こんにちは。

ウォンジン整形外科の

口腔顎顔面外科専門のパク・ジョンチョルです。

 

顔を美しく飾るための変化は、大きな自信につながります。

 

特に、顔の中心にある頬骨が張っている場合、悩む方が多いですね。

それで解決策として頬骨の縮小術を考えています。

 

今回の投稿では、頬骨縮小術後に発生する可能性のあるさまざまな変化のうち、

特に余分な肉がどのように再配置されるかを説明し、これに対応する方法を提示

 

患者様が十分な情報に基づいて合理的な決定をするのに役立てようとています。

 

私たちが知っておくべきことは

頬骨縮小術または頬骨骨縮小術を施行すると、皮膚が余るということです。

つまり、術後顔の変化が単純に骨のみではないということです

頬骨縮小術を受けるの実際顔が小さく見えますので一般的に適用されています。

 

ところが、骨を囲んでいた軟組織のかさは、

骨が小さくなると同じように小さくなることはないでしょう。

 

どうやって軟組織のかさはそのままなのに顔が小さくなって見えるのでしょうか?

 

それは余分な軟組織が顔が小さく見える方向に再配置されるからであり、

決して消滅した訳ではありません。

 

なので頬骨縮小術後に発生する軟組織の変化を止めようとするよりも、

余分な肉を適切に再配置させることが重要です。

軟組織の再配置は大きく、頬骨の内側と頬骨の外側でそれぞれ発生します。

 

1.まず、頬骨内部の軟組織がどのように再配置されるかを見てみましょう。

私はこれを風船効果と説明しています。

頬骨の内側移動



図のように、頬骨とこめかみ骨(temporal bone)の間に
赤い風船が挟まれていると考えてください。
頬骨が内側に移動すると、中央部位は押されながら上下が膨らんで大きくなります。
下の図を見ると、もう少し理解しやすいです。


手を頬骨と考えてみてください。
手が中央に集まり、風船の上下の部分が出てきます。

人体内で実際にこのような風船の役割をするものがあります
まさにバッカルファットです。


下の図で黄色で塗られているのが脂肪のポケット、
つまりバッカルファットです。



Kim et al . The use of the buccal fat pad flap for oral
reconstructionMaxillofacial Plastic and Reconstructive Surgery (2017) 39:5


頬骨手術を行うと、バッカルファットが押され
それにより上下にバッカルファットが再配置されることがあります
頬骨縮小手術を受けた方の中には、手術して1~2ヶ月が過ぎたのに、
こめかみが出ている経験をされた方がいらっしゃいます。


それはまさにバッカルファットの再配置との関連ですね。
私は通常1〜2ヶ月後も、その部位が自然にならない場合は、
バッカルファットの周りの筋肉が小さくなるようにbotoxを注入しています。

  術前   術2ヵ月後   術3ヵ月+ボトックス   術8ヵ月後  


すべての方がこんなにこめかみが盛り上がるわけではありません。
以下でお見せする方はみんなこめかみでは
風船効果を観察できませんでした。
代わりに、次の患者様は下方のバルーン効果が観察される方です




バッカルファットが頬骨で押されると、
下には黄色の矢印の部分のようになることがあります。


ご覧のように、バッカルファットの再配置はむしろ45度の頬骨部位をより
滑らかにすることができるので、
この変化を防ぐために常にバッカルファットを除去する必要はありません。


しかし、体脂肪が多く、ct上バッカルファットが多い方は、
頬骨手術時にバッカルファット除去をお勧めしております


これらのバッカルファットによる下方バルーン効果も、
すべての頬骨縮小術の患者様に発生するわけではありません。
以下の患者様の場合は該当部位に変化はありませんでした。


このような場合は、上記で述べた風船効果が観察されませんでした。


 なぜバルーン効果が観察されなかったのでしょうか?


この二人は、頬骨の移動量と移動方向はほぼ同じです。
また、二人ともこめかみでの風船効果はありませんでした。
まず、頬骨の上方移動量を確認してみましょう。


大きな違いはありません。
内側移動量と前後方移動量も大きな差はないようです。

これにより、
手術の移動量や方向よりも他の要因が介入した
可能性を推測してみることができます。


この二人の方の間に私が見つけた唯一の違いは、体脂肪と体重の変化です。 
1人は体脂肪と体重が減少したことであり、
もう1人は体脂肪と体重が増加したことです。
これで体脂肪が増加した方はバルーン効果がより強調されたと思いました。


2. 頬骨の外側軟組織は、
頬骨の縮小術後にどのように再配置されるかを見てみましょう。
この部位も体脂肪と関連があるでしょうか


はい。変化量に違いがありますね。

増加した皮膚の厚さ0.18mm / 増加した皮膚の厚さ0.72mm


緑色の部位が術前に比べて術後に軟組織が厚くなった部位です。
体脂肪が減少した方は術前に比べて0.18mm増加し、
体脂肪が増加した方は0.72mm増加しました。


私が今回の投稿であえて患者様の臨床写真を一緒に上げた理由は、
頬骨縮小術 頬骨骨縮小術後に発生する軟組織再配置が患者様が
通常懸念されるたるみとは明らかに異なる様相であることを
読者の方が実際に確認してほしかったからです。
このような場合、軟組織の再配置はむしろ顔をボリューム感のあるように
するのに役立つことがわかります。


確かに余分な肉によって術前と変化する部位はあります。
しかし、ほとんどこれは美的に悪影響を引き起こしません。


多くの執刀医は、頬骨の縮小術後に発生するこれらの
軟組織の再配置をたるみと考えており、
こういうバルーン効果を防ぐために
以下の方法を提案することもあります。

 

1.頬骨の上方への移動 - 
私がお見せした二人とも頬骨を上方に移動しました。
そして移動量はほぼ同じでした。
しかし、二人の軟組織再配置の様子は異なりました。
言い換えれば、頬骨の上方移動はバルーン効果を防ぐことができませんでした


2.剥離を最小限に抑える -
私は、次の理由で剥離範囲が軟組織の再配置に
大きな影響を及ぼさないと見ています。
 私がお見せした患者の皆様は同じ方法で手術をしました。
なので剥離の量は、2人の患者の間に大きな違いはありませんでしたが、
軟部組織の再配置に違いがありました。


 45度の頬骨の剥離を最小限に抑え、
該当部位の固定をしないクイック頬骨手術法は明らかに
バルーン効果による軟組織の変化が少ないでしょう。
しかし、それは剥離を少なくしているよりはそれほど骨格的変化がないので
風船があまり押されなかったからであって
剥離が少ないからではないと思います。


もし剥離がたるみを起こすとなりましたら、
45度頬骨にプロテーゼを挿入される方はたるみは生じるけど
むしろ皮膚のボリューム感が回復されるのを経験します。


3. 3D画像技術を用いて頬骨の構造を綿密に分析し、
患者カスタマイズ型の再配置を通じて
自然な結果を図るのは最近では選択肢というよりは
ほとんどの執刀医が行う必須要素なので詳しい説明は省略致します。


 私は上記の方法よりも、
頬骨の縮小術後に再配置された軟組織が調和するように基本的な
スキンケアプログラムに従うことで十分だと思います。
十分な水分摂取と栄養分が豊富な食品を摂取し、
専門家と相談したスキンケアプログラムに従うことをお勧めします。
さらに、顔のマッサージは、血液の循環を改善し、
肌の自然な弾力を回復するのに効果あります。
決して経絡マッサージのような圧迫を加えるという意味ではないので、
誤解しないでください。


 実はこれよりも術後体脂肪を減らすのが一番効果的です。


また、患者様は、できるだけ早く正常な生活に戻ることをお勧めします。
血液循環を良くし、腫れを早く引かせるためにも、
少なくとも術後一ヶ月内に十分口を開けるように強調しています。


頬骨手術は外見改善に大きな効果を与えることができる施術ですが、
手術後に発生する可能性のある変化とそれに対応する管理法を
正しく知って準備することが重要です。


今日共有した情報が頬骨縮小術を考慮している多くの方に
役立つことを願っております。


しかし、術前に以下のような痛みの症状がある方は、
頬骨縮小術だけではバランスの取れた顔を持つことは難しいかもしれません。


このような場合、酷くない方は手術と同時に糸リフトをお勧めします
ご覧くださいまして ありがとうございます。


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