当クラブの外産ドゴアルヘェンティーノ・お馴染みの、Onityanです。
本来なら、ownerである私は、絶賛、欠点を言わずに長所だけを言い続けるでしょう(*^^*)

ですが、ハンティングドッグとしてのドゴの定義に照らし合わせると、Onityanは、かなりズレてしまいます。簡単に言うと、体重オーバー、頭部が大き過ぎる、正に、近代マスチフドゴアルヘェンティーノの部類になります。
↓世界中で大人気のカネコルソ・世界中のドッグショーで、全犬種展でも通用する唯一のマスチフ種、キングオブマスチフ種です。イングリッシュマスチフが王道と思われる方もいますが、違うんですね!
【カネコルソこそが、ブランドの目で扱われるキングマスチフ種です】

このカネコルソと比較しても見た目の重量感に、Onityanは全く見劣りしていません。
それは、何を意味しているのか?
解りますか?
そうなんです(^^;Onityanは、マスチフドゴに限りなく近いんですね❗

本来のドゴアルヘェンティーノからはかけ離れているんです。
ですが、パーツ一つ一つを見ていくと、実に素晴らしいんデスネ(^^;
骨量、後脚、マズル、体躯構成、全てに高いクォリティーです。
しかし、全体像を見ると、デカ過ぎる、太過ぎるんですね(^^;

⬆
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⬆の二枚の写真見比べて下さい。写真上のカネコルソ体重60㎏、Onityan体重54㎏、全く見劣りしていません。体重はカネコルソの方が有ります。見劣りしない理由は、後脚臀部から太腿の発達と胸の深度がそう見せているんです。
これは、肺活量やスピードを持ち合わせる構成になっているからであります。すなわち、ドゴは、完全マスチフ種であってはならない、という定義になります。
先ず、写真のカネコルソとOnityan、猟野で、15分20分と獣を追えるスタミナとスピードが有る様に思えるでしょうか?
私には見えません(^^;まず無理です。
カネコルソは、仕方がないですね(^^;ハンティングドッグでは有りませんから…
ですが、ドゴは、ハンティングドッグとして作出された犬種です。
その特性や特徴に純粋な犬種でなければその定義は無いものと同じです。
ドゴに求められるのは、大型獣、猪や熊含む・ピューマやヒョウ等のネコ科獣と渡り合える強さ、身体構造、スタミナ、スピード、気質、これらが高い次元に有る必要があります。
猪も、ピューマも、獣というものは、猟野で突然潜む場所から時に攻撃してきます。
正面から分かりやすく襲って来る事はほとんど有りません。
猟野に入れば、獣の姿が見えなくとも、気配や殺気を感じ取れなければなりません。
ドゴアルヘェンティーノは、その獣の気配や殺気を敏感に感じ取り、まだ見えない敵をも脅す事の出来る独特のオーラを放ってこそ、ドゴアルヘェンティーノと認められると言われています。これが、気質気性という部分の定義です。
身体構造は…
1、マスチフ種の様に頭部が大き過ぎない事
2、ボディは、グレーハウンドとマスチフ種 50対50の身体構造比率が望ましい
3、スピード、スタミナに溢れた身体特徴をし ている事
4、大型獣を恐れない猟欲を持ち合わせている 事
5、潜む獣敵を脅す事が出来るハンティングオ ーラを放てる事
以上が、ドゴハンティング歴20年30年のドゴマン達のほとんどが、語るドゴアルヘェンティーノの理想と定義であります。