転職市場には、成績優秀者がたくさんいます。


「売上の全国1位を5年間キープしました」

「昨年対比150%を達成しました」

「最下位だったチームを、1位にしました」


面接の際にそういう話を聞くと、

素朴な疑問が浮かびます。


「そこまで実績をあげていたのに、

 なぜ転職をするのか?」


これは私が天邪鬼だからでは決してなく

おそらくみなさんも、そう思う方が

多いのではないでしょうか。


ただ、そうは思っても、

その実績が本当かどうかは

中々わかりづらいものです。


応募者に自信満々で言われると

つい、信じてしまいそうになります。


これは危険です。


実績を変に疑う必要はありませんが、

本当かどうかの確認はする必要があります。


では、どう確認したら良いか?


それは「どんな実績をあげたか」だけでなく、

「どうやって実績をあげたか」の

「プロセス」もあわせて確認するのです。


例えば、


「高校のとき、テストでは100点しか

 取ったことがありません」(実績)


という人がいたとします。


これだけでは、それが本当かどうかは

判断することができません。


(同じ学校の同級生か

 当時の担任の先生に確認できれば別ですが)


ただ、そのプロセスを聞いて


「高校の3年間は365日、1日10時間の

 勉強を欠かしたことは1日もありません」


と言われれば、


「それだったら100点とっててもおかしくないな」


と思いませんか?

(「本当に10時間勉強してたの?」は別としてです)



冒頭の実績についても同様です。


「売上の全国1位を5年間キープしました」


であれば、


「普段、どのような努力をしていたか」

「売上を上げるために工夫していたことは」

「1日に何人くらいの顧客にアプローチしていたのか」


などのプロセスを聞いてみて、


「それだったら全国1位でもおかしくないな」


と思えるかどうかです。


その際は、単発の質問で終わらせるのではなく

ひとつの質問を掘り下げてするようにしましょう。


そうすることで、

もしその実績が虚偽であれば、

どこかで辻褄があわなくなってきます。


また、プロセスを確認する前に、

その実績自体がそもそもどれくらいすごいのか

というのも確認が必要です。


「全国1位」というのも、

社員が10名の会社と、1万人の会社では

価値は大きく変わります。


「昨年対比150%アップ」というのも

他の営業は「昨年対比200%アップ」

だったかも知れません。


こういった言い方ができるのも

ある意味でアピール上手とも言えますが、

アピールのための実績に

惑わされないようにしたいですね。


逆に、前職では目立った実績が無い場合は

どう考えると良いでしょうか。


その場合は、

そのときの考えや状況を聞くことです。


実績をあげられなかった理由を

環境や他者のせいにしたり、

その原因を全く分析できていないのであれば、

おそらく採用は難しいでしょう。


逆に、しっかりと自分の責任と考え

原因も分析して、今後の努力目標も

明確なのであれば、採用も検討すべきです。


いずれにしろ、この場合も実績だけをみるのではなく

そのプロセスもみるということですね。



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