のりこ お見合いパーティーにてアイドル気分?を味わう ② | ヲタ夫と子育て奮闘記  ~ アイドルオタクの夫を生暖かく見守る妻のブログ ~

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アイドル大好きなキモヲタ夫と結婚して既に5年。
2007年7月には二人の子供も生まれ、私は毎日子育てに奮闘。
夫はアイドルの追っかけとたまに子育てをしています。

この記事は、のりこ お見合いパーティーにてアイドル気分?を味わう ①  の続きです。




まず、その女性からお見合いパーティーの概要を教えてもらうことに。


今回開かれるお見合いパーティーとは、


男性は5000円、女性は無料というものだったが、


男性の申し込みに対して女性の申し込み数が極端に少ないことから


サクラのメンバーを探していたとのこと。


あなたたちは「サクラだ」と告げずに、普通に参加してくれればよい。


最後の告白タイムは断ってくれてかまわない。




渋谷駅から徒歩10分という会場へ3人で向かいながら女性の話に耳を傾ける私とC子。




私「なるほど。わかりました。


ところで他に何か気をつけることってありますか?」




女性「あぁ、そうそう、言い忘れていたわ。


今回のお見合いパーティーのテーマは


『看護婦・保母さん・受付嬢 限定パーティー』だから。」






看護婦・保母さん・受付嬢パーティー?!





そりゃ、男性5000円、女性無料のはずだ。


男性の夢と希望がたくさんつまった職業だもの。




もちろん、これにまったく当てはまらない私とC子。



女性「大丈夫。仕事のことを突っ込んで聞かれることはないと思うし


まだ社会人になったばっかりってことで、


詳しいことはわからないことにしておいて。」



・・・なんだか、参加男性に対してちょっと気がとがめる・・・。



まぁ、会場の隅で適当に飲み食いしてればいいよね~、


どうせ人数あわせなんだし、と、C子と話しながら会場へ。






10分ほど歩いただろうか。

そこは決してきれいとはいえないビルの一室。





入り口で1枚の紙を貰い、そこに記入するように促される。


その紙とは「氏名」「年齢」「職業」「趣味」を記載するプロフィール用紙。


とりあえず、職業の欄は迷ったものの


看護婦=特殊な勤務シフトだし、専門的なことがわからない


受付嬢=相当な美女でないとなれない


というイメージを思い浮かべ、


一番ハードルが低そうな”保母さん”と記載し提出することに。


するとそれと引き換えに、番号が書いてあるピンクのバッチを渡される。

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(女性はピンクのバッチ、男性は水色のバッチ)






それを胸につけ、会場内に入ってみると、


薄暗く、音楽がながれており、既に参加メンバーが何人か犇いていた。





C子「うわー・・・あやしい・・・。」


私「とにかく、私たち二人は

絶対にはぐれないように常に二人で行動しようね!」





会場見取り図


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10分ぐらい経過したところで、女性陣に1枚の水色の紙が配布された。



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そこには参加している全男性の氏名、年齢、職業、趣味がすべて表記してある。


逆に、男性を見てみると、全員ピンクの紙を持っているようだ。


恐らく、あれに私たち女性のプロフィールが書かれているんだろうな。。。


なんだか本格的!!





ちょっとワクワクし始めた私たちの前にマイクを持った司会者が登場。

司会者「それでは、パーティーのはじまりです!!」


妙にはじけた声が会場内に響き渡ります。





司会者「○○社主催のお見合いパーティーにようこそ起しくださいました!


今夜は楽しんで、そして素敵なパートナーを見つけてくださいね!!


まず最初は第一印象チェーック!!」






往年のねるとん紅鯨パーティー同様、第一印象チェックから始まるようです。


まずは促されるまま女性は丸テーブルの周りにずらりと並びます。



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そして、その周りを男性がぐるりと囲みます。




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(男性の方が人数が多いので、数名あまっています。)




司会者「それでは、目の前にいる男性・女性とお話をしてください。


時間は30秒です!スタートー!!





さ・・・30秒?!


30秒で何を話せばいいんだ?


狼狽していると、男性の方からどんどん話しかけてくる。



男性「私は12番の○田 ×朗です。はじめまして。」


私「あ、私は○○ のりこです。はじめまして。」


男性「22歳なんですね。お若いですねー。


私の趣味は映画鑑賞なんですけど


最近見てよかった映画は・・・。」




司会者「ピッピー!!


はーい!


30秒経ちましたー。終了でーす!」





は・・・はやっ!


まだ名前ぐらいしか話してないし!





司会者の掛け声と同時に、男性陣は一斉に左にスライド。




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司会者「それでは、目の前にいる男性・女性とお話をしてください。


時間は30秒です!スタートー!!」





男性「こんにちはー。私は13番の■沢 ▲男です。」


私「こんにちはー。私は○○ のりこです。」


男性「僕の趣味はサーフィンで休日は海に行ってるんですよー。」


私「はぁ、サーフィンですか。冬は寒そうですね。」


男性「そうですねー。でも熱中していると寒さも忘れ・・・」





司会者「はーい!



30秒経ちましたー。終了でーす!」






は・・・早い!早い!



そして、次の男性と30秒会話・・・。


また次の男性と30秒会話・・・。


目の前の男性がめまぐるしく変わっていきます。





まるで、男性版回転寿司!!


回転寿司は自分の内側をまわりますが、


この男性版は自分の外側をまわります。






最初は頑張りました、私。


一生懸命、相手の話を聞き、相槌を打ち・・・、答えを返す。


でも・・・


10人を超えた時点で、

もう、誰もが同じに見えるようになり、




20人超えた時点で、


は・・・早く何か食わせてくれ・・・(-з-)




30人超えた時点で、


目が・・・目がまわる~(☆。☆)




(しかし、これって、今考えてみると

アイドルの握手会もこんな感じなんだろうな、と。

いろんな男性がきて、必死に話しかけてくれて・・・

私のような素人には、その人たちを覚えるのは到底無理だけど、

アイドルはプロだから覚えられるのだろうか・・・?)



そして、すべての男性との対面を終え、ヘロヘロになったところで・・・




司会者「それでは、次はフリーターイム!!


お好きな異性とお話してくださいね!


制限時間は10分!3セット行いまーす!


それでは、1セット目、スタート!!」







はー・・・


これでやっと飲み食いできるー。




よーし!飲むぞ!食うぞ!!


と、思った次の瞬間・・・






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C子と共に男性に取り囲まれる!!




男性A「お飲み物、お持ちしますよ!」



男性K「何をお飲みになりますか?」



男性B「何か食べるものを持ってきましょうか?」




!?




な・・・なに、この状況?!


なんか、すんごくモテてるみたいなんですけど?




しかし、今はそんなことよりも


一刻も早く食べたい!飲みたい!






というわけで、



私「じゃあ、とりあえずビー・・・」



ールを・・・   と続けようと、飲み物コーナーへ目を向けると・・・






そこには・・・






オレンジジュースと




ウーロン茶、








のみ。






ん?


え?


あれ?





飲み放題って・・・


オレンジジュースとウーロン茶が飲み放題?!










嫌な予感がしつつ、食べ物コーナーへ目を向けると・・・


そこには・・・




ポテトチップスと



ポッキー







のみ。





ん?


え?


あれあれ?






食べ放題って・・・


ポテトチップスとポッキーが食べ放題?!






・・・・・。



なんだそれー!! ヽ(`Д´)ノ








とりあえず、言いたい文句を飲み込んで、


男性Aにウーロン茶をお願いし、ソファに座ることに。




というか、座るというより、もはや


崩れ落ちる・・・という表現の方が正しい状態。


C子と共に、ガックリと腰を下ろした瞬間・・・


たくさんの男性が私たちの周りに、





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たくさんの男性がっ!!



ソファに座りきれない男性は、どこからともなくパイプ椅子を持ってきて


前に半円を描いています。






何、これ?


この男性達はみんな私達狙い?


私・・・私、人生で始めてモテてる?


モテてる!!





中学・高校・大学とモテたことなんてなかった・・・


合コンに行っても、いつも盛り上げ役の私。




でも、でも・・・


もしかして、私に最もふさわしいフィールドは


お見合いパーティーだったの?!







人生初のモテモテ現象にすっかり調子に乗った私。


苦しゅうない、苦しゅうない。


気分はすっかり異国の姫状態の私に


下僕・・・いや、男性達がいっせいに話しかけます。




男性A「えっと、C子さんとのりこさんは・・・」


男性K「あの・・・のりこさんとC子さんは・・・」


男性B「あー、えっとー・・・C子さんは・・・」





男性陣が、お互いけん制し合ってなかなか会話にならない中、


脳内姫のりこが一言。





私「っていうか、ソフトドリンクとポテチとか、

かなりありえなくない?」






シーン・・・・・







異国の姫は姫でも、


きっとこの姫は

女王オリゲルド。


会場がひんやりと凍りついた瞬間であった。


(キャラクター:ガラスの仮面より)







  

↑亜弓さん扮するオリゲルド





寒い!寒いわ!ラストニア。

これ読んでる人で元ネタわかるのって何%かしら?

オリゲルドお姉さま!!

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


その時は


なんで、男性陣が凍りついたのか


わからなかったのですが、


今考えてみると、


お見合いパーティーに参加している男性は


女性との出会いを求めて、


5000円払ってこの場に来ているのであり、


お酒とか


食べ物とか


彼らには必要ないですよね。




しかし、所詮22歳の小娘。


わからなかったんですね、その辺のことが。


まったくもって空気が読めなかった私・・・。




次、最後。


モテてモテて困ってしまう告白タイム。


そして、衝撃の?ラストです。


よかったら見に来てください。


ヲタ夫は出てきませんが。





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