ここがヘンだよ、パチンコ業界 -3ページ目

ここがヘンだよ、パチンコ業界

パチンコ・パチスロの参加人口の減少。業界は抜本的な対策を示すことができないでいる。自己否定につながるから。それはパチンコ業界がもっとも不得手とすること。ならば外野からやいのやいの言ってやろうじゃないの、というブログです。

マルホンが民事再生法を申請した。もうメーカーも高飛車ではいられないということか。マルホンに関しては真偽は定かでないが、以前も身売り話があってどこかの資本が入ったの入らなかったのなどと言われていたがどうだったのだろう。ネットの記事を読む限り民事再生法といっても従業員を解雇したとのこと、再開する気はあるのかどうか。再開したとしてもこの状況下で再生は難しいから、身ぎれいにして権利関係だけ売って畳む気なのか。


こうした倒産話があるとホール企業が買うのではないかといった噂話が聞こえてくるが、まだパチンコ業界が潤っている頃は確かにそうした動きが存在していたことがある。メーカーは儲かるという事実もあったが、厳格なヒエラルキーが色濃く残る業界で下剋上のような意味合いもあったのではないだろうか。


実際にずいぶん前のことになるが、ある新規の小さなメーカーの仕事をしたことがあって、その出資元がホール・販社の連合企業だった。彼らは表には出てこなかったが、どういうカネの動きをしていたのだろうか。けっきょく鳴かず飛ばずですぐに撤退していたが。


パチスロ企業も小さなところはずいぶん淘汰された。パチンコも、海やルパンなどのキラーコンテンツを持っているメーカーはまだしも、持っていないメーカーは苦しいだろう。大手と同じように版権を使って液晶を作っていたら勝負にならない。


マルホンもそんなことはわかっていて餃子の王将などドットタイプを出していたが、もはやそんな機械を懐かしみつつ打つような層もホールにはおらず、成功とは言い難かった。あの手のタイプはいまのきらびやかなホールに設置されていると貧乏臭く見えてしまうのも客が付かない一因のようにも思う。


昭和のパチンコ屋をテーマにしたようなホールを作って、レートも交換率も下げて、千円で一時間遊べるくらいの設定で、そのなかにそうした機種があれば懐かしさで打つ客はいそうなものだが……。こちらも規模と採算、そして風営法を考えると難しいのだろう。

パチンコ、パチスロライターにセンター試験を受けさせて偏差値を発表するというのはどうだろう。たとえば偏差値60以下の人は、実戦企画などで文章を書くことは問題ないが、業界に関する時事問題などについては書くことはまかりならん!! とか意地悪を考えたくなるくらい、攻略誌などのライターのレベルは総じて低い。


なぜかといえば、彼らのほとんどがパチプロ(スロプロも含む)崩れだから。勝つ方法は知っているかもしれないが、一般社会の常識に欠け、書く際にはそういった常識からアプローチすることができないから、作文の時はいいけども、業界に関しての提言のような文章になるとすぐに馬脚を現すことになる。


これもパチンコ業界の不幸な部分だろう。的確な評論活動ができる人材が極端に少ないのだ。ジャーナリズムを求めるなら業界紙がという指摘もあろう。しかし業界紙なんぞはどの業界でも提灯を持つかブラックになるか(笑)で、基本的にろくなものではない。というのは言い過ぎかもしれないが、利害関係があり過ぎてそんなところにジャーナリズムなんぞ期待できない。


攻略誌にジャーナリズムを期待するのも酷な話ではあるが、しかしせめて打ち手の立場からの不満などを発信することはできるのではないか。そうした人材は間違いなく必要である。たまにCSで放送されている番組を見るのだが、ヒロシ・ヤングさんや大崎一万発さん、POKKA吉田さんらは表現方法はどうあれ、言っていることはまとも。知識レベルの高さも感じさせるが、業界との関係性が深くなりすぎているきらいもあるから、そうなると言えることもどうしてもセーブしがちになる。キャラに寄りかかった暴言のような感じになってしまうのも、そうした事情故ではないだろうか。


もうひとついえば、彼らよりも若い層でそうした人材が出てくれば、それに越したことはないのだが……。最近はメーカーの発表会などに陣取るプレス系の人も若い人は少なく、そんなところにも業界の危機をひしひしと感じるわけで、そんな状況で若くて優秀な書き手が出てくる可能性はゼロに等しいか。

新台入れ替えは、イベントが禁止されたいまとなっては、ホールから客への唯一の導線である。というのはよく聞くこと。しかしなあ、あの暴利(ボリ)ようはどうなのよ。初日13回調整とか、スロベタピンとか。


それに対するエクスキューズ「新台購入費を回収しなくてはならないから」がまかり通っているのが気に入らない。こうした発言のもとになるのは「新台はふたを開けてみなければ、いつまで稼働が続くのかわからないから、回収できるうちに回収しなくてはならない」だ。


こんなナンセンスが一般化されているのが不思議でならない。おおよそどこかのコンサルが言い始めて右へ倣えだったのだろうが。問題点は誰が見ても明らか。「唯一の導線」なのに、それを大切にするどころか、自ら無効にするようなことをしているということだ。「それでいて客が減っているのはなぜだ」などと会合を開いてみたり、そんな茶番をする前に、こういう当たり前の問題点を提起しろと。


これに関して、ある現役の店長のブログを読んで驚いた。アラジン導入でベタビンはもちろんのこと、朝一特典をなくすために数ゲーム回して、すべて低確率スタートにしたと……。そこまでするか!!!


パチンコ業界の商慣習で不思議なのは、新台というとてつもかく高額の買い物なのに、ホール側の決済が甘すぎるという点だ。ひどいときには台もろくに見ずに購入を決めるという。まあ、それはホールの勝手だからいいとして、しかしたとえば普通の企業であれば、仮に大量購入をしたとして、その台に客が付かず赤字を出したら、購入決裁者は間違いなく詰め腹を切らされる。ホールの担当者はそういった責任を負っているのだろうか? もしそうなら安易に大量購入などに走らないはずだ。そうした責任が生じるのであれば、担当者はたとえば二日間メーカーショウルームに張り付いて設定1を打ち続けて……くらい慎重になるだろう。


しかし、それくらい慎重に新台を選別している例は、これまで聞いたことがない。なぜか。選定に失敗したところで、客から回収すればいいという甘えがあるからだ。「新台導入=回収」は自分たちの無能の棚に上げて、その尻拭いを客に求めているに過ぎない。なぜこんな当たり前のことが問題視されないのだろうか……。

ブログタイトル変えました。刺激的なタイトルにしようとは思っていたのですが、もうひとつしっくり来ていなかったので。


さて標題の件。「続編」は、コンテンツも出尽くした感があるパチンコ・パチスロにとって、もはや生命線といってもいいところ。しかし期待を大きく裏切るようなケースも少なくない。なぜ失敗するのか考察してみる。


わかりやすい例として、昨年販売されたスロット「モンキーターン2」を取り上げてみたい。この機種のコンセプトは「正統進化」で、基本的なシステムは前回を踏襲しているとのことだった。この時点で市場での評価は想像できた。


前作がヒットした理由を考えればわかろうかというものだ。前作が客に受け入れられたのは、当時の市場状況によるところが大きかった。当時はまだボーナス+ARTという機種が主流だったのだが、そうしたタイプは、最大の見せ場であるARTまでの道のりが長すぎるというマイナスポイントを持っていた。


そういう状況でモンキーターンである。当たればすぐにART。そして上乗せの快感を得られる。これがヒットした最大の理由。もちろん上乗せ演出など優れた点もあったが、通常演出の雑な作りや、振り分け分布の行き過ぎた偏りなど、その数年後に来る山佐暗黒時代への芽はすでに見てとれていた。


さて、そうした前提に立てば、正統進化なるコンセプトは掲げられただろうか。モンキーターンの特徴の一つである「シナリオ式継続抽選」は、当時の客には他に選択肢がなかったから受け入れられていたに過ぎない。その後市場には50%や60%で延々と継続抽選するタイプなども出てきている。シナリオ式とそうしたタイプ、客がどちらを選択するかを想像した場合、「シナリオ式」の優位性を上げられる人はいるだろうか。この時点でシナリオ式という選択肢はなくなるのである。


たかが、いちブロガーでもこれくらいの考察ができるのに、ではなぜメーカーはそんな当たり前のことすらわからずに、愚挙を犯すのか。原因はいくつか考えられる。まずヒット作を生んだプロデューサーの立場になってみる。その人にとって上記のような理屈は気持ちいいものではないだろう。自分が作ったシステムが優れていたから受け入れられたと言いたいはずだ。こうした人が会社幹部だったら、いやそれは違うと進言できる人はいるだろうか。とくにパチンコ系という指示系統は犯すべからずのような社風のなかで。


もう一つの理由は、変えることへの恐れだ。たとえば踏襲したとなると、失敗したときに、手本にしたものが悪かったようだ、時代が変わって受け入れられなかったようだという言い訳ができる。しかし変えて失敗した時には、社内から「だから踏襲すればよかっただろう」という突き上げが来ることが容易に想像できる。


かくして、市場の状況などを無視して、前作を安易になぞるだけに終わる、続編のクソ台ができあがっていくわけである。

パチンコの内規が変更されて、確率上限現行1/400→1/320になるらしい。これは長い目で見ればいいことでしょう。1/400なんて正気の沙汰ではなかったから。320程度なら、15回回ったとして2万円に一度は……それでもきついなあ(苦笑)。


ところでこの変更に真っ青になっているのは、メーカーではなくホールかと思う。なにしろMAX機といえばホールの主力商品。ひたすら客にカネを突っ込ませて売り上げを立てていたのだからそれがなくなったら……と不安になっていることだろう。


いや、そんな心配は無用。遊びやすくなって、離れた客が帰ってくる。なんて、脳みそカラッポ発言をするようなパチンコライターとかいそうだが(笑)、そもそもいまのパチンコに魅力がないから客が離れているわけで、確率なんぞ二の次三の次の問題。だからたかが確率いじったくらいで新規客獲得などはありえず、売り上げの縮小は避けられないところ。


となると、現状でも釘は限界近くまで締められているというのにさらに締められることになる。最近は依然と比べると減ったと思うが、大当り中の削りとかやりだすホールがまた増えそう。目先のカネ欲しさに客を皆殺しにしていくという、自分で自分の首を絞める得意技がいかんなく発揮されそうだ。


ところで、なぜホールではMAXにしか客が付かないかといえば、もちろん射幸性の高さに煽られてという部分が大きいのだが、勝てる道筋が唯一しっかり見えるタイプだからということもあるのではないだろうか。つまり一発当てれば勝てる、と。


競馬に必勝法があるとすればそれは大穴狙いとは、誰だったか学者が統計や確率のアプローチから導き出した答えだったが、それと同じ。つまり確率のゆらぎに期待するしかないと。たとえば複勝などにチマチマ張っていれば、大数の法則に従って限りなく還元率に近づくため、絶対に勝てない。だけど大穴に張り続けていれば、ツイていれば勝てるかもしれないという、たいへん心もとないものだ(笑)。パチンコのMAX客も似たような心境なのではないだろうか。


ここでいう複勝はパチンコに当てはめれば遊パチにあたるだろう。客も肌感覚で絶対に勝てないとわかっているのではないか。とくにパチ屋は確率が甘い機械ほどボッタクる傾向にあるから。遊パチなんかたいそうひどい扱いだ。一度の大当りで400発程度の払い出しだというのに確率変動中にその半分を持っていかれるような調整も多く、そんなことで勝てるイメージを持てといったところで無理というものだろう。いや、そもそも大当りしてもストレスばかりとは、遊技として成立していないではないか。


MAX規制は今年10月かららしい。スロットも今年後半は新規検査適合のものばかりになる。終わりの始まりは加速するかもしれない。