こんにちは
StayHomeで家の中で溜まってるいろいろを片付け中です。
そんな中で、2番目に気になっていた無線機のキットの組み立てに励んでいたのですが、やっとそれなりになったので、ここまでの備忘録を。
(同じバージョンのキットはすでに買えないみたいなので、作る人もいないと思うけど)
というわけで、今回の記事にコギネタはありません
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このキット、作ったのはイギリスの人が頒布していた「mcHF v0.7」。
製作自体はいたって簡単。コイル巻くのが少し手間なくらい。
部品の向きさえ間違えなければ、簡単な説明書(ただし英文)とアメリカとドイツの人のネット情報のとおり作ればOKです。以降、トラブルシューティングとしての備忘録。
ちなみに、参考にしたのは
・本家本元のM0NKAのサイト
・UHSDR Projectのサイト
・日本語で書かれている楠さんのサイト
他はGoogle先生の力をお借りしました
【ケース】
販売されていた専用ケースは3Dプリンターで作られたプラ部品が多用されてます。ただ、この工作精度がめちゃくちゃ悪くて、金属部分にはまらないし、段差の厚さは一定じゃないしと。みるくパパはルーター使ってあちこち削りました。
金属部品側の工作精度は素晴らしいので、こっちをあてにしてプラ側を補正しましょう。
【ブートローダ】
v0.7ではあらかじめブートローダとファームウェアが書き込まれた状態で届きます。しかし、これにはバグが多いことが判明。直面したのは「音が出ない」「電源が切れない」の2つ。解決には、前者は全リセット(F1+F3+F5ボタンを押したまま電源ON)で解決。後者はブートローダのアップデートが必要でした。
【ファームウェア】
たぶん、オリジナル状態でちゃんと動いてくれていれば問題なかったんだろうけど、ブートローダを書き換えたためか起動しなくなってしまいました。そのため、UHSDRのサイトからセットで落としてきて書き込むことに。書き込みにはST Micro社のサイトから落とせるツールを使います(ツールや使い方の詳しいことはM0NKAのサイトの説明を読んでね)
ファームウェアもブートローダも、書き込みには同じST Micro社が頒布するソフトを使いました。本家の説明書によると「P6をショートして、Band+を押しながら電源ボタンを押し、電源ボタンを押したままでBand+を話して書き込み」なんて、パズルみたいなことが書かれています。
ちなみに、v0.7の場合には基板構成がそれ以前のものとは異なっているので、くだんのP6はありません。代わりに、P206という端子がLogicボードにあって、そこをショートすることで書き込み可能なモードで立ち上がります。
なお、楠さんのサイトにある
・mini USB コネクタ横の R243b をショート
→これはUSBからLogic他への5Vを供給するためのもので、組み上げてしまってRFボードから電源供給できるなら加工の必要なし
・P2a の2ピンを GND に落とす
→Band+を押した状態にしているだけなので、GNDにあえて落とす加工は必要なし
となります。
※Special Thanks to 楠さん。書き込み手順の理解にとても参考になりました。
書き込みはブートローダを書き込んだら、そのまま続けてファーム を書き込めばOK。
設定がリセットされるので、再設定します。
【今残っている課題】
・Calができていない。TXのバイアスも未調整
・F1〜5のボタンが押しづらい。プラ加工が必要なのだが、どうするのが一番いいか?判断がつかない
・スプリアスを測っていない
・つまみが未装着
・側面のボリュームの留めネジを絞めすぎると、プッシュ動作ができなくなる
・イマイチ、受信利得が不安定。ファームの問題?
・日本仕様に送信周波数ができていない
続く
【きょうのできごと】
・コギネタはこのあと投稿予定。お楽しみに。