今日23日は、横浜元町では「クラウンDay at Motomachi」のイベントで女優の釈由美子さんのトークショーがありました。めちゃめちゃキレイでした!明日24日もありますのでお近くの方はどうぞ!

 

 

横浜元町のショッピングストリートは26日からチャーミングセールが始まります。夜のイルミネーションも是非どうぞ!

 

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今日の映画は、大好きな70年代からの一本!

 

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「天国から来たチャンピオン」

1978年/アメリカ(101分)

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「幽霊紐育を歩く」(41年)のリメイクで、ウォーレン・ベイティが製作、監督、主演したファンタジー・コメディ作品!

 

 

<監督>

バック・ヘンリー

ウォーレン・ベイティ

 

<キャスト>

ウォーレン・ベイティ

ナタリー・ウッドとの「草原の輝き」(61年)がデビュー作で、アメリカン・ニューシネマのはしりと言われた「俺たちに明日はない」(67年)、「シャンプー」(75年)など多数出演しています。敏腕映画プロデューサーとしても数々のヒット作を連発しています。芸能一家の育ちで姉はシャーリー・マクレーン。以前はウォーレン・ビューティーと言っていた記憶があるんですが(笑)

ジュリー・クリスティ

イギリスの名優で「ダーリング」(65年)、「ドクトル・ジバゴ」(65年)など多数

 

ジェームズ・メイスン

ジャック・ウォーデン

チャールズ・グローデン

ダイアン・キャノン

 

主演の二人以外では「邪魔者は殺せ」(47年)「スタア誕生」などさまざまなジャンルで幅広い活躍をしたイギリスの名優ジェームズ・メイスン。法廷映画の名作「十二人の怒れる男」(57年)のジャック・ウォーデン。以前レビューしたロバート・デ・ニーロ主演の「ミッドナイト・ラン」「ベートーベン」「デーヴ」のチャールズ・グローデン、「シーラ号の謎」「デストラップ・死の罠」のダイアン・キャノンなどそうそうたる面々が脇を固めています

 

*以前レビューしています!

「俺たちに明日はない」

「ミッドナイト・ラン」

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亡くなった人間が、天国の水先案内人の協力で戻ってくるという設定のはしりの映画_

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前途有望なアメフト選手交通事故で亡くなるが、それは天使のミスで、彼は若き実業家としてよみがえり、再びアメフト選手を目指すが・・・

単純明快なストーリー!

 

このタイプの映画は、江角マキコ、唐沢寿明W主演の「恋は舞い降りた」(97年)、ブラピの「ジョー・ブラックをよろしく」(98年)などでもお馴染みですが、当時は新鮮に感じました。じっくり観ると善悪がはっきりしていてシンプルでわかり易い映画です

 

*以前レビューしています

「ジョー・ブラックをよろしく」

 

 

この映画は、「幽霊紐育を歩く」(41年)のリメイクですが、さらに本作はワイツ兄弟によって「天国から来たチャンピオン2002」(01年)でリメイクされています。亡くなった人間が戻ってくるという夢のような話しが時代を越えて人気の秘密なのでしょうね

 

コメディタッチで小気味よく、バランスのいい映画!

 

ストーリーが良く、ほどほど笑えて、ほどほど感動するのですが、この「ほどほど感」が妙に安心します。そんなバカな!と思いつつも期待通り?の結末に誰もが納得し感動します。以前、「砂の器」を3回見て3回とも途中で寝たという友人の話をしましたが、その友人曰く「生涯ベスト3の中の一本」のだそうで、ちなみにあと2本は「スティング」「ポセイドン・アドベンチャー」だそうです(笑)個人的には、70年代らしい大雑把さと単純さがいい!大好きな映画なのですが「傑作」とか「名作」という言葉が似合わない気軽な楽しさがありますね

 

*以前レビューしています!

「スティング」

「ポセイドン・アドベンチャー」

 

 

70年代らしい豪華キャスト!

 

名脇役ともいえる天使役のジェームズ・メイスン。いい味だしているコーチ役のジャック・ウォーデン。まるで2時間ドラマのように、大金持ちの主人公の殺人をはかる秘書と悪妻コンビのチャールズ・グローデンとダイアン・キャノンの二人が面白い

 

この年のアカデミー賞には、主演男優賞ほかいくつかノミネートされておりますが、助演女優賞に、このダイアン・キャノンもノミネートされていました。残念ながらオスカーは「カリフォルニア・スイート」のマギー・スミスが獲得しましたが、個人的には彼女に取らせたかったです。ちなみに、この時の他のノミネートが「ディア・ハンター」のメリル・ストリープ、「帰郷」のペネロープ・ミルフォードという豪華さでした

 

 

下手くそなクラリネット(笑)

 

「怖いんだ!」

「ほとんどの人は何かを恐れているわ」

「ひとつだけ怖い。君を失うことだ!」

 

若干、ストーリーの詰めの甘さはあるもののファンタジックでしっかり出来ており、ほのぼのとした中に品があります。セリフ回しの上手さは言うまでもありません

 

大人の童話です!

 

 

「・・・あなた、クォーターバックね」

 

ラストは安堵と切なさの複雑な思いです

軽快なサックスが耳に残ります

 

全体のバランスが良く、誰にでも自信をもって勧められる映画です

 

是非どうぞ!