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この犬種ほど、バリエーションに富んだ犬種は珍しい、また、この犬種ほど繁殖する人間が溢れているのも珍しい…言うなれば猫も杓子も…という状態です。
犬飼い初心者レベル、ピットブルの容姿をして人間に良ければ何でも良い、というビギナー、
犬飼い中級レベル、カラーや容姿、ちょっとした物欲や番犬的な性質も有ってほしいと望む犬飼い歴、2匹目、4年 5年etc
犬飼い上級、大型犬飼い歴10年以上、複数頭飼い、様々な犬に纏わる病気や愛犬を見送る経験歴、複数頭、
こうして、分類的に分けて見ると、
初心者レベルは、出来るだけ低価格、色、見た目がちゃんとしたピットブルならば、繁殖者が詐欺師まがいでも何でも良い、犬販売情報サイトにて販売されていた中から選んだだけ、と、言う方も多いでしょう…
中級レベル、人づて、紹介、販売情報サイトを閲覧はもとより、SNSをサーフィンしながら、どこのピットが良いか自分なりに写真から想像して選択、というが方が多いでしょう…
上級レベル、個体の一定以上の情報、繁殖者の情報、人づて、病気の有無、血統、特徴、これらの事を知った上で選択したい、という方が多いでしょう…
この中から、特に、中級レベル、上級レベルさん達に向けて書いてみます。
ビギナーさんはごめんなさい、私の説明は、拘りや専門的な事になりますので、参考にはならないと思います。
元々アメリカンピットブルテリアは何の為に作出され、どの様な用途で発展してきたか?
何の犬種から作られたか?
その過程において、どの様な改良やどの様な目的でその改良が行われて来たか?
そして、それらの改良で、犬はどうなったのか?
闘犬ライン=ゲームピット
ウェイトプル競技用のlargeピット
家庭犬向けのレギュラーピット
ブーリーとも、ブリーとも呼ばれるアメリカンブーリー系ピット、
近年では、フレンチブルドッグとのミックスで作られた奇形系ブーリー、
本当に、見苦しいほど節操も知恵もない、繁殖ビジネス屋が溢れ返っているのが現状です。
無知で、何の知識もないピットブルど素人繁殖屋が、動物取り扱い業をあの手この手で取得して、金儲けだの為に、無造作かつ無節操に繁殖、はたまた有名ケンネルの名前を利用し、販売情報サイトで売る盗人猛々しい真似までする輩が出て来る始末、犬図鑑で得た知識レベルで、今回の子達は出来が良い、骨量が有る、頭の張り方が良い、とか、何の根拠も動物医学的な根拠も知識もない輩が、平気で語り販売しているのが実状、まぁ、これだけ無法地帯になるのも珍しい現象です。
理由は、需要があるから売れる=ピットブルを求めるビギナー&中級者が沢山いる、という事につきます。
小遣い稼ぎ、本気稼ぎの輩が90%以上のアメリカンピットブルテリア繁殖界、
なぜなら、アメリカンピットブルテリア、素晴らしい、より良い、より優れた、個体を生み出し、健康で、外見だけではなく、中身も強く頑丈で健康で意欲的な個体を拡げて行きたいと強い信念と向上心で作出している人が極々少数、私が知るのは、数人です。
そんな事はない、という反論が有る輩が大半でしょうが、そんな人間に、私は尋ねてみたい、
1, 何をコンセプトで繁殖しているのか?
2, 根拠が有るならなぜその個体を使っているのか?
3, なぜその血統を使いどんな個体作出を目的にしているのか?
4, カラー、サイズ、機能、を、目的にしているのならなぜその個体同士を選択したのか?
5, 適当に入れた♂と♀で繁殖していないと言える理由は?
繁殖ビジネス、大いに結構です。健康で素晴らしい個体を世に出すのなら世の中の皆さんも大歓迎だと思います。
私も大賛成です(*^^*)
ゲームピットは、ここでは除外して考えてみます。理由は、ゲームピットは、闘いにおいてより強い個体を作出するという明確な目的が有ります。
largeピット、これは、重量物を引いて前に出て行くという並外れたパワーと前進していける意欲を持つ個体を追求していくというこれまた明確な目的が有ります
しかし、一般的なレギュラーピットや、奇形系ブーリーピットには、目的がない、生きていく上で必要かつ生命維持に必要不可欠な機能的要素の欠如をしている奇形系ブーリーピット、
こうしたピットブルを知らず知らずのうちに求めている方々は、一体何を求めてピットブルを飼うのでしょうか?
犬が好きだから、ピットブルという容姿が好きだから、
ならば、もう少し踏み込んで、ピットブルのより良い優れた個体作出に心血を注ぐ、繁殖者を探してみる努力をしてほしいと、私は思います。
今は、ネットを叩けば色んな情報が溢れている時代です。
良い事も悪い事も
アメリカンピットブルテリア、世界最強最高にして素晴らしい究極の犬種です。
だからこそ、この犬種を扱う方々には、ジェントルマンで有って欲しいし、モラルや品を持ち合わせて欲しいと思う訳です。
*ピットブルが欲しい、飼いたいと考えている方、私にメッセージで下さい。
私は、日本のピットブル繁殖者の実態は、調べれば全て分かる立場にありますので…
*largeピットを希望される方は、ワイルドチェリーさんの個体を引くのが間違いないでしょう!
日本で、largeピットと呼ぶに相応しい個体やブロードを扱うのは、ワイルドチェリーさんしか存在しません。
*ゲームピットは私の専門分野です。
*日本に、素晴らしい個体と、素晴らしいピットブルブリーダーが残存する事を願います。
*詐欺師ブリーダーは、滅ぼしましょう!!
今、欧州では、イングリッシュブルドッグでさえ、呼吸系障害の改善を図ろうと昔のオールドブルドッグへの容姿帰還を計画的かつ遺伝子学専攻の研究者や獣医達の元で研究されて行かれている時代に、一部のアメリカ人達のお陰で、可愛い等という理由で、奇形ピットのビジネス繁殖が繰り返され、それを追従する無知識、金儲け目的の為だけにこうした奇形ピットを繁殖しようとする人間がいる事に、私はその神経と価値観を疑いたくなります。
日常の運動すらもまともにこなせない、階段の上がり下がりさえスムーズに出来ない、走ればゼェゼェと呼吸困難にさえなる犬を作り出そうとする考え方に、私は、その繁殖者、又は、そんな犬を求める人間に嫌悪感と軽蔑心が芽生えます。
せめて、普通に歩き走り、呼吸がスムーズに出来る犬で有って欲しいと、思う訳です。
人間の五感に触れる、見てくれの可愛いキャラクターと、全くの機能無視したビジネスの為だけに作り出されるモノとしての犬、この価値観を持つ人間は、ただただ怒りと軽蔑しか感じないのであります。
犬は、人間とヒフティーヒフティーではありません。
犬は人間に飼われ愛され、養われて生きる生き物です。
だからこそ、人間が好きに欲望のままに、姿形を変えて、何でもアリをして言い訳じゃありません。
そう、考えるのが私です。
少なくとも、私の関係者には、モラルとプライドを持って犬を触って欲しいと願います。