私が現在住んでいるところは、
3つの駅を利用することが可能です。
その物件を紹介してくれた営業の方も
「3つの駅を利用できて便利ですよ!」
と、教えてくれました。
ただ、その実態は、
「どの駅からも微妙に遠い」
というものでした。
(もちろん、それには納得した上で、
契約をした訳ですが)
このように、
「近い駅がひとつも無い」と表現せずに
「3つの駅を利用できて便利」と表現する
ことで、印象は全く異なります。
採用においても同じようなことが言えます。
面接でよくある質問に、
「あなたの長所と短所を教えてください」
というのがあります。
この場合、短所に関しては、ほぼ
「短所ではない」答えが返ってくることが
多いのではないでしょうか。
短所を聞いているつもりが、不思議なことに
いつのまにか、長所に変わっていたりするのです。
これはおそらく、
「面接で短所を聞かれたら、
長所に言い換えるように話しましょう」
という面接テクニック(?)が
広く普及しているからでしょう。
これは、会社も同様です。
例えば、「離職率が高い」ということも
そのまま表現すると募集効果が落ちるため
下記のように言い換えることが多いでしょう。
●平均年齢が若く、働きやすい環境です
(どんどん辞めるので、若い人しかいない)
●抜擢人事あり!実力次第で1年で店長に
(育成する前に辞めるので、抜擢するしかない)
●業務拡大のため積極採用中!
(普通に大量採用すると怪しまれるので、
「業務拡大のため」にしている)
ただ、これらの言い換えには限界があります。
例えば、冒頭の私の住まいの例で言うと、
「3つの駅を利用できて便利」で
物件の下見までは案内できても、
「どの駅も中途半端に遠いじゃないか!」
と言われてしまえば、契約にはならない訳です。
採用の場合も同様で、「離職率が高い」
ということをどんなに良いように言い換えても
入社すればすぐにわかってしまうことです。
長期的に考えると、
離職率が高くなっている根本的な問題を
解決するしかありません。
人員不足を解消するためには、
あらゆる手段を使って採用していくしかない
という状況もあるでしょう。
ただ、それと同時に
根本的な問題に対する対応も
あわせておこなっていきたいですね。
(ほんの少しずつでも確実に)
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