1月17日に阪神大震災の献花のために神戸三宮にある東遊園地に行く予定でしたが、どうしても行くことができませんでした。
行けなかったことは、けっこうな心残りではありますが、身近な人に行ってきてもらったのと、行けなくても離れたところから手を合わせました。
あの時は二段ベッドに姉妹で寝ていて、家が潰れると思うくらい揺れました。
二段ベッドの上に寝ていた私は、上から落ちてくるものは屋根しかないから頭さえ守っていれば助かると思い、頭を隠していました。
地震では支え合う心のつながりや、水の大切さ、命の尊さを知ることができましたが、人のために動けた記憶はありません。
今の私ならもっとできることはあると思います。
実は地震で教わったことー心のつながりや、水などの資源の大切さ、命の尊さを改めて実感した時がありました。
それは手術入院をした時だったのです。
18日子宮頸がん検診の検査結果を聞きに行き、問題ないと言われました。
たまたま集中治療室の前を通ると、手術室の記憶が蘇ってきました。
たいした手術ではありませんでしたが、緊張しながらも先生に手を抜かないように冗談まじりで言ったことを思い出しました。
あの時は毎日に近いくらい泣いてました。
涙によって浄化されていくようでした。
最近自分自身の至らないことが浮き彫りになることが多く、涙してしまうこともありますが、この時と同じく今までを振り返るターニングポイントなのかもしれません。
ということは、大きく成長できる時期にさしかかっているともいえます。
やりたいことと、やるべきことが別々にありますが、これを乗り越えて人としてもっと大きくなっていきたいです。
至らないことがあってもおかしくなんかない、だってそういうところがなかったら面白くないんだから。
短所だって長所と背中合わせなんだから。
焦らず、ゆっくりと、無理しないように少しずつ。