何年ぶりかにパチンコを一日打ってみた。いや近くに新装開店の店があり、のぞいてみたら釘がガバ開きだったもので。等価22回程度。1/300の機種で、最終的には600回転、1200、600当たらずヤメというツキのなさで負けたのだが(苦笑)。
久々にパチンコを打つと、やはりストレスを感じる。というか退屈でしかたない。煽りに関しては、保留玉が常時2個以上点灯しているような状況だったのでそれほどうるさく感じなかったが、勘弁してもらいたかったのがリーチ。リーチは基本的な構造として、期待できる方向への分岐と、その逆、つまり期待できない方への分岐があるが、後者へのフローが問題だ。
たとえばこうだ。強い前兆を伴わないでリーチになる。この時点で、打ち手は、はいはいハズレのフローねと思う。なのに、図柄がいったん停止した後に、なにやら復活系の煽りが入り、またハズレで選択されるカスリーチに発展し、それを延々と見せられる……。カスリーチでは赤文字や、ちょっと強めのカットインが選択されることもあるが、期待度的にみれば0.2%が0.25%に上がる程度、つまり誤差の範囲程度ものでしかない。
こんなフローを作って誰が喜ぶのか。わかりやすい例として海物語に当てはめてみれば、一度リーチがハズレたら、マリンちゃんが出てきて「もう一回」と言って図柄が再変動してまたハズレて、今度はサムが出てきて「もう一回」と言って再変動したあげくハズレ、のようなものだ。
ハズレの分岐を選択したら素直にハズレを見せればいいじゃないか。そんな当たり前のことをメーカーはなぜ恐れるのだろうか。いや、もちろん多少引っ張る時間を作らなくては、ホールでの低回転率に対応できないことは理解できる。しかし、引き延ばし策としてもあまりにお粗末ではあるまいか。いや、回転数対策というよりは、むしろ開発者が「作り込み」をアピールしたいがためにこうした不要なものをゴチャゴチャと入れ込んでいるというのが実情ではあるまいか。そんなもの「作り込み」でも何でもないのだが、なぜそんなこともわからないのだろうと考えると、そこにも「煽ればよし」という業界に通底する病理を見てしまうのである。
演出を見せたいならばせめて2%=1/50程度の期待度を割り振る必要があるのではないか。その程度をカスリーチの底として設定するべきだ。演出中の赤文字などで期待度が1/5程度まで上がるなら、たまに当たるというレベルになるわけで、打ち手も演出に付き合うという気持ちになれるだろう。
それ以下のものは、不要な演出に引っ張らずに素直にノーマルリーチでハズせばよろしい。