LOVERS ONLY5 ~僕は君に二度恋をする~ | 言葉の宝物

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LOVERS ONLY5 ~僕は君に二度恋をする~
置鮎龍太郎 ひとり芝居 LOVERS ONLY 5 僕は君に二度恋をする


【トラックリスト】

1.7年前~フィレンツェ ドゥオモ (大聖堂) にて
2.7年後の東京で
3.感性を共有しあって
4.置き忘れたスケッチブック
5.LOVERS ONLY
6.再び フィレンツェ ドゥオモ (大聖堂)


キャスト:松澤章伯 (cv.置鮎龍太郎)



☆ミ


LOVERS ONLYは鳥海さんのに続いて置鮎さんので聞くのは2作目になるんですが、設定の関係からか、今回は本当になまめかしい…というより生々しい。
生々しいという言葉でも違うなぁと思うくらい刺激が強い作品でした。

鳥海さんのは主人公の設定が天使だったから というのもあって、全体的に美しい話だなぁなんて思いながら聞いたんですが(聞き手である私は「私」として聞く…というより、神や天使のように上から眺めているという聞き方でもあったし)、今回のは人間なので(というのもおかしいですが(笑))、リアルさが違う。


冒頭で登場するドゥオモ。
これ、多分少し前にBSの旅番組で見たと思うんですよね。
高い塔を延々と階段を昇っていくというのなんとなく記憶にあります。
エレベーターがなくて、かなり大変そうでした。

あと、主人公と「私」はホテルのフロアインテリアを担当することになるんですが、この仕事と似たような仕事をしているところをこれまたテレビで見たことありまして。

こうして、リアルで見たことあるシーンと重なる部分が多くて、余計に現実的に捉えちゃって、すっごーーく生々しく感じました。


今回初めてブックレットを見たのですが、「私」の設定も細かく書いてありました。
それとCDの内容によると、「私」は元・国際線の客室乗務員で、その後インテリアコーディネーターになり、数年で第一線で働けるようになるくらい才能がある女性のようで。
スーツを颯爽と着こなす美人さん。
そんな完璧な女性なんだ~と、ちょっと驚きました。
(それでも振られてしまうのね…)


大体のあらすじは…というと、

イタリアの家具メーカーに修業にきているものの現地の若者の発想力に圧倒されて挫折しそうになっていた章伯と、恋人に振られたばかりの「私」がドゥオモで出会い、話しているうちに意気投合して、その夜一日だけの関係に。

7年後、イタリアで作品を評価されるようになり、独立して事務所も構えられるまでになった章伯が、東京で新しくオープンするホテルの空間プロデュースをするために帰国。
そのプロジェクトで、客室乗務員をやめてインテリアコーディネーターとなった「私」と再開。チームを組むことになり…


章伯は「私」のことを忘れていたようですが、「私」は7年前に彼に見せてもらったスケッチブックを大切に持っていたことから、章伯を忘れることができず、それもあってインテリアコーディネーターになったとのこと。

お互い7年前のことを意識しつつも仕事仲間だから…と割り切っていたようですが、一緒に仕事をしていくうちに惹かれていって、ホテルの内覧会があった夜に…。
という感じです。

今回は鳥海さんの時のように別れることはなく、そのままうまくいって結婚?したのかな?
まだお付き合いが続いてるって感じかな?

どちらにせよ、ハッピーエンドでよかったです。


フリートークCDはお題に答えるというかたちで進んでいって、約10分程ありました。

フリートークの頭で「なんという作品を作ってるんですか」って苦笑い(?)されてました。
いろいろな作品でそういう表現はあったけど、こういうタイプ(一人語り)は初めてだったようです。


LOVERS ONLYシリーズは他の作品もいくつか聞かせてもらえることになってるので、他作品がどういう感じなのかとても楽しみです。