エアコンクリーニング、こんな業者は選ばないでください。第一回 | エアコンクリーニング、ハウスクリーニングのワールドクリーナー 

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化学を学んだ経験を活かして汚れの種類と洗剤の相性を見極め、日々お客様のお住まいをキレイにすることに没頭しているハウスクリーナーのブログ。お客様に喜んでもらいたい。笑顔を見たい。そして満足感を共有したい。そのために頑張っています。

皆様こんにちは。ワールドクリーナー坂井でございます。

今回は、今とても大切な事を、注意深く、連載形式でお話ししていこうと思います。

繊細な内容になりますので、先ずはここに至った経緯をご説明申し上げ、御挨拶に変えさせていただきます。


~はじめに~

今まで当社のホームページで、エアコンクリーニング業者の選び方と題して、こういう業者を選んでください、というお話しを何度かしてまいりました。

しかし、相変わらず業者の数が多すぎて、どうやって選べばよいか分からない、というお話をお客様から伺いますので、今回は手法を変えます。

ずばり、エアコンクリーニングを頼む際、こんな業者は選んではイケません、という内容です。

日本では、同業者のことを悪く評価したり、非難したりする行為が道徳的にタブーとされる風潮がございますが、そうも言っていられない状況が発生しております。

実際にそういう業者に頼んでしまって、エアコンが故障し、連絡しても逃げられる、という被害に直面している一般の方々のSNS投稿も見かけるようになっております。

ですので、今回はこういう業者を選んでください、という積極的な内容ではなく、こういう業者は選んではイケません、という消去法に準じた内容とさせていただくことにいたしました。

私といたしましても、、あまり乗り気のするやり方ではございません。

ですが本当に危ないのです。

勿論、特定の業者名や個人名を名指しで非難するような内容にはいたしませんが、同業の立場である私が同業者のことを低く評価する内容になることに違いはありません。

いえ、正直に申しまして、私自身は作業内容を見て、同業者とは思っていないですし、思われたくもないのが本心ですが、そこは一般の方々からご覧になれば、やはり現段階では同業者なのかもしれません。

ですので、そういう内容に拒否反応が出てしまう方々、特に【ダメ】という言葉を聞きたくない方は、この先はお読みにならない様にお願い申し上げます。今後、ダメというキーワードがあらゆる所で登場します。

また、ネット上では自らの身分や所在を明かさぬまま、他の個人や団体を非難する書き込みが横行している現代ですが、そういった行為は私が最も嫌う卑怯者のすることだと考えております。

自分が発言する内容には責任を持ちたいと考えておりますので、身分も個人名も明かしているこの場でお伝えしていくことといたしました。

一歩間違えば私自身が非難の対象になるやもしれません。それなりの覚悟を持って今回の連載に踏み切ります。

なお、媒体をホームページではなくアメブロにしたのは、ホームページは当社の商品を紹介させていただく場所だと思います故、今回の様な情報発信的な機能はアメブロの方が適しているだろうと考えてのことです。

前段が長くなりましたが、諸所ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
 

見分ける材料はネット上に沢山あるのです

 


近年、SNSの発達で一般の方々がエアコンクリーニングを業者さんに頼んだよ~♪という画像が投稿されたり、はたまた業者自身が作業風景をYOUTUBEにアップした物を目にする機会が多くなってまいりました。

ところが、それらが間違った作業であることが少なくありません。それこそ火災などの事故が起きても全く不思議ではない作業だったりすることがあります。

一般の方のSNSの中には、ちゃんとした業者から見れば、あまりにも低レベルで、値段が付けられない様な作業だったりするものの、お客様はそんなことは知る由も無く、喜びの投稿をされているものがあったり。。。

また、業者が自ら公開しているものは、良く恥ずかしげも無くこんな動画を・・・なんて思わざるを得ないものが沢山存在します。

今回は、その様な皆様の目にも触れる物の中からダメな事例をピックアップして、ご紹介していきます。

皆様がネット上でエアコンクリーニングの動画や画像を見た際に、これから連載していく内容にマッチする場合は、その業者は選択から外してください。

順番は絶対的に重要なポイントが守られていない事例から紹介してまいります。

それでは、本日は一例目になります。

 

 

 

ケース① 電源コンセントを抜かずにクリーニング

 


これは、業者のYOUTUBEチャンネルで公開されていて、業界でも話題のダメ事例です。

一般の方でも、電気製品のメンテナンス作業であれば、コンセントを抜いてから作業するのが当たり前だとご理解される方は大勢いらっしゃると思います。

と申しますか、ご理解されている方のほうが多いと思います。

ところが、そのチャンネルでは動画をアップする度、いつもコンセントが挿さったまま作業をしています。

それはマズいだろうということで、私を含め、幾人もの同業者がコメント入れましたが、見ているのか、いないのか?改善されることも無く、そのまま続ける状態。最近はコメント拒否にした模様です。

仕方なく今回の一例目といたします。

そのチャンネルにコメントした内容に、管理人でなく、一般の視聴者さんから、コンセントって抜かないとダメなんですか?といった返信も寄せられていたので、改めてその理由をご説明させていただきます。

 

 


ずばり、ショートしてエアコンが壊れる、最悪のケースでは火災が起きる可能性があるからです。

・エアコンクリーニングでは分解作業で電装部分のコネクタを抜いたり、挿したりする作業が伴います。コンセントを抜かないと脱着の瞬間にパチッとショートして電装基盤が故障することがあります。

・また、電装基盤内では電気も減圧されていますが、コンセントから基盤への入り口、それから室内機から室外機への伝送経路部では100Vや200Vがそのまま流れています。
万が一その部分でショートした場合、バンッと重さを伴うような衝撃音と共に、漏電ブレーカーが落ち、スゴイ火花が飛びます。
ドライバーやペンチなどの工具は、一瞬で溶けて使いものにならなくなります。
人間の体内にも電気は流れます。物凄い痛さです。
もしも飛び散った火花が周りの引火性の物に飛び火すれば火災が起きます。

・仮に分解作業では大丈夫だったとしても、洗浄中に基盤周りに水が侵入してしまった場合もショートを起こす可能性があります。勿論、電装部には養生をして、水濡れを防ぐ工夫を凝らして洗浄しますが、こういった作業に絶対はありません。可能な限りの安全を確保するために、必ずコンセントは抜いてから作業をします。

・もしもエアコンクリーニングに資格制度があるとしたら、その業者は実技試験が始まって1分で失格です。

・ちなみに私は前職は自動車関係でしたが、オーディオ交換、ナビ取り付け等、電装品を触る作業では、いの一番にバッテリーのマイナス端子を外すことから始めます。乗用車のバッテリーは12V。家庭用コンセントに比べればずうっと低い電圧ですが、それでもショートさせると、スパナなどは溶け
て使い物にならなくなります。カーバッテリーで溶接もできるんですよ!。

・また、パソコンの修理業でもノートパソコンを修理する際は、一番初めに内蔵バッテリーを外すことから始めるそうです。

・なんの電気製品でも、作業を始める前に電源を断つ。これは基本中の基本であり、大前提。コンセント抜かずに作業したことあるけど大丈夫だったよ、なんて話しは運が良かっただけです。

・安全を確保した上で作業をすることは、プロとして最低限のルールなのです。

もしも、コンセントを抜かぬまま作業をしている風景を見かけたら、絶対にその業者は選ばないでください。

それでは、今回はこれにて終了です。

>>>こんな業者は選ばないでください。第二回につづく