Rust Never Sleeps (1979)

ニールヤングを聴くようになったのは、かなり後追いでした。
リアルタイムの作品は「Freedom」の頃で、1990年前後。
先輩に勧められてのことでした。
それまでも、CSN&Yの「デジャヴ」等は聴いていたものの
彼のソロ作品は、その頃が始まりでした。
既に自分は社会人。
この作品にリアル・タイムで出会っていたら
きっと卒業アルバムの寄せ書きに
「錆びるより燃え尽きたい」って

カッコつけて書いていただろうな。

それほどロックのイメージにあったメッセージだったとは思いますが
その影響が与えた悲劇を思うと、ヤング本人の心境も察します。

自分は、洋楽の歌詞は殆ど気にせず、メロディーだけで好き嫌いが決まります。
邦楽でさえ、カラオケで歌うために歌詞を覚えるのであって、
じっくり歌詞をかみしめてはいませんでした。
かみしめたら、いろんな事思い出しちゃうかも。😅



LP前半(A面)がアコースティック
後半(B面)がエレクトリックという構成は、
次作ライブ「Live Rust」へと受け継がれていきます。


また一曲目と最終曲の繋がりから、

トータルアルバムのような印象も受けます。

 

My My, Hey Hey (Out Of The Blue)

 

Hey Hey, My My (Into The Black)

 

ニコレットラーソンも参加していますが、

おそらく前半のアコースティックサイドのみでしょう。

後半では歪んだギターの音色が印象的です。


そしてライブ盤「Live Rust」

代表曲が多く収録されていて、更に「静」と「動」、両方の側面を感じることが出来る作品。
はじめてニール・ヤングを聴くには持って来いの作品でした。
前作「カムズアタイム」もアコースティックが漂う素晴らしい作品でした。この作品も前半を聴いていると前作の流れを引き継いだ作品かなという印象を受けますが、レコード盤をB面に変えた途端、空模様は一転し、これもニールヤング
ジャケットの印象通りの展開となりました。