過敏性腸症候群は、大腸の機能性疾患で、便秘や下痢などの便通異常と下痢とが続き、
様々な腹部症状を訴える。
いわゆる心身症の一つとされ、ストレスや情動的動揺が強く関連している。
ストレスが続き、交感神経の緊張状態が続くと、まず粘膜に被害が出やすい。
私の場合は、お腹や胃にくるのではなく、最近は左の鼻の粘膜が痛くなる。
あー、体の緊張状態が続いているのだな・・というバロメーターになっている。
IBSの治療には、精神心理的治療や全般的な日常生活の改善指導と同時に
下痢や便秘型消化器症状に応じた薬物療法を行う。
このようなことから、アロマセラピーに期待できるのは、
ストレス軽減と消化器症状に対する効果である。
海外では、ペパーミントのオイルのカプセルが販売されており、
これを飲むことによってIBSの症状を軽減することができる。
さらにハーブティーを服用することによってIBSの症状を軽減することができる。
カモミール、ローズマリー、ペパーミント、レモンバーム、ラベンダー、マジョラムなどである。
これらは、ハーブティーと同じ精油にも効果がある。
それぞれ鎮静・鎮痛・鎮痙の効果が高い。
ペパーミントは、メントール・メントンという成分が鎮痛作用や腸管運動を抑制する。
そのメントールは(メンソールということもある)中枢神経の刺激と鎮静、胃痛鎮静
痙攣抑制剤、胃痛鎮静剤、筋肉弛緩剤など幅広く利用されている。
他にもペパーミントは、0-157や腸炎ビブリオなどにも効果があるとされる。