ドゴアルヘェンティーノの定義 | 世界を旅する求犬道人 大真面目だ‼

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世界中「ヨーロッパを中心」の犬を求めて、夢見る真のスーパードックとの出逢いと、育成に、人生の半分を注ぐ我が儘男の生きざまblog

欧州、特に東ヨーロッパは、ドゴアルヘェンティーノ熱はとても高い(*^^*)
その多くが、実際のハンティングで使われ、ハンティングでの適性、ドゴの特徴、ドゴの持つ気質、姿形、を、忠実に再現しようと努力する実猟ドゴマンは多数いる(*^^*)
その数は、南米を遥かに超えて、本国アルゼンチンを凌ぐクォリティーの高いドゴが欧州には揃い踏みしている、

そうした中で、近年に増えているマスチフドゴ、頭大きく、腰をふりながら歩く姿は正にモロサス(^^;
こうしたタイプは、本来の機能的ドゴアルヘェンティーノとはかけ離れていて、耳を切らず、色を茶色やブラックにすると、それこそ、アメブルやブルマスチフに見えてしまいます。

ドゴアルヘェンティーノは、スピード、スタミナを有し、頭骸は大き過ぎず、マズルは太く、身体はよりポインターやハウンド種に近いものが優とされ、6歳7歳を迎えてもなお躍動出来る身体の完成形がイメージ出来てこそ、本来のドゴを見る目で有ると、私もこの数年間ヨーロッパへ行く度に言われ続けております。

が、最近になり、ようやく、その意味が解る様になって来ました(^^;

モロサスが、スタミナに溢れ躍動出来る年月は僅かに3年~4年、長くて5年、しかし、

機能的ドゴアルヘェンティーノは、平均して、5年~6年は躍動、力強い作業が出来るのが普通であるとドゴマンは口を揃えて言います。

ドゴアルヘェンティーノはハンティングドッグ、決して見せ犬とは違います。

ただデカイ、マスチフの様に頭がデカイ、これはドゴアルヘェンティーノではなく、ただのホワイトマスチフになります。

FCIが定義するドゴアルヘェンティーノは、ショードッグとしての定義であり、ハンティングドッグとし作出されたドゴアルヘェンティーノの定義とは違います。

理想がFCI定義なら、ドゴマンによる機能的ドゴの定義は、スピード、スタミナを有する事が出来る身体構造である事が絶対条件、この事は、世界のドゴマンが認知する常識です。

この6月に、セルビアで行われた欧州最大のドゴアルヘェンティーノのドッグショーです。↓
私の友人であり、パートナーケンネルである、彼の所の写真のAlanoが、ヤングアダルトCH,
ベストヘッドを取り、事実上の欧州No.1になりました。

しかし、友人いわく、これは、ショードッグとしては完璧なドゴアルヘェンティーノである、が、ハンティングドゴとして見ると完璧ではない、と、言います。

後ろ脚の角度、放つオーラ、頭部サイズとマズルの対比サイズ、

私の本音、えっ👀⁉そんな事まで言い出したら、キリがないよ(^^;

見た目が良ければそれで良いんだよ❗

と、言うと、ダメだ、日本には、タイプが違う良いドゴを入れないといけない、100%はいない、だけど、80%はいる、だから、80%のドゴアルヘェンティーノ・タイプ違い牡5、牝5いれば、パーフェクトだ❗

確かに…でも…

誰が飼うんだよ【買うんだよ】と、私の心の叫び(^^;


ドゴアルヘェンティーノは、ハンティングドッグ❗

マスチフでも、アメブルでも、ブルマスでも無い、


しっかりと、この定義だけは頭にインプットしておきましょう(*^^*)