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旅するように暮らしていこう

写真家大野朋美オフィシャルブログ



こないだね、企業の社会貢献とか、

最近よく耳にする社会起業とかについて

何人かで話していたんです。



「でも本来、企業活動自体が社会貢献だよね。」

話し合いは、早々に出たこの意見で、ほとんど

以上終わり。ってかんじもありましたが。



まあ、それでね、

このことでちょっと思い出したことがあるんです。



それは私がまだこの仕事を始めたばかりの頃のこと。



実は自分で決めて始めた仕事なくせに、

最初はこの仕事を選んだことに

後ろめたさも感じていたんです。



写真なんて仕事は、本当に人の役に立っているんだろうか?



カメラマンっていう仕事が

もしこの世から消えたって、

究極、誰も困らないんじゃないか?

そんな仕事する意味あるのだろうか?



人生や生活に本当に困っている誰かの助けになるとか

そういうものじゃないように思うし、

それよりも方向間違えれば、例えばパパラッチとか、

そういう人に後ろ指さされるようなことにだって

なるかもしれないのだ。



そんな風にまで考えるようになってたんです。



そんなある日、友人のYuki(仮名)と飲んでいたときに、

彼女が介護士だったこともあって、

ついこんな自分の気持ちを口にしたことがあります。



Yukiはさ、介護士っていう

人の役に立つ立派な仕事をしているのに、

私はカメラマンなんて仕事を選んで、

なんか後ろめたい気がしてるんだよね。





それを聞いたYukiは突然声を荒げました。

なに言ってんの!



カメラマンだって人を幸せにする仕事じゃん!

私はTomoちゃんの撮った写真好きだよ。

写っている人たちの笑顔みたら

人を幸せにするいい仕事をしてるんだなって思っているのに。。



そう言われてもこの時は、そうかな。。。って

迷いが残ったままでした。





でもある日ふとこんな疑問が頭に浮かんだんです。

じゃあYukiは、立派な仕事だから介護の仕事を選んだのか?

この結論は、疑問とほぼ同時に出ました。

違うんじゃない?

違うでしょう。



彼女は、介護の仕事を

きつくて大変だけど、無理して頑張って、

世のため人のためにって思ってやっているの?

それはちがうでしょう。



彼女は好きでやってんだ。

やりたくてやっている。

写真を撮って喜ばれるよりも

介護をして、喜ばれる方が

嬉しいからやってるんだ。



Yukiに失礼なことを言ってしまったな。

そう思いました。



私は、仕事っていうのは本来

汗水たらして一生懸命、

世のため人の為に役に立つことをやるものだ

そんな価値感を持っていて、

それを彼女に押しつけたのです。



そしてそんなイメージを持っていた自分だから

やりたいことを仕事に選んだ自分の後ろめたさを

彼女にぶつけていたんだと。





それから半年ほど経って、

また彼女と飲む機会ができたので、

このことを謝ろうと思いました。



こないだあんなことを言ってごめんね。





え?なに、そんなことあったっけ?!


え、覚えてないの?
うそー!あったじゃん!


う~ん、全然覚えてない。
なんだっけ?


だからね、私がこう言ったら、あんたが怒ってさ、、
だからごめんって、、、あ~もう!


まあいいじゃん、飲もう!
あんたも面倒くさい性格だね~。


う~~(メ-_-)


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