エアコンクリーニング、こんな業者は選ばないでください。第二回 | エアコンクリーニング、ハウスクリーニングのワールドクリーナー 

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化学を学んだ経験を活かして汚れの種類と洗剤の相性を見極め、日々お客様のお住まいをキレイにすることに没頭しているハウスクリーナーのブログ。お客様に喜んでもらいたい。笑顔を見たい。そして満足感を共有したい。そのために頑張っています。

皆さまこんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

 

第一回のコンセント抜かない業者の話。ビックリされた方も多かったのではないでしょうか?

 

他の事に例えるなら・・・、

 

ガソリン入れるのにエンジン掛けたままとか、命綱無しでボルダリングするとか、そんな感じでしょうかね。

 

困ったものです。

 

さあ、本日は第二回目のダメ事例ですが、第一回をご覧になっていない方は先ずはそちらをお読みになってから第二回へお進みください。

 

特に、冒頭の【はじめに】は必ず目を通していただきたく存じます。

 

いきなり第二回からお読みになると、私が他の業者のことを単純にダメダメ言っている嫌なヤツに見えてしまうからです。

 

よろしくお願い申し上げます。それでは・・・

 

ケース② 分解しないでクリーニング

 
これまた衝撃的なダメ事例ですが、本当のことです。
 
次に挙げる三つの分解状態で洗浄している画像を見かけたら、それはダメ作業ということです。その業者には頼んではいけません。
 
①フロントパネルとフィルターを外しただけ。本体カバーを外していない。

 

 

②本体カバーは外しているけど、アルミフィンの前に付いている電装部品を外していない

 

 

③自動お掃除機能付きエアコンで、お掃除メカユニットを外していない

 

 
▶これらの状態で洗浄している作業風景を見かけるのは、一般の方々が投稿したSNS上での画像です。

業者が自ら公開しているホームページや、SNSでは見たことがありません。
 
何故なら、業者自身が人に見せれるような作業ではないことを分っているからではないでしょうか?
 
ある意味、確信犯的な悪行と言えます。
 
あ!でも、一社だけ、YOUTUBEに自らアップしている業者がいました。
 
どの動画も、これらの状態で洗っています。
 
あちこちでトラブって、お客様からの問い詰めがあるとブロックして連絡が取れなくなるようですね。
 
エアコンを壊されて被害を訴える方々が散見されます。
 
そのうち被害者の会が出来て民事訴訟になるのではないでしょうか。
 
 
▶私自身は③の状態で洗ったエアコンを、その後すぐにクリーニングを頼まれることが少なくありません。
 
例えばこちら。7月にクリーニングした物を10月にご依頼いただいたエアコンです。
 
お掃除メカユニットが邪魔なので、ろくに洗えていません。
 
 
送風ファンもこんな状態です。全く悪臭が改善されず、我慢に耐えかねて当社にご依頼があったものです。
 
 
例を持ってご説明申し上げましたように、①~③の状態で洗った場合、お金を払うのに見合うようなキレイさは絶対に得られない。又はエアコンが壊れてしまう、とうことです。
 
▶先に、それらは一般の方のSNS投稿で見られる画像だと申し上げました。
 
その内容は、ダメだったよ~ではなく、業者さんにエアコン洗ってもらったらキレイになったよ~!という喜びの投稿だったりします。
 
私が申し上げていることと全く逆ですね????
 
何故そんなことが起こるのか?
 
それは、ダメ作業でも黒い汚水は出てくるからです。
 
どうも一般の方々は、真っ黒な汚水が出てくるのを見ると、キレイになったと思ってしまうようです。
 
ところが、エアコンクリーニングの実際は、そんな単純な物ではありません。
 
本当に見ていただきたいのは、バケツ一杯目の真っ黒な汚水が、二杯目、三杯目と進むに従って、だんだんと濁りが取れ、流れてくるゴミカスも少なくなり、やがて最後には水道から出てくる水と同じようなキレイさになって行く過程なのです。
 
それこそ、極端なことを言えば、最初の一杯目などは、年端もいかない子供が水鉄砲でチューチュー撃っても黒い水が出てくるのです。(もちろん、本当にそんなことさせたらダメですよ(^^;)
 
ちなみに、当社ではキレイ目なエアコンでも最低20リッター、平均で40~50リッター、多い時は60~100リッターの洗い流しを行います。
 
勿論、①~③とは全く異なる分解状態で、洗い易くした上で行います。
 
おのずと得られる結果は全く違うものとなります。
 
当社だけでなく真面目に活動している業者さんは、みな同じです。
 
そのようなエアコンクリーニングですから、ダメ業者に頼んでしまったことを知らなかった、喜びの投稿をされた一般の方々も、後々ダメ作業に気付くことになるのです。
 

お金を払うのに見合う作業が出来る分解状態とは?

 
それではお金を払うのに見合う、最低限のキレイさが得られる分解状態とはどんな状態なのか?ご紹介させていただきます。
 
④アルミフィンがむき出しで、その下に電装部品が無い状態。
 
 
繰り返しになりますが、これはあくまでも最低ラインの分解状態です。
 
この状態で洗えば完ぺきにキレイになる、という訳ではありませんので、誤解なきようお願い申し上げます。
 
更に上級のキレイさを目指そうとなると、、、
 
⑤ドレンパンを外す。
 
 
⑥送風ファンを外す。
 
 
⑦キャビネットを丸ごと外してしまう『背抜き』などがあります。
 
 
分解深度が進むに連れて、得られるキレイさがアップしていく傾向にあります。
 
それと同時に、作業の難易度が変わり、ご料金の違いとして現れる部分でもあります。
 
それこそ究極のキレイさを要求するならば、丸ごと壁から降ろしてしまうのが一番ですが、そこまでお金を掛けるなら、新しいエアコン買っちゃった方が良くない?といったケースが発生します。
 
ですので、皆様が候補に挙げている業者さんのホームページで、その業者さんの作業に対する拘りや、考え方、分解手法、ご料金を併せてご検討いただくのが宜しいかと思います。
 
いずれにしましても、そういった拘りや作業風景の綿密な解説が無い業者さんを選んではイケません。
 
値段と、イメージ写真と、ほんのチョロッとの説明だけの広告に釣られない様にお気を付け下さい。
 
それでは、また次回。よろしくお願い申し上げます。
 
>>>第3回へつづく
 
【追記】今回は分解の話に特化しましたが、分解しても洗い方がダメならば、やはり得られるキレイさもダメなものとなります。
 
分解だけで全てが決まる訳では無いことを最後に付け加えさせていただきます。
 
⇒洗い方の話はホムペの方にアップいたしました。