだけど・・・。」
ヲタ夫「あ、これはね。あーして、こーすると、こうなるでしょ?」
私「うーん。なるほど。
っていうかさ。
ヲタ夫君、この課題全部終わってるでしょ?
写させてよ?」
軽いノリで頼んでみるも
ヲタ夫「ダメ!!
それじゃあ、のりこさんのためにならないでしょ!!
自分の力でやらないと、実力がつかないよ!!」
と、軽く叱責される。
私「そうかもしれないけどさ~。
そんな、固いこと言わないで・・・ね?ね?」
引き続き軽いノリで頼んだ私に
ヲタ夫「だめ!!
今日はそんなつもりでここに来たの?!
それなら帰って!!」
いつになく厳しいヲタ夫。
冷たいなぁ・・・゛(`ヘ´#)
でも、この人はきっと、
私の今後を考えていってくれているんだよね(´_`。)
考え直して、課題の”答え”ではなく”やり方”を教えてもらうことに。
さすが、新入社員トップの進み具合だけあって、
聞くとさくさく答えが出てくる。
すごいな~この人。
頭がいいんだな~。
部屋も意外と普通だったし、
意外とやさしいし、
オタクだからって、キモいとか思って申し訳なかったな・・・。
私の中で、少しづつヲタ夫の印象が変わり始めていた。
そうこうしている間に、親戚の集まりの時間が迫ってきた。
私「あ、そろそろ帰らないと。
いろいろ教えてくれてありがとね。」
ヲタ夫「いえいえ。またわからないところがあったら聞いてくれれば教えるから。」
私「ありがとー!
ヲタ夫君って、さ。
超オタクの人だと思っていたけど、
意外とそんなことないのね。部屋も普通だし。」
この瞬間。
ヲタ夫は混乱していた。
こ・・・これは・・・
二人の間に
こ、こ、こ、こっ
恋の予感
が芽生えているのでは・・・?!
☆mousou☆mousou☆mousou☆mousou☆
のりこ「私・・・私ね・・・
ヲタ夫君のこと、今までオタクだと思って一線を引いてきたけど
きたんだけど・・・・
でも、今日から、ヲタ夫君のこと・・・
好きになっちゃったかもしれない!!!」
ヲタ夫「えええぇぇぇぇぇぇ!!!
ほ、ほ、ほ、ほんとうに?!
俺も、のりこさんのことがずっと、好・・・・!!」
抱き合う二人・・・☆
-----妄想 THE END
☆mousou☆mousou☆mousou☆mousou☆
悲しきかな・・・・
現実は、妄想と異なるものだった。
私「ありがとー!
ヲタ夫君って、さ。
超オタクの人だと思っていたけど、
意外と普通の人なのね。(´∀`)フフ」
え・・・?
意外と普通の人・・・?( ゚ ▽ ゚ ;)
私「全然、想像と違ったよ~。(´∀`)」
え・・・?
想像と違った・・・?( ̄□ ̄;)
ってことは、期待はずれってこと?(@Д@;
もしかして、普通すぎて面白くない男だと思われた・・・?
つまらない男と思われたなんて・・・
ど~しよ!ど~しよ!!(°Д°;≡°Д°;)
ヤバイ!
何かオタクっぽい面白いこと言わないと!!
つまらない男だと思われ終わってしまうっ
焦るヲタ夫の目にテレビの映像が流れてきた。
そのとき、ちょうど、テレビでは
幼児向けのオモチャのCMが流ていた。
幼稚園ぐらいの女の子が、積み木で遊んでいるその映像を見て
とっさに、
ヲタ夫「こ・・・これぐらいの女の子はあり・・・かなっ。」
私「・・・・・・・・え?(; °д°)」
こっ、この人、急になに言い出すの・・・?
場が凍りつく。
一歩 二歩とあとづさる私。
キ・・・・キモッ!!。(;°皿°)
私「そ・・・それじゃあ、
か、か、か、帰り道は一人で帰れるから!
さよなら~~~~!!」
文字通り逃げるように部屋を後にしたのりこであった。
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その言葉、全然ヲタっぽくもないし、面白くもないし・・・
人間、とっさの一言で身を持ち崩しますね。
次回、少しは進展がある・・・はず?
この、二人で課題をやる話は、むしろ書かなくてもいいと思っていたんですが
ヲタ夫の強い希望で?書きました。
が・・・彼は、幼稚園児のCMを”あり”だと言った事実を微塵も覚えていないという・・・。
なんでっ?!
ヲタ夫の名誉のために言っておくと、幼稚園児はさすがに対象外だそうです。
(当たり前ですよね・・・。)
さて、本格的に風邪を引きまして更新ストップしてました。
まだ直っていません。
早く治さないとっ。