『ファクトリーガール』 | 【WONNDER3】 Time&Space Travelers

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元「遊べる本屋」本店店長の古本屋【wonnder3】のブログ

 『ファクトリーガール』は、1964年、21歳の大富豪の娘、イーディ・セディアックがニューヨークに住み始めてから物語が始まります。アンディ・ウォーホルのあのファクトリーに出入りし始め、アンディのミューズとなり、『ヴォーグ』に載り、ボブ・ディランと恋に落ち、時代のイコンとなり、麻薬を覚え(一説にはディランが教えたといわれています。)、ファクトリーのアンディ以外のゲイの男たちと寝た、華やかで、浮ついていて、振り返ればそれなりに真剣に生きたであろう田舎から都会に出たやせっぽっちの女のこ。

アンディとボブ・ディラン(映画には出てきませんがジム・モリソンも)や、多くの男性を惹きつけ、そのファションセンスでアメリカ中に新しい時代の到来を告げたポップ・イコンとしてのイーディの絶頂期は1965年1年間だけかもしれません。こののち麻薬がやめられず、ファクトリーからも出て、あの悪名高いチェルシーホテルに常宿し、麻薬中毒になり、更生施設で出会った男性と結婚したのちオーヴァードーズで28歳で亡くなったイーディ。

岡崎京子『チワワちゃん』を思い出します。

そしてこうして書き出しながら、陰惨な、救いのない、またしても描かれる
“ひとりの女のこの堕ちていき方”を観ながらそれでもこの映画があまり後味がわるくないのは、イーディのその魅力があまりにも強く画面に焼きつけられているからでしょうか?

それともこののちファクトリーの新たなミューズとなったニコの場合のように、それでも生き残り、年を重ね魅力を増していく女性たちをぼくらが何人か知っているからでしょうか?

なぜ、その美しさゆえに堕ちていく女のこの物語はこんなにも魅力的なのでしょう。

ではまた。



『ファクトリーガール』公式ホームページ
http://www.factorygirl.jp/index.html


ボブ・ディランがイーディに捧げた曲『just like a girl』



松岡正剛の書評『イーディ』
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0498.htmll


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