こんにちは。
口腔顎顔面外科専門医のパク·ジョンチョルです。
今日は頬骨縮小術の時、
ジョールファットを一緒に除去することが
どんな効果があるのか見てみる時間を
設けたいと思います。
まず、ジョールファットについて
簡単にまとめてみます。
ジョールファットとは?
ジョールファットは下の画像のように
頬骨とこめかみの間にある脂肪袋です。
実際の患者さんのCT上では、
次のように頬骨とこめかみの間に
赤色で描いた部分にジョールファットがあります。
頬骨の内側移動
このジョールファットを
風船のポケットに考えてみてください。
頬骨が内側に移動すると、
ジョールファットが押されて
やむを得ず上下に凸状に大きくなります。
下の画像で風船を絞っている手を
頬骨と考えてみると、理解しやすいです。
私はこれを頬骨手術後の
バルーン効果による軟組織再配置と
説明しています。
そのため、下の患者さんのように
こめかみがふっくらと出てくることがありますし
術前 ・ 術後2ヵ月 ・ 術後3ヵ月BOTOX施術 ・ 術後8ヵ月
または、45度の頬骨の下方に
凸状にジョールファットの
バルーン効果が現れることもあります。
手術前・後
今日はジョールファットを
取り除いた方の軟組織変化の
様相をお見せしたいと思います。
手術計画および手術結果
顔の幅を小さくするために、
エラ縮小術と頬骨縮小術を受けた方です。
頬骨縮小術:
45度頬骨除去量3mm、
45度移動量(2mm金属板使用)、
横頬骨移動量(7mm金属板使用)
手術は次のように行われました。
術前・術後7ヵ月
術前・術後7ヵ月
術前・術後7ヵ月
手術時のジョールファット除去量
右:2.8cc
左側:2.6cc
頬骨縮小術後、頬筋(buccinator muscle)を
切開時に離脱する(herniation)
ジョールファットのみ除去しました。
軟組織の変化も確認してみます。
術前・術後7ヵ月
次は断面の変化を確認してみましょう。
頬骨縮小術後、ジョールファット除去を同時に行った場合の軟組織変化
45度の頬骨の部位では、
術後に赤い線に当たる部位が
厚くなりませんでした。
術前・術後7ヵ月
重ね図
これはジョールファットを
除去していない場合の
頬骨の変化の様相と多少違いがあります。
ジョールファットを除去しない場合と、ジョールファットを除去した場合の比較
ジョールファットを取り除いた方は、
次のような軟組織の再配置の
様相が観察されます。
ジョールファットを除去しなかった場合
反面、ジョールファットを除去せず、
術後に体重、体脂肪に大きな変化が
ない方は次のような変化が見られました。
ジョールファットを除去した場合
頬骨縮小術後の軟組織再配置についてより知りたい方は、次の投稿をお勧めします。
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