いわゆるコワーキングスペースのようなものです。
アフリカとは思えない光景や、様々な商法が手に入ると聞いてやってきました。
JICAの支援も入っています。
飛び入りの訪問でしたが、マネージャーの方にお願いすると快く引き受けてくれ、館内案内もしていただきました。
これがロビーです。
ここで作業しているのは起業など何かアイディアを持っている若者で、ここを拠点に事業を始めたり仲間を見つけたりする機会を提供しています。
バングラデシュ編のブログで紹介したことのある「e-education」の人もここでパートナーを見つけることができたとか。まず、eーeducationがここまで進出しているというのにも驚きですが…
そして同じビルに「商工会議所」のオフィスがあり、そこで活動しているJOCVの方にもお話を聞くことができました。これも飛び入りだったので、受け入れてもらえて感謝です。
ルワンダはケニアやタンザニアのような観光資源や鉱物資源がありません。
領土も狭いので工場を立てにくいですし、海にも面していないので産業が育ちにくいのです。
でも「治安が良い」「賄賂がない」など政府がしっかりしており、それが売りだとも言えます。
そこで政府が力を入れているのが「東アフリカのシンガポールになろう!」という計画です。
治安などが良いので、ここを外資系企業の拠点にしてもらい、そこから東アフリカへの進出をしてもらうような形で企業誘致しようという考えです。
また、土地がなく海もないので、勝負できるのは「IT分野」ということになります。
そこで「k-Lab」のような起業しやすい環境を作っているわけです。
商工会議所内にはJICAから派遣された「ITC」の専門家もおり、政府と一緒にIT分野での政策を考えているのです。
実際、ルワンダは他国に比べて電波環境は良いと感じました。
いやー、面白いですね!
そして後日、キガリから車で1時間ほどの「ミャマタ」という地方都市を訪問。
ここでは「職業訓練校」を訪問しました。
「溶接」や「コンストラクション」を教えている学校からも「ウガンダ流?」の教育方針を感じました。
ちなみにこの写真は生徒たちが建設したトイレです。
こちらも作業場。
ここで作られた家具などは、実際に販売されています。
ここは溶接の野外教室。
と思ったら、こんな感じて削ったりとちゃんと作業していました。
ここで溶接された作品も。実際に販売されるそうです。
さてさて、何が「ウガンダ流?」かというと、この職業訓練校は「就職のあっせん」や「就職案内」のようなものをしていないのです。
おいおい、サボってるじゃないか!笑
と僕は思ったのですが、話を聞いていて面白いことが分かりました。
なんと座学の授業に「アントレプレナーシップ」があるのです。
(アントレプレナーシップ=起業家精神)
日本ではなかなかそんな授業はないですよね?
授業内容を聞いてみると「銀行のシステム」や「需要と供給」など日本の社会科で習うような内容ではありましたが、それでも「アントレプレナーシップ」を取り入れているなんて驚きです!
僕が思いました。
「つまり、就職せずに起業しろということか?」
だとしたら、むちゃくちゃ面白い国じゃないですか!
ただ訂正をしておくと、ルワンダをはじめ多くのアフリカの国は「求人」「就活」という文化はなく、親や知り合いのコネで就職します。
なので、もともと就職支援というのは、ここではなじまないのでしょう。
さてさて、今回も長くなってしまいました。
ルワンダは非常に面白い国だと本気で思っています。
明日は国際協力の失敗例に触れながら、お話をしていきたいと思います。
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