レースで培われた技術を落とし込むバックステップのディテール紹介。 | woodstock blog (ウッドストックブログ)

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日々の作業ちょっと紹介

こんにちは

ウッドストック 広報担当です!

今回は、足を伸ばして、関東へ行ってまいりましたので、御覧下さい(`・ω・´)ゞ

 

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滑りにくいバーの採用や、ニーグリップがしっかりできる、体重移動が行いやすく、バンク角の確保ができる 

そして、特に弊社として重要と考える【ポジション】に大きく関わるパーツ、バックステップ。

 

その製作のルーツは 90年代から取り組むロードレースにあります。

 

 

コンマ1秒の世界で鎬を削るレーシングチーム・ライダーやメカニックの声を反映させることは、

バックステップの操作性や整備性に加え多くの面で、ストリートでの使用に有効であり、これまでに多くのフィードバックを生んできました。

 

中でも、長年にわたりウッドストック製品を使って頂いている、RS-ITOHさんにご挨拶に行ってきたのです。

 

RS-ITOHさんは

1995年から、そして今年も全日本ロードレース選手権、鈴鹿8耐とフル参戦するコンペティター。

 


※Rs-Itoh Racing Team フェイスブック よりお借りしました。

 

国内最高峰のロードレース選手権に参戦するトップチームでありながら

埼玉県東松山にはバイク店も構えてあります。

 

今回はチーム監督である伊藤さんをめがけて、そちらへお邪魔しました。

 

当時は生憎の雨でした☔~

「こんにちは~ウッドストックと申します~」

 

お店には、販売するバイクとともに、ハードな戦いの宿命を背負ったレーサーが並べてあります(興奮)。

 

レースで重要なことの一つに、【走り続けられること】があげられます。

緊張感を持って戦い抜くライダーにとっても、マシンの耐久性やポテンシャルを知るうえでも

完走というのは、重要な鍵となります。

 

冒頭で述べたような重要性を担うバックステップ。

ことRS-ITOHさまにおいては、長きにわたりウッドストック製ステップをご使用いただいております。

 

 

伊藤監督は、ウッドストック製ステップについて

 

「操作性の高さに加え、高い剛性を保ったまま、転倒などの衝撃を回避させる、構造や形状の独自性

万が一の際の衝撃を逃がすことで、変形はすれど走行不能になる確率を格段に落とし

走り続けられることができる点に非常に大きなアドバンテージを感じてます。」

との感想を頂きました。

 

 

例えば、市販車向けのバックステップですと下記のような機構は、

転倒時を想定した、衝撃回避の為の造りになります。

 

↑ステップバーの裏側にあたる部分を大きくえぐり、転倒時には

あえて曲がるように設計。

 

↑オプションで選べる、ペダルの可倒機構もおなじく。

 

また、例えば下記のスタンダードタイプのペダルのラバー部分でも

転倒しても、走り続けられることへの可能性を高めるアウトプットがございます。

 

 

アルミニウムの芯が入ったラバー部分は裏側から、下記のボルトで留めているのですが

※リペアパーツ購入時には2種類からお選び頂けます。

 

 

下記の図のように、短すぎると

転倒時には赤の点線の部分からポッキリと折れてしまい。。。

つま先にかからないため、操作ができず。。。

 

 

逆に下記のように長いと、折れるケースは減少しますが

その分、負担がペダルやプレートにかかり、ステップ自体や

車両フレーム自体にダメージが出る事例を経験し。。。

 

行き着いた、絶妙の長さに設定してあります。

 

 

転倒しても、折れはしますが、操作可能な部分が残り、

ステップやフレームへのダメージも最小限になるよう、考慮した長さを考えました。

 

レースシーンにおいては、ピットへ帰ってこれること。

 

ツーリングシーンではバイク店や自宅に帰ってこれることは、転倒した場所から

動けなくなることと比較して、大きな差であることは想像できると思います。

 

万が一というのは、いかなる場合にも潜んでいて

いかにそのダメージを最小に抑えるかを考える。

 

これは、まさにレースのフィードバックと言えます。

 

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サスセッティングの重要性やシート高とポジションの関係性など

レースに関する話を前のめりで聞いてまして、ふと店内の時計に目をやると、2時間近く経ってる💦

 

ということで、バタバタとお店を撤収した 広報担当でした。

 

 

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