-集会所-
まさか、鉄も俺と同じ気持ちだったとは・・・///
「・・・青さん・・・」
浮かれている俺とは、正反対の鉄の声が聞こえた。
「大変です・・・。」
「・・・なんだよ・・・?」
「蘇芳と黒さんを置いてきてしまいました!!」
え・・・?あーーーーーー!!!
「ど、どうしましょう!!」
「やべぇ・・・!黒に殺される…!」
「二人とも、何をそんなに焦ってるの?」
聞きなれた声。この声は・・・
「黒!!」
「蘇芳も!」
「いや、置いていったかとおもって・・・!?」
「なによ。」
「いや・・・お前、武器・・・」
「あぁ、これ?大剣よ。ほら、私も蘇芳も、ガンナーじゃない?それじゃ蘇芳を守れないのよ!!」
「黒ちゃん///」
「あーーーそうか。よかったなーーうん。」
「そうなんですか?すみません。うちの蘇芳がご迷惑を・・・」
「別に迷惑じゃないわ。」
「ねーねーてっちゃん、青君!これからさ、ドスジャギィ、狩りにいかない?」
は?
「もう、そんなに強くなったんですか?」
「うん!!黒ちゃんのおかげーー!!」
「どうしますか?青さん」
「いいけど・・・」
「じゃあ、いこーー!!」
-遺跡平原 ベースキャンプ-
「いこいこーー!!」
「えぇ。いきましょうか。」
二人とも、早いな。
「僕らも行きましょうか。」
「そうだな。」
-エリア3-
「・・・?なんか、こいつら様子、おかしくねえか?」
「近くにドスジャギィがいるのでしょう。」
「へー・・・」
-エリア8-
「いました!あの大きいのです!!」
「よし!」
二人はすでに戦っていた。
「・・・様子が変わりましたね。相手は怒っているようです。」
「怒るのか!?」
「一応。!きますよ!」
「おう!」
さすがにきついか・・・
「!青さん!!危ないです!!」
「え!?あ!?」
また、油断していた。とっさに目を閉じる。が・・・
「っ!!」
「?痛くない・・・?・・・!鉄!おい!」
鉄が俺のことをかばったのか・・・
「おい、鉄!?だいじょうぶか!?」
鉄が目を開けた・・・よかった・・・。
安心したのもつかの間。俺の目に映っている鉄は、いつもの雰囲気からは想像できないくらいに・・・切れていた…
「・・・ってぇな・・・。モンスター風情が図にのってんじゃねぇぞ・・・あぁ!?」
「え、おい!鉄!!・・・おい、蘇芳、なんだあれ!!別人じゃねーか!」
「あー・・・てっちゃんはね、怒るとあーなるの。近づいたら多分斬られるねえ」
・・・数十秒後・・・
<クエストクリア!>
・・・。おわった。
「・・・て、鉄?」
「あ、青さん、ぶじだったんですね!よかったです!」
「俺はお前の方が心配なんだが。」
「?」
「おまえ、俺のことかばっただろ?だいじょうぶなのか?」
「はい。大丈夫ですよ?・・・でも・・・ちょっと・・・疲れました…。」
倒れそうな鉄をあわてて受け止める。
「青さん・・・。ごめんなさい・・・。僕、ちょっと寝たいです・・・。いい・・・ですか・・・?」
「いいぞ。・・・おつかれ、鉄。」
そういって、鉄は眠ってしまった。さっきと同一人物とは思えないぐらいに可愛い。
「ところで、どうするの?」
「なにが?」
「どうやって運ぶの?運んだあとは?」
「普通に、お姫様だっこかと。」
「そう。そのあとは?」
「とりあえず、俺の家?」
「ふーん。変なことしないようにね。」
「な!!なんだよそれ!」
「さ、蘇芳、行きましょう」
「うん。青君、てっちゃんよろしくね!」
「あ、あぁ・・・」
-集会所-
「よっ・・・と。」
あともう少しだ…。
-ブルームーンの家-
・・・とりあえず、ベッド…だよな。
「・・・よし、まあ、いいだろ・・・」
・・・暇だな。鉄の観察でもするか。・・・そういえば、すげー綺麗な髪だな・・・少しなでてみる。
「おぉ・・・。ふわふわだな・・・。」
気持ちよくて、しばらくなでていた。すると、
「・・・ん・・・。青さん…?くすぐったいです・・・。」
「起きたか。」
「はい。」
なでるのをやめて、鉄のことを見る。
「・・・あおさん・・・。」
「ん?」
「もう少し・・・なでてほしいです。」
「そうか。わかった。」
髪をなでると、鉄は、嬉しそうにわらって、
「青さんの手、おっきくて、あったかくて・・・大好きです。」
と言ってきた。
「そうか///」
こんな恥ずかしいことをよくもさらっといえるな・・・
「あと、もう一つ、お願いが。」
「?なんだ?」
「一緒に、・・・寝てください。」
は?
つづく。