トータスキッズ代表・高橋です。
今日は、トータスキッズに通い始めて 約1年3ヶ月。Rくんが、約1年4ヶ月ぶりに家族と離れて支援級のクラスで1時間過ごすことができた、その過程と支援のポイントを書き綴ってみたいと思います。
小学校2年生から不登校が始まり、一旦5年生の1学期、学校に行けたものの夏休み明けから再び不登校になったRくん。6年の夏休み前後に 5回ほど放課後の時間帯に学校へ足を運べるようになったものの、道のりは山あり谷あり…。そんな中、1ヶ月前にRくんが 「学校、行ってみようかな」 とお母さんにぽつりと伝えました。
でも、気持ちが動いたからといって、すぐに行けるわけではありません。
その後も迷いや不安を抱えながら、支援する私たちも慎重にサポートしてきました。
<「安心」と「不安軽減」の土台作り>
💡 学校へ行こうと思ってくれたことが嬉しい!
💡 「行こう」と思った時に、先生たちもできるだけ予定調整して一緒に行くからね!
💡 困ったら助けるし、無理なら途中で帰ってもOKだよ。
学校に行くとなるその日まで、こうした 「安心感」 を伝えながら、Rくんが 一歩踏み出せるタイミングを見逃さないよう支援を行います。
<クラスでの活動サポート>
「急遽なのですが、本日5校時目(13時25分から)に登校してみようかなと本人が言っております。トータスの先生が同行してもらえるならとの事なのですが、同行は可能でしょうか?」
そんなLINEが飛んできたのが12:28。この機会を全員で支えるべく、10分でスタッフ間の調整と準備をし、担当のせやま先生と私で自宅に向かいます。
📌 せやま先生がRくんを、高橋が記録及び生徒・先生他環境因子を中心に支援
📌 安心グッズ(ぬいぐるみ)の用意や適切な声かけで安心感を作る
📌一緒に歩くルートを決めるなど、不安軽減に繋げる支援を行う
📌 久々に登校したRくんに「一緒に遊びたい!」と言ってくれた生徒の気持ちを活かし、機会を設定、Rくんと生徒6名が一緒に遊ぶ成功体験に繋げる
その他、紙粘土制作では、Rくんが苦手そうな部分を 「司令塔」 役になってもらい、高橋が作ることで協働作業に。作品が完成したら、周りの子どもたちや先生にも見てもらい、 「すごい!」と称賛される体験をサポートしました。
こうした工夫の積み重ねで、登下校時の緊張感が少しずつ緩和されているのがわかります。
<一歩一歩、共に歩む支援>
大きな一歩となった午後。まだまだ山あり谷ありですが、Rくん、ご家族、学校、そして社会とともに、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。
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