福岡オールレディース
シリーズ最終日を迎えました。


 



(福岡は次節9/9~12の一般戦に篠崎仁志選手が登場予定。
 次々節9/16~19の一般戦には寺田祥選手、松井繁選手、
 井口佳典選手など超豪華メンバーが参戦します)

(福岡支部は昨年の福岡オールレディースで節間29勝でしたが、
 今年はそれを上回って節間30勝の大台に乗せる活躍でした)

(川野芽唯選手が意地の最終日2連勝をマーク。
 次節は9/13からの若松オールレディースで、
 9連勝完全Vを飾った6月のヴィーナスシリーズに続く
 若松2節連続Vを目指す戦いに臨みます)

(竹井奈美選手も最終日2連勝で締めくくり。
 次節は9/19からの蒲郡ヤングダービーに参戦です)

(野田部宏子選手は1R3コースまくりで3万舟を提供。
 女子屈指の高配当メーカーが今節もきっちり魅せてくれました。
 これがデビュー通算22勝目で、18本目の万舟です)

(山本宝姫選手は1R2着で今節初の連絡み)

(今節はワースト機に苦しんだ鳥居智恵選手ですが、
 2Rイン逃げで待望の今節初白星をマーク。
 これがデビュー通算699勝目となっています)

(小野真歩選手は8Rイン逃げで今節2勝目。
 デビュー通算6勝目で、自身初の節間2勝です。
 イン戦は19走目での初白星となっています)




 

さて今日のレース結果は、

 

1R ③野田部宏子 3コースまくり (3連単36470円)
2R ①鳥居 智恵 1コース逃げ
3R ①堀之内紀代子 1コース抜き
4R ④竹井 奈美 4コース抜き (3連単11050円)
5R ③古賀 千晶 3コースまくり差し (3連単23140円)
6R ②中里 優子 2コース抜き
7R ④川野 芽唯 4コース恵まれ
8R ①小野 真歩 1コース逃げ
9R ①倉田 郁美 1コース逃げ
選抜戦10R ②川野 芽唯 2コース差し
選抜戦11R ②竹井 奈美 2コース差し
優勝戦12R ④大山 千広 4コース差し


 

【今節上がりタイムベスト5】
1 大山 千広 1:47.9(4日目9R)
2 竹井 奈美 1:48.0(4日目6R)
3 大山 千広 1:49.1(5日目5R)
4 三浦 永理 1:49.3(4日目11R)
4 渡邉 優美 1:49.3(2日目3R)

 

【今節の部品交換状況】
西 茂登子 ①ギヤケース
川野 芽唯 ②キャブレター、③リング2本・キャリアボデー、③クランクシャフト、⑤クランクシャフト・電気一式
小野 生奈 ③リング3本
竹野 未華 ②リング4本、③リング3本・キャブレター・キャリアボデー
小野 真歩 ②ギヤケース・新プロペラ
(※○内の数字はシリーズ○日目。青字は準優組、赤字は優出組)

 

【今節支部別1着回数】
福岡支部 30勝(大山千⑤、竹井④、武藤③、川野③、渡邉優③、藤崎②、真子②、小池②、小野真②、鳥居①、小野生①、竹野①、野田部①)
福岡以外 42勝
・香川支部 9勝(山川⑦、西坂②)
・徳島支部 7勝(岩崎⑤、新田芳②)
・埼玉支部 5勝(中里③、中西①、大豆生田①)
・静岡支部 5勝(倉田③、三浦②)
・大阪支部 4勝(高橋淳④)
・岡山支部 4勝(堀之内②、田口①、赤澤①)
・山口支部 3勝(佐々木③)
・兵庫支部 2勝(古賀②)
・広島支部 2勝(角②)
・長崎支部 1勝(池田紫①)





 

さっそく話題は優勝戦へ。

 



(昨年優勝の小野生奈選手と昨年準Vの渡邉優美選手が今年も優出。
 昨年5着の岩崎芳美選手も合わせて
 3人が福岡オールレディース2年連続優出に)

(オールレディース優出10回目で初Vを狙う岩崎芳美選手)

(山川美由紀選手はオールレディース優出17回目で歴代2位タイに)

(プロペラを叩く手に熱が入る小野生奈選手)

(昨日まで47キロだった大山千広選手が

 今日は46.5キロで今節初のオレンジベスト着用)

(ペラ調整室で中里優子選手、佐々木裕美選手と談笑する岩崎芳美選手)

(今日も妹にアドバイスしている姿が何度もあった小野生奈選手)

(左から川野芽唯選手、大山千広選手、渡邉優美選手。

 大山選手のオールレディース出場は
 昨年12月の戸田以来で今年初めてでした)

(角ひとみ選手のモーター47号機は2連対率34位ですが、
 前節の小坂尚哉選手に続いて2節連続優出に)


(渡邉優美選手のモーター62号機は3節連続優出に)

(山川美由紀選手が通算77Vの女子最多記録をまたひとつ更新か)

(岩崎芳美選手、高橋淳美選手、中里優子選手)




 


というわけで迎えた優勝戦の時間。

 

【優勝戦12R出走表】
①山川美由紀 (優出337回目、優勝77回)
②岩崎 芳美 (優出113回目、優勝20回)
③小野 生奈 (優出48回目、優勝10回、福岡1V)
④大山 千広 (優出4回目)
⑤渡邉 優美 (優出14回目、優勝3回)
⑥角 ひとみ (優出187回目、優勝28回)


 

コンディションは左横風1m、波高2cm、
気温27℃、天候:晴れ。

 

今日は雨が降る時間帯もありましたが、
優勝戦は陽が射すなかで幕が明けました。


 

進入は①②③/④⑤⑥で枠なりの3対3。

 

STは内からコンマ12、11、06/10、15、12


 

1マークは②岩崎選手がまくって攻める展開となり、
①山川選手は引き波に足をとられる格好に。


 

内2艇が競り合ってブイ際にスペースが空くと、
差し抜けてきたのは青いカポック、④大山選手。


 

バック直線で1艇身のリードを奪った④大山選手が
2マークを先取りして勝負あり。


 

歴代女王3人を従えてフィニッシュラインを駆け抜け、
デビュー通算36本目の1着が初優勝のVゴールに。

 

96年2月5日生まれの21歳7カ月。
オールレディース史上最年少V記録の誕生です。


 

【優勝戦12R結果】
1着 ④大山 千広 4コース ST.10
2着 ②岩崎 芳美 2コース ST.11
3着 ①山川美由紀 1コース ST.12
4着 ③小野 生奈 3コース ST.06
5着 ⑥角 ひとみ 6コース ST.12
6着 ⑤渡邉 優美 5コース ST.15
決まり手=差し
2連単④② 2820円(10番人気)
3連単④②① 8970円(29番人気)



 


②岩崎選手は果敢なまくりを見せるも惜しくも2着。
それでも1・3・1・2・3・1・3・1・①・②着と
節間オール3連対を守り抜く大活躍で、
近況のスランプから脱したことを印象づける一節でした。

 

今節5勝を上積みして現在デビュー通算996勝
次節9/13からの若松オールレディースで大台到達となるでしょうか。


①山川選手は2年前のリベンジならずイン戦3着。
福岡初Vは次回以降に持ち越しとなりました。

次節は4Vの実績を持つ若松でのオールレディースに臨みます。


③小野選手はコンマ06と気迫のスタートを見せるも、
十八番の3コースまくりを封じられて4着。
しかし準ワースト機で底力を見せてくれた一節でした。

 

近況4節連続優出と好リズムを保ち、
次節は蒲郡ヤングダービー(9/19~24)に参戦です。


⑥角選手は6コースから5着。
約5年10カ月ぶりの優勝はなりませんでした。


⑤渡邉選手は5コースから6着。
女子賞金ランキング30位からの上昇はなりませんでした。

 

それでも今期勝率は今節開始前の5.25から5.45へアップ。
2期ぶりのA級復帰へ大きく前進しました。

 

このあと来週は定期訓練の予定があるため、
次節は少し空いて蒲郡ヤングダービー(9/19~24)です。




 



そして勝った大山選手は表彰式を終えると、
「ち~ちゃん、おめでとう!」というたくさんの声に迎えられながら
笑顔満開でピットに凱旋帰還。


優勝戦をともに戦った小野選手と渡邉選手をはじめ、
数多くの福岡勢からハイタッチの嵐。


初Vの展開を作る格好となった岩崎選手も
駆けつけて祝福している姿がありました。


そしてさっそく水神祭へ。


デビュー初1着の水神祭のときと同じように

両手で顔をガードしながら放り投げられた大山選手。

 

あのときは顔から落ちて痛そうにしていましたが、

今日はうまくクルっと回転しながら背中から着水。


後ろから雪崩込んできた福岡勢に
水中でお祝いを受けたのでした。



 

15年5月のデビューからわずか約2年4カ月

 

初1着の水神祭を飾ったのがつい約1年4カ月前のこと。
(参照、https://ameblo.jp/womenleague-cafe/entry-12155948601.html

 

ものすごいスピードで進化を遂げ、
通算4回目の優出で初Vをその手にしました。

 

【大山千広選手 優出歴】
16年11月 びわこヴィーナスシリーズ(優出6着)
17年2月 芦屋一般戦(優勝戦F)
17年8月 津男女ダブル戦(優出3着)
17年9月 福岡オールレディース(優勝)


 

今節は4・1・1・3・2・4・1・1・②・①着

 

2連対率5位タイの好モーター71号機を引き当てると、
予選ではまくり3発を決めて得点率6位通過。

 

4日目9Rでは1分47秒9の節間最速ラップも叩き出し、
節イチという声も次第にあがり始めました。

 

そして準優で2着を獲って2節連続優出を果たすと、
優勝戦では4コースからきっちり展開をついて頂点へ。

 

116期生では初V一番乗りとなりました。

 

【116期 通算勝率ベスト5】
1 大山 千広 4.26(4優出1V)
2 入海  馨 3.72(1優出)
3 鈴谷 一平 3.25
4 蒲原 健太 3.07
5 新田 有理 3.01
5 梅木 敬太 3.01


 

この優勝で来年のレディースチャンピオン優先出場権も獲得。
選考勝率が今日の時点で6.04あったため
勝率的にクリアできる可能性大でしたが、
優先切符を持って堂々の初出場を果たすことになりそうです。

 

また今期勝率も今節開始前の5.93から6.15へ大幅アップ。
A2級初昇格はもうほぼ確実な状況で、
狙いは一気にA1級初昇格になってきそうです。


 

今後の出場予定は、
戸田一般戦(9/15~18)
多摩川オールレディース(9/26~10/1)
児島一般戦(10/7~12)

 

なにぶんまだデビュー約2年4カ月のため、
出走歴のない水面が平和島、多摩川、三国、鳴門、徳山と5つもある状態。

 

今後のさらなる活躍を大いに期待しつつ、
21歳のニューヒロインを長い目で見守ってほしいところです。


 

大山選手、おめでとうございました。





 

ではこれにて福岡オールレディース@cafeは終了。

 

びわこ→尼崎→平和島→福岡と続いた"真夏のオールレディース4連戦"は、
島田なぎさ選手、大山千広選手と2人のデビュー初Vを生み出す
ドラマチックな展開で幕をとじました。


次回は9月13日開幕の若松オールレディース。
@cafeは地元記者による更新を行ないます。



 


【'17 女子賞金ランキング】 (9/6現在)
1 小野 生奈 31,705,000円 (今年2V)
2 長嶋 万記 28,008,500円 (今年6V)
3 遠藤 エミ 26,927,500円 (今年3V)
4↑山川美由紀 23,447,500円 (今年3V)
5↓松本 晶恵 23,267,000円
6 細川 裕子 22,430,000円 (今年2V)
7 寺田 千恵 21,695,400円 (今年2V)
8 平高 奈菜▼21,310,900円 (今年1V)
9 中谷 朋子▽20,191,900円 (今年2V)
10↑川野 芽唯 19,631,840円 (今年1V)
11↓田口 節子 19,523,200円 (今年3V)
12 海野ゆかり 19,136,500円 (今年2V)
――――クイーンズクライマックスボーダー――――
13 樋口由加里 18,307,900円
14 日高 逸子 18,089,400円
15 谷川 里江▼17,613,200円 (今年1V)
16 三浦 永理 17,407,340円
17 竹井 奈美 17,088,000円
18 山下 友貴 16,717,900円 (今年1V)
19 岸  恵子 16,411,500円
20 今井 美亜▽15,999,500円
――――レディースチャレンジカップボーダー―――
21 大瀧明日香 15,851,000円 (今年1V)
22 藤崎小百合▽15,543,500円 (今年1V)
23 落合 直子▽15,054,670円
24↑堀之内紀代子▼14,501,340円
25↑宇野 弥生▽14,362,500円
26↓水口 由紀 14,361,000円 (今年1V)
27 守屋 美穂 14,317,000円 (今年1V)
28 中村 桃佳 14,292,000円 (今年1V)
29 五反田 忍 14,214,000円 (今年2V)
30 渡邉 優美 13,897,000円 (今年1V)

37↑大山 千広 12,233,000円 (今年1V)
(※昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓。
 ▼はF休み中、▽はF休み未消化)


 

【F休み中の女子レーサー】
下野 京香 8/15~9/13
平高 奈菜▼8/17~9/15
高田  綾 8/17~9/15
清水さくら 8/17~9/15
黒澤めぐみ 6/22~9/19(F2、90日間)
若狭奈美子 8/24~9/22
木村 詳子 8/24~9/22
戸敷 晃美 8/24~9/22
池田奈津美 8/28~9/26
久保田美紀 8/31~9/29
池田 浩美 8/31~9/29
藤堂 里香 8/31~9/29
藤原 菜希 8/31~9/29
梅内夕貴奈 8/31~9/29
谷川 里江▼9/3~10/2
深尾 巴恵 9/3~10/2、10/13~12/11(F2、60日間)
水野 望美 7/5~10/2(F2、90日間)
西 茂登子 9/7~10/6
堀之内紀代子▼9/7~10/6
小芦るり華 5/16~10/12(F3、150日間)
渡邉真奈美 8/31~11/28(F2、90日間)
富樫 麗加 8/31~2/26(F3、180日間)
(※▼は女子賞金ランキング30位以内)

 

【F休み未消化の女子レーサー】
宇野 弥生 9/13~10/12
西村  歩 9/13~10/12
土屋実沙希 9/13~10/12
瀧川 千依 9/13~10/12
土屋  南 9/13~10/12
福岡 泉水 9/13~10/12
中谷 朋子 9/19~10/18
小池 礼乃 9/19~10/18
油浦 ゆみ 9/19~11/17(F2、60日間)
西岡 育未 9/19~10/18
安井 瑞紀 9/23~10/22
今井 美亜 9/25~10/24
新田 有理 9/26~10/25
西村美智子 9/28~10/27
道上 千夏 9/30~10/29
田村 美和 10/2~10/31
村上 奈穂 10/2~11/30(F2、60日間)
落合 直子 10/9~11/7
藤崎小百合 10/9~11/7
篠木亜衣花 10/9~11/7
竹野 未華 10/9~11/7
大豆生田蒼 10/9~11/7
(※赤字は今日のF)

 

【女子レース斡旋停止】
永井 聖美 7/29~1/28(6カ月間)



 

津一般戦(9/3~8)は
4日目が終わって予選ラウンドが終了。

 

女子最上位は大山博美選手の得点率21位で、
予選突破はなりませんでした。


(大山博美選手。写真は'16/5/1若松)

 

児島ヴィーナスシリーズ(9/7~12)が明日スタート。

 

女子賞金ランキングトップ30からは、
長嶋万記選手、遠藤エミ選手、樋口由加里選手、
山下友貴選手、今井美亜選手、落合直子選手、
宇野弥生選手、守屋美穂選手、中村桃佳選手が参戦です。


(山下友貴選手、守屋美穂選手。写真は8/6芦屋)

 

各地の混合戦などで奮闘中の女子レーサーにも
ぜひご注目ください。