少しだけ早く見てきました。
Dior & I.
ディオールと私。

ラフ・シモンズを中心に
メゾンを支える職人さんたちの姿を描いた映画。
12月、パリ行きの機内で
ディオールのドキュメンタリー番組を
何度も見て
銀座でディオール展に行って予習。
サンローランがモンドリアンから
インスピレーションを得て
モンドリアンルックをデザインしたように
キュレーター経験もある
シモンズ氏とアートの関係に興味津々。
シモンズ氏の傍らに
ゲルハルト・リヒターの画集が置かれていた一瞬のシーンが忘れられない。
シモンズ氏が
ボーブール(ポンピドゥー)に通ったり…
スターリング・ルビーの作品がキーとなっているのは周知の事実。
コレクションの会場装飾は
ジェフ・クーンズが大きなヒントに。
映画の後はいつものように作品を振り返りたくなって
作品を通して知らない世界を教えてくれたリヒターからスタート。
自宅にある資料を読み始め…

ジェフ・クーンズも。

YSLではサンローランが
ステッドラーの鉛筆でデザイン画を描いていたシーンが格好良かったけれど
シモンズ氏は鉛筆を使わず…
サンローランでは
テタンジェを勧めるシーンがあって
ディオールにも
シャンパーニュを飲むシーンがあって
シャンパーニュはフランスの
art de vivreなのだということを再認識。
どんな時にもシモンズ氏に寄り添う
パートナーのロビー・スネルダーズ氏。
シモンズ氏は言葉の問題もあり
職人さんたちとのコミュニケーションにも
スネルダー氏は必要不可欠な存在。
クオリティの高い仕事のために
優秀な人材は何よりも大切な財産。
サンローランのパートナー、
ベルジェ氏しかり。
それにしてもこの映画
ディオール氏が存命だった頃の
メゾンの様子と
現在のシモンズ氏を取り巻くアトリエと
新旧が交差した上手な構成だなと思いました。
思っていた以上に見応えのある映画。
感動して泣いていらした方もちらほら。
ディオールの原点
グランヴィルにあるムッシュ・ディオールの生家を訪ねてみたいな。
パリのメゾンに飾られている
ビュッフェが描いた肖像画も見たい。
この映画公開に先立ち
モードをテーマにした特別プログラムが組まれています。

友人の感想を聞くのが楽しみ。
シャンパーニュ飲みながら…
震災から4年。
こうして大好きな映画を見ることができる日常に感謝。