ヲタ夫一家 テレビの取材を受ける② | ヲタ夫と子育て奮闘記  ~ アイドルオタクの夫を生暖かく見守る妻のブログ ~

ヲタ夫と子育て奮闘記  ~ アイドルオタクの夫を生暖かく見守る妻のブログ ~

アイドル大好きなキモヲタ夫と結婚して既に5年。
2007年7月には二人の子供も生まれ、私は毎日子育てに奮闘。
夫はアイドルの追っかけとたまに子育てをしています。

この記事は『ヲタ夫一家 テレビの取材を受ける① 』の続きです。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



私「はぁ・・・」



テレビの取材を受けると決まったものの、


私は憂鬱な日々を送っていた。



夕方のテレビ番組の特集に出るということは


全国に顔を晒すということだ。




素敵な家族として紹介されるのならともかく、


『オタク夫婦』としての特集。




このブログでは馬鹿ばかり書いているものの、


世間的には夫が『オタク』であることは隠して生きてきた。




しかしテレビに出演することによって私たちの生活は何か変わるのかもしれない。





親は泣くだろうか。


友人の私たちを見る目が変わるだろうか。


ヲタ夫の会社では問題にならないのだろうか。




憂鬱な気持ちを抱えながら


夕方のニュース番組の特集を見る。






するとそこには


『万引きGメン特集』が映し出されていた。





スーパーの事務所らしき場所で


「旦那にだけは・・・旦那にだけは言わないでくださいよぉ・・・」


店長に向かって、犯人らしき年配の女性が懇願している。



その女性の姿は黒い目隠しの加工がなされ、声も変えられた状態だ。





この場面を見ている私の頭にひらめきが起こった。


これだっ!!


私たちも顔に目隠しをした状態で放送してもらえばいいんだ!!





犯罪者の様相で映るのは少々不本意ではあるものの、


32歳のおっさんが10代前半のアイドルを応援している時点で


ある意味犯罪のようなものと考えれば何も問題はないはず!!





よしよしっ。


一つの問題点が晴れた私は陽気に鼻歌などを歌いながら夕飯を作る。






しばらくすると



ヲタ夫「ただいまー・・・・。」



ヲタ夫帰宅。





しかし・・・おかしいのだ。



いつもなら、帰宅後、一直線にパソコンに向かい


お目当てのアイドルのブログのチェックするところが、


ふらふらとリビングへ向かい、カズ(息子)の相手をしている。



そして、妙に部屋のまわりをキョロキョロと見渡しているのだ。




私「どうしたの?」



ヲタ夫「いや、別に?」



私「なんかおかしくない?


いつも、帰ってきたら真っ先にアイドルのブログチェックするのに。」




ヲタ夫「え?そうですか?そんなこと、ありませんよ?」



挙動不審に加え、妙に余所余所しい。




私「いや、だっていつもと違うじゃん。」



ヲタ夫「いえいえ。いつもとまったく同じでございますから。」





どこのマルシアだ?・・・やっぱりおかしい。





私「隠し事があるなら、正直に言ってよ!!」




たまらずに叫ぶと





ヲタ夫「隠し事をしているのはそっちでしょ!!!」



思わぬ返答で言葉に詰まる私。


私「???


隠し事?・・・・・・・・・・・・・・?」



まったく覚えがない。



すると、ヲタ夫が小声で続けた。



ヲタ夫「で?どこに隠しカメラが設置されているの?」




隠しカメラ?




ヲタ夫「オタクな夫の行動を撮るために、隠しカメラとか設置してるんでしょ?


既にこのシーンも撮影しているんでしょ?」




・・・・・・・・・・・・。



考えすぎだろ。




私「そんなの設置してないよ。


まだテレビ局の人と会ってもないじゃない。」




ヲタ夫「いやいや、そういいながら、


俺に内緒でもう会ってるんでしょ?!」





私「会ってないよ!一日中、カズの相手していて、


テレビ局の人と会う暇なんてないよ。」





ヲタ夫「いやいや、そんな風に弁解するのがますます怪しいな。」





不倫を疑う夫か!?







ヲタ夫「で・・・?


どこに隠しカメラが設置されているの?」




しつこいなぁ~・・・┐( ̄ヘ ̄)┌




私「いや、だからカメラとかないから。」



フッフッフッ、俺を騙せると思うなよ?とヲタ夫はつぶやく。



ヲタ夫「俺は大学の論文に推理小説をテーマに書いた男だよ?


人呼んで、早稲田のシャーロック・ホームズと呼ばれた男だからね。」




早稲田のシャーロック・ホームズ?





私「そんな名前で呼ばれているの、一度も聞いたことないけど?」




ヲタ夫「いやいや、大学時代の俺を知っている友人は、皆そう呼ぶね。」





私「大学時代に1人も友達ができなかったくせに?」




ヲタ夫「いやいや、そんなことないよ。


なぁ、ワトソン君?」





あなたに急に話しを振られて目を丸くしているのは、


大学の友人ではなく息子のカズですが?




私「だいたい、シャーロック・ホームズって長身で有名よね?」



ヲタ夫はミクロ系男子。長身とは程遠い。





ヲタ夫「いや、違うんだよ。


実は、俺が小さい体なのは、





悪の組織によって、



ある薬を飲まされて小さくされただけなんだ!!





それシャーロック・ホームズじゃなくて、コナンだろ!!



私「どんな乱暴な嘘だよ!!」






ヲタ夫「いやいや、これは本当の話だから!!














じっちゃんの名にかけて!!」






それまた違う漫画だろ!










その後、古今東西の名探偵話に花が咲き


無事、隠しカメラの誤解?も解け


取材日当日を迎えた私たちであった。












こんなところで終わるなんて

『なんじゃこりゃ~!!』  ・・・c探偵物語

↓ ↓ ↓
クリックお願いします。   携帯の方はこちら から

いつも応援ありがとうございます。

あなたの1クリックで当ブログに10ポイントが加算されます。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


本日、とうとう息子カズが


『アイドルとポラロイド撮影デビュー』してしまいました。


息子の将来は大丈夫でしょうか。