旅するように暮らしていこう

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写真家大野朋美オフィシャルブログ

日々の暮らしの中にも

ちょっとした

まるで旅の途中のような

発見や楽しさを見つけながら。。


そんな風に暮らしていきたい。



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私もジブリ映画は好きなんです。



でもどの作品も人気なので、
だいたい封切りされた一ヶ月後くらいを
見計らって行くんですよ。



空いていて、でもまだ小さいスクリーンに移ってないくらいにね。





“風立ちぬ”先日いきました。
結構、席空いてましてね。



私も評判はいくつか耳にしていましたから、
なるほどって思いましたが。



でもですね。



見終わって、私はもう一回観たいと思いました。



ほんとうによかった。



いい映画でした。



他になんとも言葉が出ないけれど
とにかくいい映画でした。



私のもう一つのこだわりで、
観た映画は必ずパンフレットを買うんですが、
そこにゆーみんのコメントがあって、
そのどれにも、激しく同意でした。



確かに大人向けの映画だし、
大人っていっても
私くらいの年齢にならないと
なかなか感情移入しづらい部分も
あるのかもしれません。



でも私は大人として、中高生には観てほしいと思いました。



わからないからと言って観せない理由にはならない。



今わからなくても、必ず何かが残る。



そしてそれは、これから先も残しておかなければ
ならないようなものだと思いました。





この映画には、個人の人生と現実社会の
辛くて、厳しくて、凄まじいことがたくさん描かれていました。



でもそれらを決してどぎつい表現ではなく、
ジブリらしいかわいらしい絵や
美しさというもので表現していました。



余談ですが監督は制作ノートに
「美しい映画をつくろうと思う」と
書いていたようです。
それが宮崎駿の流儀なのでしょう。



でもだから、観た人は
「まあまあ面白かったけどね」とか
「面白いけれど、いまいち腑に落ちない」的な
感想になるのかもしれません。





かわいらしいキャラクターと美しい世界にだまされてはいけない。



これはものすごく辛くて、厳しくて、凄まじい現実を表している映画でした。



だから最後に、「あなたは生きて」というセリフがあり、
この映画のキャッチが「生きねば。」なのでしょう。



私はエンドロールが流れるのを呆然と観つつ、
それでも人は生きないといけないのかと思ったし、
だから涙が溢れて止まらなかった。



そして子供のようにだだをこねたくなった。



映画では大正から昭和のはじめ頃の
日本が描かれていました。



大震災と焼け野原、
貧しくて、仕事を求め
線路沿いを東京へ向かって
ひたすら歩いて行くしかない人たち、
銀行の預金封鎖、
軍によって統治された社会、
そして戦争。



個人の物語だってそう。
二郎は子供の頃に、飛行機を作りたいという夢を持った。
それは男の子なら別段特別なものではなく、素敵なもの。



そして夢を夢で終わらせず、それに向かってまっすぐ走った。
これも全く素敵なことです。



でも結果、どんな人生だったかということも描かれている。



その純粋さが周囲にどんなことをもたらしたのか
ということを描いている。



ものごとには必ず両面あるのだという厳しい現実を伝えている。



そしてヒロインは冬の寒空の下、結核の療養所で毛布にくるまり、
みの虫のようになってベッドに横たわった。
それを選んだ。選ぶしかなかった。





しかし、この映画では決して、
人生なんてこんなものだってことを言いたかったのではないだろう。



しかし、人生はせつないってことは伝えられていただろう。



それでも「生きねば。」なのだ。



だから若い人たちにも観てほしいと思った。





いやだと言って座り込み、
だだをこねても、大人は先に歩いて行く。
待ってー!と叫んでも、
誰も立ち止まってはくれない。



わたしたちは、どんな道でも、
どんな現実であっても
やはり歩いて行かないといけないんだ。
生きていかないといけないんだ。


http://youtu.be/a3PBiLDXawU