リビング新聞様主催、パナソニックリフォーム様協力で開催された
「家族を守る~2DAYS 住宅の地震対策セミナー」におきまして、
防災に役立つ整理収納セミナーをさせていただきました。

 

クローバー画像の道久礼子先生と小林正実先生は前日の11日に登壇されました。

 


当日は、まずパナソニックリフォーム株式会社 商品技術部の松澤さんから
南海トラフ地震に関する現時点での被害想定のお話、

住宅の耐震診断に行政から補助金が出ますというお話がありました。

 


6月10日の予測では、南西の海溝に大きなひずみが見られることから、
万が一南海トラフ地震が発生した場合、

岡山でもかなり大きな被害が予想されるとのことでしたね。

 

各行政からは、住宅の耐震診断だけでなく、

耐震改修工事にも上限40万円、補助率50%で助成が出るとのことでした。

 


次に、当日私がお話させていただいた内容を要点のみまとめておきます。

 


 

①理想の整理収納を実現させる前提について


私たちが所有しているモノには、大きく分けて4つの側面があります。

 

a. 毎日使っているモノ/使用頻度が高いもの

       服、カバン、食器、スマホなど

 

b. 定期的に使うモノ/定位置があり、きちんと管理されているもの

       礼服、ひな人形、おせちの重箱など

 

c. 「使うかも?」「着るかも?」でなんとなく持っているモノ

       読んでいない本、着ていない服、使っていない便利グッズなど

 

d. 使えなくなったモノ

       壊れた家電(修理すれば直るかも?でも直していない)など

 


モノが収納から溢れている、使いきれないほど持っている場合は、

cとdを「いかに使うか?」「いかに定位置管理するか?」「いかに手放すか?」を考えること。

片付かないからといって、収納家具をやみくもに増やしても解決にはなりませんチーン

 

 

 

②防災・減災につながるお片づけとは?


大切なのは、日ごろからの備えです。

 

★棚の上、高いところにはモノを置かない→転倒・落下によるケガの防止
★床・廊下・階段にはモノを置かない→避難経路の確保
★絵画やカレンダーなど、壁に吊っているものは安全な状態か確認する

 

 

 

③浴室・トイレの防災


浴室・トイレに入っている間に地震が起き、中に閉じ込められるケースがあります。

★浴室・トイレの外に、転倒し、扉をふさぐ可能性がある家具など置いていないか?

 

 

 

 

④ローリングストックという考え方


非常用に備蓄する食料は、家族が好きなものや食べ慣れているものがオススメ
「非常食」というイメージだけに捉われて、保存期間がただ長いものを準備するのではなく、
「生きていける食べ物」を非常食として準備しましょう。

 

★病気などで食事制限があったり、食物アレルギーがある場合は特に、
生きていける非常食を準備しておく。


★人間の3大栄養素「炭水化物・たんぱく質・脂質」、気持ちを落ち着かせる「デザート」の
4点を押さえて非常時の献立をつくり、準備する。

→この方法は、広島の整理収納アドバイザーの江川佳代先生から教えていただきました。

冷静に考えればナルホド納得!ですよね


★飲料水の備蓄は、消費期限が切れたら「飲めません」と記しをつけ、
生活用水として備蓄する。

→この方法は、大阪のRAKURASHIさんに教えていただきました

 

 

 

⑤災害時により役立つ住宅設備

 

 

★太陽光発電システム
パナソニックなら、曇りや雨の日でも発電します。

 

★蓄電池
貯めておいた電気を停電時に活用できます。

 

★エコキュート
停電時でもお湯を使うことができます。
停電・断水時は生活用水として使用することができます。
(370Lのエコキュートなら、満水時20Lのポリタンクで18個分)

 

★節水トイレ(アラウーノ)
停電になっても手動で排水できる。最新モデルは9V乾電池で通電し、排水可能。

 

★パナソニックの食器棚についている「耐震ロック」
震度3~4程度(広報仕様は震度5弱程度)でロックがかかり、扉が開くのを防ぎます。
ロック解除の方法も簡単です。

 

 

 

⑥停電時に役立つ小物家電
乾電池の備蓄はエボルタがおすすめです。

 

★電池がどれでもライト

 

 

★LEDランタン

 

 

★LEDソーラーライト

 

 

 

⑦今日すぐにできること

★浴室・トイレの外に転倒の恐れがある家具がないか、確認しましょう。
★避難経路上に床置きしているものは片づけましょう。
★非常時の献立を考えてみましょう。
★懐中電灯、ラジオ、リモコンの電池を確認し、交換しましょう。
★非常災害袋が自宅にある場合、中身を出してちゃんと機能するかを確認しましょう。
★火災報知機の設置(キッチン・寝室・2階以上の建屋の場合は階段上)が義務化されています。
自宅についているか確認しましょう。

 


 

 


ここまで!!

 

ご来場いただきました皆さん、

リビング新聞様、パナソニックリフォーム様、本当にありがとうございました。

 

 

「ここの部分をもっと詳しく知りたい」とか
「ここはこういう考えのほうが適切じゃないかな」というようなご意見・ご感想は
ぜひコメント欄から教えていただけるとうれしいです。

ここに書いたことに関する詳細は今後もブログに書いていきたいと思っていますので、
皆さんからネタをいただけると、本当に飛んで喜びます!w

 

 

 

 

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セミナー終了後はパナソニックリビングショールーム1階で

パナソニックのキッチンや水回り設備を見学。

停電時に非常用電源に自動的に切り替わるようなシステムもあるんですね~~。

私もとても勉強になりました!