この記事は
「C子が愛した男達 ~その弐 ギャングな男②~ 」(アメ限)
の続きです。
随分、間が開きました。
C子ファン?の皆様、お待たせしました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「事業を始めるのに金が要る」
そう言うギャングに○○円を渡したC子。
その翌日から、ギャングは朝から外出するようになった。
うんうん。
事業を起こすのに、早速動き出したのね。
目を細めるC子。
しかし、おかしなことに夕方の7時前にはしっかりと家に帰ってきて
会社帰りのC子の送り迎えは欠かさないギャング。
あれ?
新しく事業を起こすのに、そんなに早く帰ってきて大丈夫なの?
そんな日々が続いたある日。
C子は恐る恐る質問をぶつけてみた。
C子「あのさ・・・事業って、いつぐらいから収益がでそうなの?」
その質問にギャングが一言答えた。
ギャング「あぁ・・・あれね。
駄目になった。」
え?( ゚ ▽ ゚ ;)
ダメニナッタ?
まだ数ヶ月しか経っていませんが?
C子「え?ってことはお金は?」
ギャング「○○さんと一緒に事業を起こすって言ってたじゃん?
だから○○さんに全部渡してたんだけど。
○○さんがいなくなっちゃったから、お金はない。」
ってことは事業を起こすことすらしていないってこと?
C子「で・・・○○さんからかえしてもらえないの?」
ギャングはまるで人ごとのように答えた。
ギャング「なんか、病院に入院したらしいんだけどね。
どこの病院だろうねぇ。」
だろうねぇ・・・・・・・・・・・・・って?!
何なの!?
その後、ギャングを問い詰めてみたものの、
何一つ明確な返事は帰ってこない。
このあたりからやっとC子はギャングを冷静な目で見るようになってきた。
(やっとかい~~。)
この人が言っていることって
考え直してみると
すべて”自称”だ。
高校の頃、エースとして甲子園に出場したという話も、
○○商事に勤めていたという話も、
第三セクターの責任者だったという話も、
芸能事務所に所属していたという話しも、
何一つ、証明などなく、すべて本人が言ってきた”自称”の話。
もしかして、年齢も・・・
いや、教えてもらっている名前すらも偽名かもしれない・・・!!
これ以上、この人と付き合って深入りしてはいけないような気がする・・・。
でも、別れたら、お金は戻ってこないんじゃないだろうか・・・。
それに事業を起こすとか、○○さんにお金を渡したとかも
とにかく怪しすぎる。
やっぱりギャングが1人で使い込んだのか?
・・・・・・・・しかし、一番の疑問は
ギャングがお金を何に使っているのか。
そう、ギャングはお金を使っている様子が何一つ無いのだ。
ギャンブルの臭いもせず、
特に外食をしているわけでもなく、
華美な衣服を実に付けているわけでもない。
じゃあ何に使ってるんだろう?
考え抜いたC子が出した結論。
それは、
もしかして・・・・・・・・・・隠し子がいるんじゃない?!
というものだった。
勝手に妄想したC子はギャングに問い詰める。
C子「ねぇ、私わかったの。
隠し子がいるんでしょ?
それで養育費が・・・お金が必要なんでしょ?」
ギャング「はぁ?隠し子?養育費?何の話?」
C子「ちゃんと言ってくれれば、私、協力する!
その子が成人するまで頑張って一緒にお金を稼ごう?」
ギャング「いや、隠し子なんていないから。」
C子「嘘!いるでしょ?!
いないとしたら、何にお金がかかってるの?!」
ギャング「いや、だから金は○○さんに預けてて・・・」
C子「嘘!」
ギャング「ほんと!」
C子「嘘!」
ギャング「本当!」
結局、ギャングの金の使い道はわからず終いなのであった。
次回、ギャング編最終回。
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後にC子は語ります。
「もし隠し子がいたとしても、
あいつが養育費とか払っているわけないのにね。
私、バカだなぁ・・・。」
とぼやいてました。
うん、確かに。
ちなみに、すべて自称のギャング話。
一つだけ、証明できるものがあるそうな。
それは「高校生のころ、高校球児で、甲子園にエースとして出場した」という話。
その証明とは?
ギャングには
前歯がない そうだ。
野球の練習中にピッチャー返しを食らって前歯が折れてしまったんだそうな。
差し歯を入れているからお付き合いする時はわからなかったらしい。
でもそれって甲子園という部分の証明にはなってないよね?
そして、私達友人の間では、
どっかの怖い兄ちゃんと喧嘩して殴られて折れたんじゃね?
それとも、若いころにシ○ナーとか吸ってて溶けたんじゃね?
という説が濃厚だったりする。