もう一度行きたい場所・ヨーク2 | コノミばあちゃんが行く

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気づけばいつの間にか高齢者。
気分だけはマイナス30歳で生きていますが、時々身体的に歳を自覚させられます。

前のお話はこちら




なんとなんと、当時の資料が出てきました。

探してみるもんだ爆笑

旅行で得た紙ものは、まとめてファイルに入れておくのですが(入れておくだけ。整理とかしていません)、そのファイルを発見❗️


お土産物屋で買ったんでしょうね。

ヨークの絵葉書です。





ロンドンから列車を乗り継ぎ、イングランド北部の街・ヨークに着いた。


ヨークの中心地は、さほど大きくはない。


ぐるりと周りを城壁に囲まれている。

所々に城門があり、階段があって城壁の上に上がれる。

そして城壁の上を歩くこともできた。


その城壁に囲まれた中心に大聖堂、ヨークミンスターがある。

ゴシック様式の重厚な建物で、いくつかの塔が鋭利に、空を目指して聳えている。


大きな礼拝堂の窓は、美しいステンドグラスで飾られ、太陽の光を通してキラキラと彩り豊かな光を落としていた。

いくつかの小さな御堂もある。


足元の床の石に、時々文字が刻まれている。

教会の床下にはお墓があったりするので、これがそうかな?誰のお墓なのかな?と思いながら見てみる。

もし有名な歴史上の人物であったりしても、ほとんど知らないので気付けない。

素養の不足が致命的だ。


それにしても足元にお墓って、、、ネガティブ

日本人との感覚の違いを痛感する。


子どもの頃、クリスマスに父から贈られた本がある。


『とぶ船』 ヒルダ・ルイス作(石井桃子訳)


イギリスに住む4人の兄弟姉妹が、偶然魔法の小さな船を手に入れ、その船を使って現代・過去(未来はない)のあちこちの国に行く冒険物語である。


私はこのお話が大好きで、子供の頃から大人(どころか老人)になった今でも、何度となく読み返している。


ラストは、子供から大人になる哀傷が描かれていて、少し切ない。

大人になって読むと、この物語そのものが、人生における示唆に富んでいることに気づく。


ヨークミンスターの中で、そのお話に出てくる、子どもたちの通う教会の描写を思い出した。


教会の一角に戦士の横たわった像が置かれている場面があるのだが、ヨークミンスターの中にも、同様の像が設置されている。


おそらくお話の中に出てくる教会は、このミンスターと比べるべくもない小さなものだったはずだが、建物のそこここに、幼い頃から幾度となく繰り返し読み、すっかり映像として頭に残ってしまった教会のイメージと重なるのだ。


ヨークミンスターについては、語りたいことが沢山ありすぎるので照れ、続きは次回に。


よかったらフォローをして、ご覧いただければ嬉しいです。


私の大切な1冊の物語。

一度絶版になったのですが、復刊ドットコムの尽力により、復刊されました。

私は、父に貰ったオリジナルの他に、復刊された岩波版も購入しました。




そして、原作である英語版も持っています。

購入当時は、まだAmazonジャパンがなかったので、Amazon UKから個人輸入しました。