アルメニア人と日本人。。 | ののののブログ

ののののブログ

LAに住む引きこもり。猫より猫らしく暮らしてます。。時々、日本に帰ったら走り回ります。

ほとんどの日本人が知らない歴史。。


今日は「アルメニア人と日本人」のテーマです。


アルメニア人?と思う方も多いかと思いますが、簡単に言うと、第一次世界大戦時、オスマン帝国で200万人近いアルメニア人が大量虐殺されてしまい、多くのアルメニア人が祖国を追われて、世界中に離散された悲劇の民族です。


アメリカに渡った多くのアルメニア人は農作物の関係で、カルフォルニア州のフレズノに移住しました。


フレズノには、日系人も多く農業を、営んでおりました。。


そして時代は第二次世界大戦へと突入します。。


前回お伝えした通り、日系人は収容所に入れられてしまいます。。



戦争が終わり、日系人は収容所から出ることができたのですが、持っていた土地や家、財産を

全て取られてしまっていたのです。。


ところがフレズノだけは、保持されておりました!


それは、アルメニア系の人々が日系人の土地を管理してくれていたのです。


自分たちが土地を奪われ虐殺されそうになったから、彼らたちの土地を奪うのは許さない!と守ってくれたのだそうです。


今でも、フレズノには日系人の収容所を解体した慰霊塔があるそうです。


そこには、ある日系人家族と仲が良かったアルメニア人が

「日系人から勤勉さ、誠実さ、人生設計の重要性さを学んだ。農家としての自分を形成できた。」

と、記されておりアルメニア人と日本人の良い間関係があったこともうかがえます。


これは、日本人とアルメニア人の友情を示すモニュメントなのですね。。(わかりにくいですが、外観写真に日本人の慰霊塔があります。)