マルホンが民事再生法を申請した。もうメーカーも高飛車ではいられないということか。マルホンに関しては真偽は定かでないが、以前も身売り話があってどこかの資本が入ったの入らなかったのなどと言われていたがどうだったのだろう。ネットの記事を読む限り民事再生法といっても従業員を解雇したとのこと、再開する気はあるのかどうか。再開したとしてもこの状況下で再生は難しいから、身ぎれいにして権利関係だけ売って畳む気なのか。
こうした倒産話があるとホール企業が買うのではないかといった噂話が聞こえてくるが、まだパチンコ業界が潤っている頃は確かにそうした動きが存在していたことがある。メーカーは儲かるという事実もあったが、厳格なヒエラルキーが色濃く残る業界で下剋上のような意味合いもあったのではないだろうか。
実際にずいぶん前のことになるが、ある新規の小さなメーカーの仕事をしたことがあって、その出資元がホール・販社の連合企業だった。彼らは表には出てこなかったが、どういうカネの動きをしていたのだろうか。けっきょく鳴かず飛ばずですぐに撤退していたが。
パチスロ企業も小さなところはずいぶん淘汰された。パチンコも、海やルパンなどのキラーコンテンツを持っているメーカーはまだしも、持っていないメーカーは苦しいだろう。大手と同じように版権を使って液晶を作っていたら勝負にならない。
マルホンもそんなことはわかっていて餃子の王将などドットタイプを出していたが、もはやそんな機械を懐かしみつつ打つような層もホールにはおらず、成功とは言い難かった。あの手のタイプはいまのきらびやかなホールに設置されていると貧乏臭く見えてしまうのも客が付かない一因のようにも思う。
昭和のパチンコ屋をテーマにしたようなホールを作って、レートも交換率も下げて、千円で一時間遊べるくらいの設定で、そのなかにそうした機種があれば懐かしさで打つ客はいそうなものだが……。こちらも規模と採算、そして風営法を考えると難しいのだろう。