嫌いなものを好きになる | 愛しき日々

愛しき日々

田舎暮らしも長くなりました 仕事に地元に自分の世界にいろいろやってます
好きな人、好きなものについて率直に書けたらいいですね

 金曜に夏至を迎え、この日までは夏の好天が続いた。日の長い夕方は気持ちが良い。そして。天気予報の予想通りに土曜から梅雨に入った。土曜は鳴り石祭りを予定していて、午前中は何のことはない天気なのに午後から崩れると来たもんだ。神様も意地悪だねえ。止む無く午前中で延期の判断をする。無念。

 

 今日の朝、散歩をしてみる。梅雨独特のじめっとした空気だ。紫陽花や蝸牛は嬉しそうだったが。

 

 依然、忙しい日々は続いていくけれど、ロータリークラブ会長の任期が終わる分だけは気が少し楽になる。今まで出来なかったことも取り組みたい、と意欲も湧く休日。これから何に取り組もうか。

 

 この前から好きなこと、嫌いなことを書いているが、今日は嫌いだったものが好きになったことを書きます。

 和食の中でも食わず嫌いというものが子どもの頃からかなりあったが、大人になってたいていのものは食べることが出来るようになった。それでも食べられないものが残っていたが、一つは奈良漬、一つは小豆を使ったスイーツだ。

 奈良漬は食べられないことはないが、あまりに味が濃いので好きではなく、買ったこともなし。近年、健康志向が高まり、発酵食品を好んで食べるようになった。実は仕事の得意先に漬物を作る会社があり、しかも奈良漬に関しては高級品として展開されている。いつしか食卓に並ぶようになった。

 そしてもう一つは小豆(あずき)。これは小学校の給食の時のゼンザイを残さずに食べねばならないという経験がかなりトラウマになっていて、大人になってもずっと小豆のツブツブ食感がダメであった。これがどのように食べられるようになったかに関してはかなり説明が難しいが、ひと言で言えば食生活に関するかなり私的な困難がトラウマすらすっ飛ばしてしまった、ということになる。そう、私は変わったのだ。小豆に関してはコーヒーが大好きで実は和スイーツがコーヒーにとても合うことも一つの要因でもあった。全く食べなかった羊羹も大丈夫になった。

 半生嫌いだったものが好きになれるってこともある。人生長生きするといろんなことがあるもんだ。だからこれからもあまり先入観にとらわれずに前向きに生きてみたい。