『ゴーストバスターズ 冒険小説』 高橋源一郎 | 【WONNDER3】 Time&Space Travelers

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高橋源一郎著 『ゴーストバスターズ 冒険小説』は、って始める前に

昨日同じ著者のエッセイ?対談集?『ぼくがしまうま語をしゃべった頃』 を読んでいるとこの『ゴースト~』の構想が語られていて それから10年後にやっと刊行されたのがこの長編小説。


『しまうま~』にはオリジナルの小説を書くことの困難について、 とてもチャーミングに述べられていて、ぼくたちがなにかを書いたり 話したりして、これはボクが考えたお話です。って言ったとたん、 ウソつけ、その物語はすでにかの女が語り終えてるよ、といわれる。と。

そのかの女はとても美しく、エッチで、王様とベッドを共にした後に 自分の命を賭けて(なにしろつまらなければ殺されてしまうのだから) 毎夜物語をつむぎながら王様を決して飽きさせないのだけれど、

これは勿論『千一夜物語』のシェエラザード姫のことなんだけれど、 かの女のお古じゃない物語として構想されてたのが『ゴースト~』。 そりゃあ10年くらいかかるよね、そんな難題。


『ゴースト~』の物語の舞台はアメリカ。USA。

ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドはもちろん西部の荒くれ者で ふたりはある日東部から逃げてきた人々からゴーストの噂をきき、 ゴーストを退治しに長い旅に出る。そして松尾芭蕉もアメリカを旅する!? 銀河鉄道は走る。(それは宮沢賢治のなのか999なのか?) ペンギン村ではニコちゃん大王が一言も話さず釣りをし続ける。 ゴーストの正体は・・・・。


この物語を読んでいるとまるで人の夢をのぞいてるようなんだけど、 読んでるうちに夢じゃなくてもっと似てるものがある、 たぶんそれはそう、アレ!って思いながら

全く関連なく 『メイド・イン・USA』のアンナ・カリーナを思い出して、

JLGの映画は物語の筋を追うことなんかはなからあきらめて、

カリーナの美しさと画面の色の鮮やかさをただただ堪能すりゃいいじゃん、 とも思うのだが相変わらずの引用の多さにひきずられるようにして、 どうして日本人やフランス人?のつくったUSAのほうがおもしろいのかな? ドイツ人のつくった『アメリカの友人』や ロシヤ人?のつくった『ロリータ』のほうがどうしてアメリカなんだろう? ってまたもや結論のでないことを考えちゃうのでした。おしまい。


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