おじいちゃんは、俳句名人。。 | ののののブログ

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LAに住む引きこもり。猫より猫らしく暮らしてます。。時々、日本に帰ったら走り回ります。

久々に俳句を考えてみたのですが、なかなか上手く出来ない。。言葉が浮かんでこない。。


日本語は難しいけど、世界一表現が豊かで、美しいと思います。。


私の祖父は、俳句も趣味でした。。誰にも迷惑かけていないし、家族誰1人、関与せずだったのですが、祖父が亡くなってから「しでかし」が、発覚します。。


祖父の法事の時、お坊さんに「生前、あちこちの葬儀に出られて、俳句を詠まれるというある意味、風物詩なお方でした。」と言われたのです。。


前々から、頭のおかしい人だなとは思っていましたが、よそ様に行って、そのような事をしでかしていたとは、家族全員で驚愕しました。だから、あんなに関係のない人の葬儀によく出まくっていたのかと。。まさか葬式で俳句の発表会をしてたなんて、知るよしもございませんでした。。


祖父は、猫が大好きで「チビ」という猫を、孫より大事に大事に飼っておりました。。


そんな「チビ」がある日、死んでしまったのです。。


たいそう悲しんだ祖父は泣きながら「チビ」の俳句を一句詠みあげました。


 「チビ呼べど 声なきチビよ チビかなし」


さすがは名人。。


私は、名人が私の前でこの俳句を詠まれた時、あまりのクオリティの高さに衝撃を受け、書き残しておりました。。現代人?の私からしたら「チビかなし」が、心なしかちょびっと悲しいに、聞こえてしまいます。。


そして、名人は、生前この句を石碑にしようと、本気で企んでおられました。。(いくらかかるんや!!見積もり確か80万くらいだったような。。)


石碑にするより心に刻まれましたので、物として残らなくて、本当に良かったです。。(代々の恥になる可能性が高い)


ちなみに、祖父が建てた猫の墓が山奥にあります。。


私もここに行けと言われたら行き着く自信がありません。。日本の何処で見つけたら、手を合わせてあげてください。。




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