明日から3泊でディズニーランド&シーへ行ってきます。これは毎年恒例の公募旅行で、この1年間にいただいた賞金を旅行の費用に充てています。半分はカミさん孝行ですがのんびり行ってきます

 

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映画と言えば、その作品の主役ばかりが注目されがちですが、そんな主役を際立たせてくれるのが脇役たちです。脇役のおかげで映画はより面白くなると言っても過言ではありません。そこでこのコーナーでは数々の名作、傑作を支えた脇役にスポットライトを当ててみました

 

~映画を支えた脇役たち~

<PART3>

 

▲PART1、PART2もどうぞ!▼

 

第3回目はこの3人!

 

 アラン・リックマン

/1946年~2016年

もともとグラフィックデザイナーをしており、その後演劇の道に転身ししています。長らく舞台演劇で活躍していましたが、何と言っても映画デビュー作「ダイ・ハード」の冷酷無比な犯罪集団のリーダーのハンス役が強烈でした。公開時すでに42才という遅咲きです。他にも「いつか晴れた日に」「ギャラクシー・クエスト」「ドグマ」「ロビンフット」さらに「ハリーポッター」シリーズのスネイプ先生役でも有名です。風貌から悪役のイメージが強いですが「ラブ・アクチュアリー」などラブロマンスにも出演しており幅広い演技力には定評がありました。「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」が遺作となり2016年に病死しています。存在感があり、数少ない色気のある男優さんでまだまだ活躍して欲しかったですね

 

「ダイハード」

「ハリーポッター」シリーズ

 

 ヘレナ・ボナム=カーター

/1966年~

83年19才でデビューし85年の「眺めのいい部屋」で注目を集めました。インパクトのある個性派の女優さんで「ファイト・クラブ」「レ・ミゼラブル」「チャーリーとチョコレート工場」「英国王のスピーチ」「シンデレラ」「鳩の翼」など多数の作品に出演しています。コスチュームプレイ作品が多い印象ですが、なんでもこなす器用な女優さんだと思います。第1回の時のコメントでまるごさん、よらひくさんが推してましたね。「ハリーポッター」シリーズや以前レビューした「オーシャンズ8」などのようなエキセントリックな役が似合います。初めてみた「猿の惑星」(2001年版)では、彼女が最初どこにいるかわからなかったです。まだまだ活躍してくれる女優さんですね。強烈な個性のジョニデの女性版というところでしょうか

 

「眺めのいい部屋」

「ハリーポッター」シリーズ

 

 

 

 ジョン・カザール

/1935年~1978年

72年にフランシス・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」が映画デビュー。ドン・コルレオーネの次男で気の弱いフレドを演じています。他には「カンバセーション・盗聴」アル・パチーノの「狼たちの午後」「ゴッドファーザー2」そして「ディア・ハンター」と生涯5本の映画しか出演していません。しかもその5本すべてアカデミー賞にノミネートされています。「ディア・ハンター」では共演のメリル・ストリープと婚約中でしたが、映画の公開を待たず78年に42才の若さで亡くなっています。「狼たちの午後」のサル役も強烈な印象でしたし、「ゴッドファーザー」では、父のドン・コルレオーネが襲われても一発も撃ち返すことなく刺客を捕り逃がし、コンクリートに横たわり父の傍らに膝をつき、頭を掻きむしりながら泣きべそをかいて、思わず「パパ!!」と呼びかけるしかないフレドが素晴らしかったですね。共演したのがアル・パチーノ、ジーン・ハックマン、ロバート・デ・ニーロなどの名優ばかりで、彼はどちらかというと目立たない存在です。どこか主役を引き立てる日陰的なのですが、逆にだからこそ真の名脇役ともいえると思います

 

 

「狼たちの午後」

「ゴッドファーザーPART2」

 

このコーナーはまだまだ継続予定です。あの映画に出ていたあの人、名前は知らないけど妙に印象に残るあの人、などおススメ脇役俳優さんがいましたらで是非教えて下さい!

 

今日、ライアン・オニールの訃報が飛び込んできました。「ある愛の詩」が有名ですが、愛娘との「ペーパームーン」が忘れられません。「バリー・リンドン」「ザ・ドライバー」など数多くの話題作に出演しています。青春時代に名画座で見たスターがまた一人消えていき寂しいです。ご冥福をお祈りします