こんにちは、Rumiです。
7月29日。
“活躍する女性になるためのキャリア戦略講演会”と題し
WOMenらぼ(※)主催で主に女性社員に向けた社内講演会を開催しました!
※エン・ジャパンが「世界で一番女性が活躍する会社」を目指して、
社内の有志で運営している「女性活躍推進プロジェクト」です。
このブログもWOMenらぼで運営しています!
講師にお招きしたのは、プロノバ株式会社代表取締役の岡島悦子さん。
三菱商事、ハーバード大でのMBA取得、マッキンゼー・アンド・カンパニーと、
目の眩むようなハイキャリアを歩まれてきた方です。
目の眩むようなハイキャリアを歩まれてきた方です。
当日は、女性ならではの「キャリアの考え方・捉え方」などについて
お話をいただきました。
今回のブログでは、講演会の開催前アンケート、開催後アンケートの結果。
参加者インタビューをご紹介します。ぜひご覧ください。
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参加者の年齢構成
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《参加前アンケート》講演会で特に聞きたいこと(単一回答)
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《参加後アンケート》特に面白かったポイント(複数選択可)
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《参加後アンケート》考えや意識が変わったポイント(複数選択可)
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参加者の中から、4名の社員に簡単な感想インタビューを実施
セミナーで印象に残ったお話、これからのキャリアにどう活かすかを
聞いてきたのですが、それぞれに学び・気づきがあったようです。
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■営業/1年目/Oさん(女性)へのインタビュー
Rumi :特に印象に残ったお話はどこでしたか?
Oさん :女性は、若いうちからキャリアの前倒しをしていくことが大切、
というお話が印象に残っています。
これまで、男女によってキャリアの時間軸が違う
とは思っていなかったんです。
専業主婦はもう夢の話。共働き必須。
という現実にも驚きました。。
Rumi :正直、専業主婦願望もあったり・・?
Oさん :時々考えることがありましたし、周りの友人では「専業主婦になりたい」
と話している子も少なくありません。
ただ岡島さんの話を伺って、「自分が一生働き続ける」という前提で、
キャリアを考えていかないとなと気が付きました。
そうなった際に、キャリアアップの時期と結婚・出産の適齢期が重なることは、
すごく悩ましいし、だからこそ「前倒しのキャリア」の考え方は必要だなと。
入社1年目の今から成果にこだわって、近い将来、結婚や出産をした後に、
戻ってきやすい環境を作れるかは、自分次第なんだと実感しました。
市場価値を高められるように、頑張ります。
Rumi :良い刺激を受けられましたね。
具体的にこういうことをしていこう。というものはありますか?
Oさん :当社で行きたい部署があるので、まずは今の部署で成果を出し続けます。
そうすることで、周りの仲間や先輩方から信頼を得て、
進みたい道を応援してもらえる存在になります!!
Rumi :こんな新人がいると、周りの先輩たちもうかうかしていられませんね^^
最後に何かコメントはありますか?
Oさん :岡島先生のお話は、男性の方々にもぜひ聞いて頂きたいです。
女性に対する接し方(とくにほめ方、叱り方)が理解できると、
お互いに仕事のミュニケーションでも、もう少し悩むことなく、
円滑になる部分があると思いました。
Rumi :私も周りの男性に啓蒙していきます。
ありがとうございました!
+ + +
■営業/10年目/Yさん(女性)へのインタビュー
Rumi :特に印象に残った話はどこでしたか?
Yさん :本当にたくさんあるのですが、あえて挙げると・・・
「キャリアゴールなんて最初から分からないので、描かなくていい」
「自由とは、自らの由縁である。
何かを望むなら自分でそうなるように選択せよ」
という2つの話が強烈に印象に残りました。
思いもよらない視点で、そういうことか!という感じです。
Rumi :私も!衝撃的でしたよね。
なぜその2つを挙げたんですか?
Yさん :参加した目的と関係があります。
私は、結婚や出産が自分にリアルになるまで、
前倒しのキャリアが必要だと気付けなかったんです。。
なので、ここからどう巻き返したらいいのか、を知りたいと
思っていました。
Rumi :そうだったんですね。どんな解を得られましたか?
Yさん :私の場合、2つのことを急ピッチでやらねばと思いました。
1つは、今の自分が持つ強みを複数かけ合わせて、オンリー
ワンの価値を意図的に作ること。そして、その種類を増やし
ていくこと。岡島さんのお話にあった“タグ”ですね。
もう1つは、キャリアの捉え方。
今までは、キャリアを完璧に描かないといけないと思っていました。
でも、変化の激しい時代環境の中で、描いた通りのキャリアを
目指すことなんてできないと伺い、その通りだなと。
タグを増やしながら、“キャリアドリフト”する中で、
今後のキャリアを見つけて行こうと思います。
岡島さんは30代から巻き返しが図れたとおっしゃっていた
ので、タイミングは関係ないですね。女性だから、男性だ
からということではなく、価値を出せるプロフェッショナ
ルになるべく日々努力しようと思います。
がんばります。本当に、本当に有意義な時間でした!
+ + +
■企画/10年目/Cさん(女性)へのインタビュー
Rumi :特に印象に残った話はどこでしたか?
Cさん :『タグを作る』ことと、『キャリアドリフト』という考え方です。
Rumi :その考え方を日々の業務では、どう活かしていこうと思いましたか?
Cさん :『タグ』については、漫然と仕事をしていても増えないですし、
仮に増えても組み合わせ方がわからなかったりするなと思いました。
だから、まずは自分のタグをWill、Skill、Value別に
整理・言語化するところから始めようと思います。
私は比較的前倒しのキャリアを築けるようなチャンスを
いただけていたと思うんです。ただ、そのチャンスを
活かしきれないまま、今にきてしまったな…と反省しています。
今までのチャンスを無駄にしないためにも、まずは自分の作ってきた
タグを明確にした上で、意図的にタグを増やしていきたいと思います。
Rumi :『キャリアドリフト』については、どうでしょう?
Cさん :過去に、キャリアプランについて考える→色々考え過ぎ
て考えるのをやめる&嫌になる…ということがあったので、
『キャリアドリフト』の考え方は目からウロコでした。
「キャリアは目の前の仕事を限界まで突き詰めると見える」
というお話もあったので、難しく考えて悩むのではなく、
やりたいことと、そのために必要なことを考えながら、
タグを増やしていけるように改めようと思います。
+ + +
■営業/13年目/Iさん(男性)へのインタビュー
Rumi :今回のセミナーは、主に女性向けのセミナーでした。
参加後の感想を男性の目線・管理職の観点から聞かせてください。
Iさん :私はあんまり女性だから、男性だから、ということは、
そんなに意識していないです。もちろん、女性社員への
配慮はしていますが。
十大疾病は、男性でもかかるなぁと。
Rumi :男性もかかるものなんですね!
Iさん :かかりますよ、ガッツリね(笑)。
言語化されていることで、悩んでいるメンバーを見かけても、
「今はこういう状態だよ」と診察してあげられそうです。
あとは、やはり“タグ”のお話ですね。
変化のスピードがめまぐるしい中で、数年後には今の仕事
が無くなっているかもしれない。岡島さんのお話でいうと
ころの“タグづけ”、エンで言うCareerSelectabilty(R)
の重要性を改めて感じました。
「キャリア」とは、自分がやりたいことだけを追求しても
築けないものだと考えています。誰かに“必要”とされて、
はじめて作られるものなのではないかと。
なので“タグ”は一人よがりで作るものではなく、誰か
に認められて“付けられる”もの。私は、幸せにした人の
数だけタグがついてくるものだと捉えました。岡島さんは
何千人、何万人と、多くの人を幸せにされてこられたから、
あれだけのタグがあるのだと思います。
Rumi :管理職として、今後はどのようにメンバーを育成していきたいですか?
Iさん :メンバーにどれだけ成長機会を作ってあげられるか、
”タグ”をつける機会を作ってあげられるか、改めて責任を感じました。
そのためには、結局、自分自身が前倒しのキャリア
(ハイスピードな人間成長)を実現しないといけないなとね。
女性だけに限らず、全員が前倒しのキャリアを歩むことが
できれば、事業も、会社ももっと面白くなると思いました。
+ + +
最後に、私も感想を少し…。
今回、社外の講師の方をお招きしての女性社員に向けたセミナーと
いうのはエン・ジャパンでは初の試みでした。本当に良い機会で、
自身が妙齢(笑)の今、お話を伺うことができて、とても気持ちが軽
くなりました。
自社内を見ていても、世間一般的にも、昨今の「働く女性の支援」
の高まりもあり、昔よりも女性の働きやすさは格段に改善されてい
るのだと思います。ただ、結婚して妻に。出産をして母に。そして
親の介護に…と一人で何足もの草鞋を履く可能性がある中で「働き
続ける」とすれば、環境の整備も大事ですが、女性である私たち自
身が、自ら環境を切り開き、勝ち取っていく覚悟や強さが必要なの
だと強く思います。
「どうやって生きていこう」「このまま働き続けられるのだろうか」
…etc.悩むことは多いけど、そうやって自分にサイドブレーキをか
けて思いとどまる暇があれば、目の前の仕事にアクセル一杯踏み込
んで突っ込んで行こう。そんな生活を送る中で、時に振り返りなが
ら、自分にどんなタグがつけられたか、今後つけていくかを楽しん
でいきたいな…、そして今後どんどん増えていく働く女性たちにと
って良いロールモデルになれたらいいな…と思った1時間半でした。
岡島さん、改めてありがとうございました!