風を求めて高く高く | 森の休暇小舎の自然日記

風を求めてより 高く 高く 

小舎のまわりの野辺や耕作をやめた水田跡などにワタンポポの群落を良くみます。

拙宅のある埼玉では外来種のセイヨウタンポポに押されてワタンポポは殆ど見ることができないので、毎年ワタンポポが咲き誇る今の那須の季節がとてもうれしいのです。

 

大部分の植物は開花まで花茎を伸ばしますが、開花後にその花径を更に伸ばすことはあまりないようです。

でも、タンポポは花が終わった後、一度倒れ、しばらくすると又立ち上がり更に茎を伸ばし続けるのです。花の高さよりずっと高くなっています。

 

風を求めて高く、高く、・・・ 風に吹かれてより遠く、より広く飛んで行けー!

年に一回しか開花しないワタンポポよ、春から秋まで節操なく咲き続け数を増やしているセイヨウタンポポを押し戻せー!o(^-^)o

 

セイヨウタンポポは環境省指定要注意外来生物で、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています。

日本に自生するタンポポの80%はセイヨウタンポポと固有タンポポの交雑種になっていると言われます。