「台詞は才能、構成は努力」① | 「書く」を仕事に

「書く」を仕事に

オモロくてキビしくて愛しい、ライター生活。
取材・文/有留もと子
お問合せ/moco_moco_moco@hotmail.com

ライターの有留です。

いつもお世話になっております。

 

2月ですね。
インフルエンザのほか
新型コロナウイルスも流行中です。
体調管理にくれぐれもご注意ください。
 
私も2月、3月は一冊ずつ入っているので
気をつけます!
 
 

さて、昨日はトビカン・ヤカン・カイカンツアーの開催日。

(今後の予定などはこちら→☆)

 

いつものようにお集まりいただいた参加者さんの

受付をしていたら、どうも見覚えのある御顔が。

 

なんと!

脚本家の輿水泰弘先生でした。

 

輿水先生は、国民的ドラマと言われる「相棒」

20年間書いていらっしゃる、スゴイ人。

 

「スゴイ人」って……

「ライターのくせに語彙が貧困だ」とか言わないでー笑い泣き

20年間書き続けていられる体力とモチベーション、

アイディアを出し続けられる枯れない頭脳、

スタッフやキャストとうまく連携をとれる柔軟なコミュニケーション力、

そして作品に恵まれる運。

 

全てを兼ね備えていないと

あのようなロングラン作品を書き続けることはできません。

 

だからやっぱり「スゴイ人」なのです。

 

 

 

 

そんな輿水先生にシナリオを教わっていたのは

10年近く前のことです。

 

当時輿水先生から言われた言葉を

今もよく思い出しています。

 

それは

「台詞は才能、構成は努力」

です。

 

「刺さる台詞を思いつけるかどうかは

才能次第だから、これはもう仕方がない。

 

でも、構成は努力次第でどうにでもなる。

 

だからあなた(←ワテのことです)は

 

構成を学びなさい」

 

ま、遠回しに「才能がないよん」って

言われていたわけですが滝汗滝汗滝汗

(アハハ)

 

でも、「構成は学べる」というのは

ある意味“福音”でした。

まだ私にも頑張れる余地が残っているということでしたから。

 

翻って現在。

私がやっているブックライターの仕事も

やっぱり構成力が大きく関係しています。

 

同じコンテンツでも、並べ方次第で

おもしろさが全然違います。

 

読者をより楽しませる構成、

よりわかりやすく伝える構成を思い付けたら、

その本は勝ったも同然です。

 

 

私は今、シナリオライターにはなっていませんが

10年前に学んだことは無駄ではなかった。

 

学びって、こんなふうに時間が経ってから

意外なところで役に立っていたりするものだなと

思います。