森の休暇小舎の自然日記

                 栃木県の那須高原


標高550メートルの小さな森の、大きなテントのような、小さな小舎。小舎内には水道なし、シャワーなし、トイレなし、 


************板張り貧困開拓者風、自然の時間の流れに合わせたスローな小舎の自然日記





このツリバナの木の根元で始まった
17年前、この森に初めて入った時の目印がこのツリバナの木でした。
このツリバナの木の下にテントを張って森の整備を始めました。

それから、いつも、いつだって、この木は森の出発点になる目印の木です。😊
 

アシナガバチが巣作りを始めていました。
 

写真を見ると、六角形の育房がまだ十数個程度しかないので 建設の初期段階なのでしょう。
「蜂の巣」そのものを写したというより、建設中の職人たちを写したような気がします。ウインク
灰色の紙細工のような巣と、蜂たちの黄褐色の体がよく調和していて、まるで小さな建築現場を覗いているようでした。

そして、この写真で私が特に美しいと思ったのは、建設途中の巣には「これから大きくなる彼らの未来」が見えたからです。

しかしながら、次回この場所を訪れる時には完成していて何倍にも大きくなっているかもしれません。

とても残念ですが、安全のためにも駆除せざるをえませんでした。

自然との付き合いでは、できるだけ共存する しかし私達の安全も考えなくてはなりません。
二つの価値の間で判断しなければなりません。決して、嫌いだから、恐いから駆除したわけではありません。

この写真には、蜂たちが巣を築き始めた瞬間が記録されています。
蜂にとっては途中で終わってしまった営みですが、写真の中と私の気持ちの中にはその瞬間が残り続けます。

この巣もまた、山小舎の夏の一場面として私の記憶に残ることでしょう😊。
 

 

少し前、休暇小舎の森で今年2回目のオオミズアオの羽化を見ました。

オオミズアオに出会うたび、
私は昆虫を見ている気がしないのです。

早朝、起き抜けに、ポリタンクを抱えて水汲みに水道小舎まで歩くまだ朝の意識が定まらぬ森の中で、
どこか別の世界から迷い込んできた
精霊に会ったような気がするのです。

夜が置いていった翡翠色の使者。
夜明けの森に降りた、一片の月光。

口が退化して生まれてたった一週間の命、どうかその生を目いっぱい謳歌して、と思わずにはいられませんでした。

こんな美しい生き物がいるなんて、地球はなんと素晴らしい!!ラブ