成熟を拒否する? | 【WONNDER3】 Time&Space Travelers

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BBC放送がつくったドキュメンタリー番組『パンクロック』を観てたらバズコックスやラモーンズやクラッシュの初期映像が観れて楽しかったんですが、そのなかにシドが入るまえのピストルズが初めてTVで演奏する映像があって、マンチェスターのグラナダTVでやったものなんだけどその番組の司会者がトニー・ウィルソン。


映画『24アワー・パーティー・ピープル』の主人公。80年代後半のマンチェスターブームの中心バンド、ハッピーマンデーズがいたレーベル、ファクトリー・レコードの主宰者が彼。ハッピーマンデーズが大好きだった僕は当然この映画も観たのですが、 ハッピーマンデースのショーンライダーはどうしようもない薬中のろくでなしで、ハッピーマンデーズのアルバム制作トラブルで巨額の借金をかかえたファクトリーは解散してしまうのですが、ぼくは彼とベズがほんとに好きでした。このバンドといいブラッディーヴァレンタインといい、どうしてぼくが好きだったバンドはレーベルをつぶしてしまうほどわがまま?なのでしょう。


ところでジョイ・ディヴィジョンもこのレーベルでヴォーカルのイアン・カーティスは自殺してしまいます。『パンクロック』の中ではピストルズのアメリカツアーの最後の公演先での最後の曲が、つまり解散する夜の最後の曲がイギーポップの“NO FUN”なのですが、ジョニー・ロットンは「だまされた気分はどうだい?」とコメントしてから歌いはじめ、ほんとうにバンドがバラバラでイヤそうで、だらだらした演奏と歌で、終わるしかないバンドの姿が映し出されていました。


菊池成孔はある文章でフィッシュマンズを“成熟を拒否した音楽” として批判?していて、そこに置かれた対比としての音楽はボアダムズの『スーパールーツ5』でしたし当然自身のDCPRGもこちら側でした。


“成熟を拒否すること”が音楽にとっていいのかどうかはぼくにはわからないし

ピストルズとクラッシュ、ジョイ・ディヴィジョンとニュー・オーダー、フィッシュマンズとボアダムズとたぶん無数に続けられる“成熟を拒否する音楽”と“生き延びようとする音楽”のどちらにも魅力を感じるぼくはラモーンズやジョナサン・リッチマン、ダニエル・ジョンストンていう第3の道もあるよなあっておもうのでした。


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