「ももいろの物・・・ももいろの物・・・。」
シルバーウィークのなか日。
ヲタ夫がなにやら、部屋中をうろついている。
夫の不審な動きには慣れているものの、つぶやいている言葉が気になる。
私「どうしたの?」
ヲタ夫「うん。ちょっと、ももいろの物を探しているんだけど・・・。」
ももいろの物とな?
私「ももいろって・・・?
さては・・・。」
顔を輝かせるヲタ夫。
ヲタ夫「そう!聞いてくれる?
今日ね、秋葉原でやってるイベントに、ももいろの物を持っていくと
ももいろクローバーがサインをしてくれるんだって!!」
へーほー。
ヲタ夫「だから、何かないかなって探しているんだけど・・・
ももいろの物って、なかなかないもんだねぇ。」
そりゃ、男だからももいろの物はあまり持ってないでしょうね。
ヲタ夫「あ!ももいろの物、みぃつけた!!」
私「ちょ・・・!それ、私の携帯じゃん!!」
ヲタ夫「いいでしょ?俺の携帯と機種変しようよ?」
家族間割引は聞いたことあるけど、家族間機種変って聞いたことありませんよ?
ヲタ夫「しかたないなぁ・・・
じゃあ、これは?」
私「って・・・私のバックとマフラーじゃないか!!
アイドルのサインなんて書かれたら、もう使えないよ!(゜д゜;)」
にこにこしながらヲタ夫が答える。
ヲタ夫「そうなったら、俺が使うから大丈夫!」
このアイテムをキモヲタがどうやって使うというのだ(((゜д゜;)))
ヲタ夫「じゃあ、これにするよ。」
私「ちょちょちょっ・・・!!
それも私のシーツじゃないか!!ヽ(;´Д`)ノ」
ヲタ夫「シーツ・・・
これにサインしてもらえるなんて、すごくいいよね。
用途的にも。(^O^)」
用途ってなんですか?!(°Д°;≡°Д°;)
ヲタ夫「じゃあ、これは?」
私「わ・・・私の布団なんですけど?!」
ヲタ夫「布団カバー・・・
これにサインしてもらえるなんて、すごくいいよね。
用途的にもo(^▽^)o。」
だから用途ってなんなんですか?!(°Д°;≡°Д°;)
私「ちょっと、さっきから何なの?!
私の私物にアイドルのサインとか、やめてよ!!」
ヲタ夫「だってさ~。
俺の私物にももいろの物なんてないんだもん。(-з-)」
口を尖らすヲタ夫。
そうねぇ・・・ももいろねぇ・・
あ!いいことを思いついたっ!
私「ねぇねぇ、ちょっと顔かしなよ。」
自分の手に、息をハーハーとかける私。
ヲタ夫「ハーハーっても・・・もしかして(((( ;°Д°))))」
私「そう。私があなたの顔をひっぱたいてあげる。
そしたら、その部分がももいろになって、
顔にサインしてもらえるでしょ?!」
ヲタ夫「やっやめてよっ!!
だっだめだよ!そんなの!!(°Д°;≡°Д°;)」
抵抗するヲタ夫。
私「いいじゃん、いいじゃん。
私、男の顔をビンタって一度もしたことないのよね~。
あこがれるよね~。殴らせてよ~。」
日ごろの鬱憤もこめてやるからさ(`∀´)
クックックッ。さぞ痛かろうぞ~。
しかし、ヲタ夫から返ってきた言葉は予想を反するものだった。
ヲタ夫「ダメだよ!
だって・・・だって・・・
今叩かれても・・・
秋葉原につくまでに腫れが引いて
患部がももいろじゃなくなっちゃったら困るじゃないかっ!!!」
叩かれることに異論はないんだ?( ゚ ▽ ゚ ;)
じゃあ秋葉原で殴ってやろうか?
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というわけで、この日はイベントに行かなかったわけですが
次の日はうきうきと出かけて行きました。
次回からはその様子を。
昨日の夕飯。
ハンバーグの付け合せのポテトを皿に分けていた時の息子の一言。
「年の数だけたべられるんだよ~。(^∇^)」
多分、それ、豆だよ。節分だよ。